第3話

 女性は神官に成れない。

 転生した性別に絶望した少女は女神様から拒絶されたと思い涙を流した。

 女性に転生した理由は、前世の死期に依存をから脱せよ、と告げる女神様の意思だと考えて必死に前を向き、恋人を作ろう行動する様子が、彼氏を欲しがるませた子供だった。


 幼少で神官に成ってから女神様一筋で他の女性と恋仲になる期待や想像をしなかった前世では恋心を抱く知恵が非常に少ない。

 叶わぬ片思いを諦めきれず認められる事で執着した愚かな恋路からは、良くない恋愛は分かっても良い恋愛は分からなかった。


 貴族や王族は女性から人気が高い。中でも強くお金持ちな男性が好まれている。が、前世で得た男性よりの価値観を有する少女は強い男性に憧れは抱いても恋愛や結婚の相手とは思えない。



 女神様は誰の恋にも応えない。だから自分の恋が叶わなくても片思いをし続けられる。と前世では確信していた。けれど女神様へ声すら届かない女性に転生した自分は女神様から完全に拒絶された事を意味する。

 禁じられた恋を自覚しているから、女神様から罰と更生する機会を与えられたと思いたい少女は女神様を引きづり、恋をして女神様の命を果たそうと必死。

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