11.自己証明
僕は僕を証明するために生き続ける
誰も 僕を証明してはくれない
誰も 誰かを証明できはしない
存在の証明 心理の説明 不実の釈明
どれも皆 当人でなければ許されぬこと
だがどれも 明かす理由など端からない
ならきっと 明かす日など訪れはしない
それでも・・・と
頑なに首を振るのは 小さく横に振るのは
誰もが自らを 当然のように証明するようになることを望むから
人は 己の証明にもっと積極的になっていい
誰にも習わずとも 誰かに倣わずとも
誰誰もが 明かすべき真実にたどり着ける
それぞれが内に秘めている可能性が それを示唆している
それなら・・・と
恐る恐る顔を出して 出した顔を引っ込めてまた出して
有丈小丈の勇気を振り絞って 自己証明を今からでも始めてみて・・・
人は 己の証明にもっと全力を出した方がいい
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます