第4話私の気持ち

食堂で

弘和「こんにちは」

「いらっしゃいませ」

「ねぎ盛り塩ラーメンの大」

「はい」

チャーシューが5枚サービスされていた。


翌日

「こんにちは」

「いらっしゃいませ」

「ねぎ盛り塩ラーメンの大」

チャーシューが10枚サービスされていた。


翌日

「こんにちは」

「いらっしゃいませ」

「ねぎ盛り塩ラーメン」

チャーシューが20枚サービスされていた。


「いつもチャーシューをありがとう」

「私の気持ちです」

「いいのかなあ」

「私の気持ちを受け止めて」


「こんど、お茶しましょうか」

「ええ、ぜひ」


3時半に、大原純子が正門警備員室に来た。

「こんにちは、来ちゃいました」


「ここから西へ150メートルの『バードカフェ』に5時15分に来て下さい」

「はい」


大原純子は、背が低く、細いが、顔はとてもかわいかった。特に、声が少し裏返るのが、男が聞くと、鳥肌が立って、ゾクゾクするくらい色っぽかった。

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