とりとめのない思いの随に

第56回 スタイルが悪ければサイズを合わせればいいじゃない

　今日はアウトレットに服を買いに行ってきました。近場(40km以内)に３つもアウトレットがあるので買い物には困らないんですよ。

　いえ、困りますね。

　そう、サイズ感が……。

　個人的に服はサイズ感が合ってないと何を着てもダメだと思っています。似合ってる似合ってない以前の問題です。デザインをどれだけ気に入ろうが、試着してサイズ感が合わなければ諦めます。今日も何回諦めたでしょうか……。

　でも、これだけは言わせて！！　本当に着丈おかしいよ！！　ポロとTシャツは良いんです。XSでちょうどいい感じになるので。でも、シャツはダメだぁ。シャツは好きだから色々買いたいんです。おっ、このシャツ好きだな！　って意気揚々と試着室に入るんです。

　鏡の前で絶望します。

　股隠れちゃってるよ。袖（そで）余りまくりだよ。肩は合っているのに袖（そで）と裾（すそ）が長すぎでしょ。僕は比率的には胴長ですが、胴長ではありませんでした。

　ずっと気になっていた紳士服屋でYシャツも着てみました。もちろん寸法は測ってもらったので完璧です。よし、着てみよう。おっ凄い！　やっぱり首と袖（そで）はぴったりだ！　裾（すそ）は相変わらず長いけどタックインするからいいか……。

　…………あれ？

　そうなんです。

　なぜか腕回りの布が振れるくらい余りまくっています。

　こ、このシャツだけかな？

　……もう一枚来た時点で腕が細すぎるのだと分かりました。

　レディースを試してみようかとムキになりかけましたがそっと押さえます。――やっぱり、合わないものは合わないんだ。

　やっぱり、スタイルの悪さと体格はどうしようもないなー。サイズ感を合わせたくともラインナップがない。自分の遺伝子にお手上げした一日でした。でも、あれをみんな着こなすってやっぱおかしいよ……。

　勘のいい方はもうお分かりですね。

　さて、僕はどこの国にいるでしょうか。