第34回 異世界転生もののむずかしさ
さて、コンサバな自分が、ついに、というか満を持して、異世界転生ものに取り組んでみました。長い物には巻かれろ精神ですね!
正直、異世界転生ものって、ドリフターズ、幼女戦記、灰と幻想のグリムガル、Re:ゼロ、このすば、くらいしか見たことありません。百万畳ラビリンスとかも異世界転生になるのかな?
でも、僕は全部面白いと思いました。特にドリフターズと百万畳ラビリンスはお気に入りですね。どちらも漫画ですが、好きな方はぜひ好きと言ってください。一方的に僕が親近感を持ちます。親近感を持たれたくなくても、好きだったら言ってください。やっぱり、親近感を持ちますので。
ともかく、今回初めて挑戦してみてその難しさが分かりました。
まず、異世界に行ったことないくせに、なまじ慣れてしまっており、素直な反応が書きにくいということです。多分、魔法とか見たらうるさいくらいに驚きます。バケモノみたいな大きさの虫とかを見たら、全身に鳥肌を立てて逃走します。猫耳が本当に生えていたらアレルギーでくしゃみが止まらなくなるかもしれません。
そんな反応が書きにくい。そっちの世界ではありえないことになるかもしれないし、冗長になりますからね。いい塩梅というのが中々難しい。
また、異世界の描写に非常に苦労します。だって、現実にいないモンスターや魔法を自らの語彙でイメージ通りに言葉にする必要があるんですもん。
真偽のほどは定かではないですが、エガちゃんの言葉として有名な「生まれたときから目が見えない人に、空の青さを伝えるとき何て言えばいいんだ? こんな簡単なことさえ言葉に出来ない俺は芸人失格だよ」というセリフに見て取れるように、人に見せれるはずのない頭の中の情景を伝えるのは、かなり大変です。
更に、転生ものって必ず「前世」がありますよね。転生させるのであれば、出来る限り前世と絡めないと意味が無いよなぁ……。と感じてしまうのです。
ドリフターズは歴史で、百万畳は職業で、異世界との繋がりをがっちり作っています。むしろ、その設定が無ければあの面白さは生まれないでしょう。
うー。
取り組んだは良いものの、どの道も茨だなぁ。
やはり、一筋縄ではいきませんね。
異世界の文豪が転生してきてくれないですかね。
こっちの美味しいものをひたすら食わせる代わりに、表現を教えてもらいたいな。
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