2月 ひねくれ雑記の始まり

第1回 変化を嫌う人間に小説は書けるのか?

 文字を書き始めて1ヶ月とちょっと経ちました。

 ここに来て、「超保守的コンサバティブで紆余曲折の無い人間に小説は書けるのか?」という疑問と再び向き合うことになりました。


 僕は物語を書いた経験も無く、文章を書くことはズブの素人です。その上、誇れるような能力も、面白いと自慢できる個性も殆どありません。


 それもそのはず、僕は今迄、変化を嫌って、挑戦を避けてきました。


 誰かの作品・成果は、僕にとって蜘蛛の糸だったんです。その軌跡から面白そうなものトレースして、少しだけ変化させる。オリジナリティなんてくそくらえ、無難最高。そう考えて生きてきました。


 ゼロから何かを創るようなことは苦手中の苦手で、自由な課題は大嫌いでした。

 (自由研究・自学の時間・自由英作文・読書感想文…etc)

 なぜ、テーマを決めてくれないのか。選択肢があればその中から選べるのに……。と小学生の時から悩み続けました。


 そんな人間が、創作の力をフルに発揮する小説に挑めるのか?


 ――はい、もちろん、僕はその壁を前にビビりまくりました。

 投稿済みの3作品の内、2つは二次創作です。

 オリジナルでなく、原作から湧いたイメージを膨らましてみました。

 僕は生地にベーキングパウダーを入れただけ、というような感じでしょうか。


 それでも、は書けたんです。

 そして、書くことがとても楽しく、反応があったことに感動しました。


 読んでくれる人、応援してくれる人、評価してくれる人。

 全てが新鮮で、嬉しくて、もっと良くしたいと思いました。


 変化を嫌うのは、予想外の結果が怖いから。新しい自分を否定されたくないから。でも、幸運にも、1作目にコメントしてくれた方々がいました。だから、僕は2作目を書けました。


 色んな苦難を乗り越えられてきた方は「何を甘っちょろいことを」と感じると思います。

 でも、人の目ばかり気にする僕には必要だったんです。


「超保守的コンサバティブな人間に小説は書けるのでしょうか?」


 個人的な答えはこれです。

「書いてみれば、何とか書けます。嬉しい反応があれば、続けられます。反応が無ければ、別アカでも作って現実逃避リスタートすれば良いかも」


 なら、特別な能力は別に何も要らなかったんです。


 答えになってませんかね?

 まぁ、良いんです。今の僕はそう思っただけですから。


 一歩踏み出すことを躊躇ってしまう人と共感できれば幸せです。


 ――でも、面白いかどうかは別。おびただしい不評がきたらキツイなぁ……笑

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