火日悠(はいゆ)の竹米生(しょうむ)

始まり終わり 時はなく

ただ一輪に咲く花の如し


伝うには 水卯男(しちお)の末の一

答えも瞬きもせず

御覧ずるのみ


命の伝いを側侍て

視座し御身なれば

一天 彼を日輪と呼ぶ


發化人久(はく)とも呼ばれし御名は

候う侍ふ世と供に

全智に当うその知の力

文の館に称さる者なり


火の陽の日々は御覧ずる

ケに米に生と育む世んぞ

只唯この世を御覧ずる

命の上方 此処に在り


其の在り由 門なり

其の在り様 護なり

其の在り行 側なり

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