第46話
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「三月十三日は、どんな具合になっている?」女が黒川拓磨に訊いた。
「順調さ。きっと上手くいく」
「そうかい、それならいいけど。ところで鏡は、どうするつもりだい。そのまま放っておく気なのかい?」
「まさか。オレなりに考えているさ」
「失敗は二度と許されないよ。去年の暮れに平郡中学で死に掛けたのを忘れちゃダメだ」
「そんなの当たり前だろう」黒川拓磨は鼻で笑った。
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