ゲームシステム概略
・クリティカルシリーズ全般について
クリティカルシリーズは超能力と現代社会をテーマとしたジュブナイルSFフィクション。原作はゲームであり、小説、アニメ、舞台とメディアミックスは多岐に渡る。
世界観設定は第一作目のゲームが基本になっており、パラレルワールドとされる時系列のゲームであっても『過去に似たようなことがあった』とされる。
簡単に言うと『意思を持った別の世界の法則がラスボスであり、そのラスボスが世界侵略のために使った超能力の残滓をたまさか拾った主人公たちが色々頑張って世界を救いました。めでたしめでたし』ということが(多少の差異はあるかもしれないが)どの作品でも起こっている。
最新作『クリティカルコード』においてもその点は変わらない。
・クリティカルコードについて
用語としてのクリティカルコードは、第一作目のラスボスが使った超能力の副産物。俗にコードと呼ばれる。
設定上は文字列とされているが、見た目としてはファンタジーゲームにおける魔法陣と似た形をしている。メモリライトという特殊な金属に記録されており、素質のある者が持つとその姿を現す。
クリティカルコードは装備することによって効果を発揮する。装備されたコードは、傍から見ると刺青のように見える。
別の世界の法則の残滓なので、コードに刻まれた条件に反しない限りは自由自在に使えるが、単体ではまともな役に立たない弱いPSIが大多数。
その弱いPSIをいかに成長させるか、あるいは別のコードでいかにサポートするかが、サイキック戦の鍵となる。
・キャラビルドのセオリー
キャラクター自身のステータスは、レベルアップすることで貰えるボーナスポイントを割り振って成長させる。
筋力値、俊敏値、耐久値、精神値の四つのパラメータがあり、どう伸ばすかはプレイヤーの自由。セオリーとしては、筋力値、俊敏値、耐久値の三つを伸ばす格闘家タイプ、精神値一本化でPSIを繰り返し使うことを戦術の中心とする魔術師タイプに二分される。
特攻特防、あるいは魔法攻撃力と魔法防御力に類する概念が無いため、PSIはPSIでしか防げない。
故に格闘家タイプは相手のPSIを自分のPSIで最低限打ち消してから直接的に相手を身体能力で叩き潰すことが常道となり、魔術師タイプは精神値を伸ばしたことで得られる豊富なスピリットポイントに裏打ちされたPSIの連発が主な攻撃手段となる。
・生態コードについて
第一作目のラスボスは『現実世界に侵略してきた別の世界の意思持つ法則』だった。最終的にそのラスボスは第一作目の主人公たちによって倒されたが、その際、ラスボスの身体の破片は世界にバラバラになって散らばった。
元から法則などという生死の概念が存在しないものだったそれらは、主人公たち人間に倒されたことによって変化(あるいは人間という存在を学習したとも)。
結果、人型の超能力が世界に現れるようになる。これが人類という生態を学習したクリティカルコード、通称生態コードである。
通常、クリティカルコードは単体では役に立たないほど弱いが、生態コードはバラバラになったラスボスが元となっているので、個々が凄まじいPSIを持つ。
生態コードが人間に対してどのような感情を持っているかは千差万別。ときに敵に回すと、その強力なPSIも相まって人類側にとって凄まじい負担となる。
言い方を変えればラスボスの亡霊であり、見方を変えれば元から生死もなにもない概念体なので、殺したとしても長い時間をかけていつか復活する。ただし、死ぬ度に思い出は全損してしまう。
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