第10回 童貞の矜持




 ※性に関するエッセイです。苦手な方はブラウザバックお願いします。

  あと、決してとち狂ったわけではないです。非常に真剣なんです。







 会社の気のいいおっさんたちと飲みに行くと、

 彼女はいないのか? 結婚しないのか? って話に時々なります。


 同期も結婚する年齢ですし、恋バナ(?)って楽しいですよね。

 僕も色んな人の馴れ初めとか聞くのは好きです。


 でも、同世代の中ではもう持ちネタとして通る「ちゃんと付き合ったことない」という告白からの「まだ童貞なんすよ」の流れは笑って欲しい! むしろ、笑ってくれないとつらい!


「大丈夫?」とか聞かないでください。大丈夫、ぼくは今日も元気です。

「なんでしないの?」って言われても、答えは簡単「そのチャンスが無かったから」です。


 じゃあ、「風俗行けば?」とたまに言われるんですけど、全くもって的外れなんです。確かに、恋愛を発展させられないことは慙愧ざんきえないですが、童貞であることは別に恥じてません。


 とりあえず卒業しておけば良いみたいな考えは無いんですよね。これがジェネレーションギャップなのでしょうか。はたまた、草食男子を生み出す現代の弊害なのでしょうか。


 いいな、と思う人がいればしたい。でも、そうじゃなければどうでもいい。そこに性欲だけしかなければ、今と変わらないと思うんですよね。


 極端に言えば、お仕事中の嬢より、プライベートのAV女優。

 

 それが、童貞である、僕の矜持です。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る