第39回 おしりは後ろから派

 わんこのことを思いのまにまに書いていたら、思ったよりしんみりしちゃったので、今回はド下ネタでいきます。やっぱりギャップが大切ですからね。ギャップにきゅんとしちゃう人心はわかっていますよ。

 

 あ、普通にトイレの話なので、苦手は方はブラウザバックお願いします。



 

 さて、いつも考えるのですが、トイレのあと紙でおしりをふくときの体勢って派閥があると思うんです。(※1)


 1.座ったまま前から

 2.立って後ろから

 3.ふかない

 4.座ったまま右から

 5.座ったまま左から


 別に知りたくないでしょうが、僕は2番です。座ったままって拭きにくいですし、ふかないって気持ち的になんか嫌ですよね。なので、僕はいつも立ちます。ちなみに、僕は右投右捩です。


 鋭い方はもうお分かりかもしれないですが、ここで妙な緊張感が発生するのです。立つ派ならばわかると思います、この気持ち。


 あいつが見てるんです。


 そう、センサーが。


 僕は拭くために立ちます。でも、彼はすぐさま判断するのです。「用は済んだ。ただちにFlushせよ。繰り返す、ただちにFlushせよ」

 

 ザァーという音とともに吸い込まれていく水。いつも思います。「違う違う、そうじゃ、そうじゃない」鈴木さんもこんなことに使われるのは心外でしょうが、僕の心情を表すのにこれ以上の言葉は見つかりません。


 紙のために二度流すのはもったいないと感じるのか、なぜか一度で終えてしまいたいんですよね。すると、次から時間との勝負です。

 

 座った状態で紙を手に取って、準備完了。

 ばっと立ち上がり、すぐさま拭く!

 

 そして瞬時に、二回目の紙を巻き取りにかかる。

 しかし、センサーの指令が伝わり、流れる音が響き始める。

 

 よし、どっちが速いか、見せてやろうじゃないか――。

 

 勝負はいつもどちらに転がるかわかりません。

 

 だからこそ、完全に紙が吸い込まれて行くのを見届けた時、何とも言えない満足感に包まれるのです。やってやった、と……。一仕事終えた達成感。これがIT社会に生きるということなのですね。


 

 とはいえ、今はそんなことをしないでも、ウォシュレットという神器があるではないですか。実家はずっとウォシュレットが無かったので、会社で初めて使ったときは感動しました。こんなものが世の中にあるなんて……。


 いやー、便利な世の中になったなぁ。とほくほくしながら、ウォシュレット後におしりを拭いていると、ザァーと水が流れていきました。

 

 やられた……。


 社会との戦いはまだまだ続いていくみたいです。

 



※1 横から派もあるとコメント頂き、派閥を7/12追記しました。感謝です! あ、右投右捩のくだりも追記しました。本当に知りたくもない知識を増やしてしまい、おもはゆい気持ちです。

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