機内

 シャガン・スクルブ九〇四便はモンゴル平原上空を西へと進んでいた。周囲には雲なく、昼下がりの光線を受けた地上に、影の濃い稜線が浮かびあがっている。峰と谷間に雪を残し、斜面にかすれた茶色が見える。


 会社員田島は窓から顔を離して、重たげに座席にもたれかかった(ハアア、外ノ景色ニモ飽キタナ。飛ビ立ツ前後ハ多少心モ浮キ立ッタケド、三十分モスルト、狭イ空間ニ圧迫サレテ退屈シテシマウ。眠リタクテモ、コンナ座席ジャ頭ノ位置ガ落チ着カナイ)。


 だるそうに首をすこし傾げたまま、正面の座席背部に据えられた画面に手を伸ばす(映画モ暴力モノシカナイ。ソレモ所々皮膚ノ色ノ違ウ、継ギ接ギサレタ人間シカ登場スルバカリデナク、見テイテ胸糞悪クナル、集団暴行バカリ画面ヲ占メル)。


 一つ息を吐いて画面に指を触れ直す(音楽モヒドイ。あぶすとらくとナンテイウ、聞イタ事モナイじゃんるシカナイ。飛行機酔イシソウナ暗イ音ト一緒ニ、酒ニ酔ッタヨウナ男同士ガ、罵声ヲ挙ゲテ本気デ罵リ合イ、ドノ曲ニモ延々ト喚カレテイル。イッタイ何ナンダ? 人ノ話ス言葉ニシテハ汚過ギル)。 


 画面に伸ばしていた腕だけを動かし、螺旋状の筋を胴回りに記されている、蛍光紫色のビール缶を手に取る(飲ミ物モオカシナノバカリダ。真ッ赤ナパッケージノ缶ダカラ、テッキリこぉぉらカト思エバ、酸ッパイますたぁぁどノ味ガスル。缶一面ヲ覆ウ不揃ナ粒々ハ、炭酸ヲイメージシテイルト思イキヤ、芥子種ジャナイカ。本当ニ鳥肌ノスル飲ミ物ダッタ。コレモ、ぐれぇぇぷじゅぅぅすカト思エバ、魚醤臭イびぃぃるダシ・・・・・・)。


 隣に座るパチンコ店員の野島が映画鑑賞を終え、口元を弛ませたままイヤホンを外す(ククク、集団暴行シーンガ少ナカッタケド、マア、質ノ高イ暴力シーンモアッタシ、中々楽シメタネ。くらいまっくすノ百対一ノ集団暴行シーン、アレナンカ、ミンナ馬鹿ミタイニ一生懸命デ、スゲェェオカシカッタネ、ククク)。


 一瞬通路側に目を外してから、視線を正面に戻し、田島は視界の脇に野島の顔を捉える(コノ人モ、出発シテカラズット映画ヲ見テルヨナ・・・・・・、スデニ五時間ハ経ッタノニ、ヨクコンナ長ク映画ヲ見テ居ラレルヨナ、ヨホドノ映画好キナノカモシレナイ。イヤ、並ノ映画好キジャ、コンナ酷イ内容ノ映画ハ見テラレナイ。映画好キ云々デハナク、常識ヲ備エタ人間ナラ、トテモマトモニ見テイラレナイ。ナンダ、口元ガニヤケテイルゾ、面白ク感ジテイルンダナ)。


 野島は縞模様の添乗員に向かって手を挙げて、金平糖の表面が貼り付いた、不気味な赤い缶を上に掲げる(イカレタ映画ニ、イカレタ飲ミ物、ソレニ陰気な添乗員、しゃがん・すくるぶノ機内ハれべるノ高イ娯楽施設ダネ)。


 田島は後頭部の野島を見つめる(コイツ、マタ飲ムノカ? コレデ七杯目ダゾ?)


 水玉模様の添乗員から飲み物を差し出され、野島は両手で受けとる(ばいおれんす映画にえなじぃぃどりんく、コレニ勝ル組ミ合ワセ無シ)。


「あの、映画は好きなんですか?」野島が飲み物を受け取るのを待って、田島は愛想く声をかける(コンナオカシナ男ト話シタクナイガ、マア仕方ガナイ、少シハ話相手グライ務マルダロ)。


「えええ、あっ、はい、もうすごい好きなんですよ」野島は背を丸め、脳天に手を乗せ、出来上がった笑みを浮かべて答える(ナンダコノ溜メ息男、アマリニモ暇デ、ツイニ話シカケテキヤガッタネ。能無シメ、一人遊ビガ出来ナインダネ。モットマシナ質問シロヨ、コレダケ映画ヲ見テイルンダカラ、尋ネナクタッテワカルダロ。好キジャナキャコンナニ見ルカ、阿呆! 暇デ死ニソウナ癖ニ、何気取ッテイルンダネ? 平静ヲ装ウナ)。


「こういうジャンルの映画を、今までほとんど見たことないんですけど、どこが見どころなんですか?」田島も出来上がった微笑みを浮かべて、画面に指を指す(ナンテ卑屈ナ笑イ顔ダロウ、教養ガマッタク見エナイ。下劣ナ男ダ、コンナ嬉シソウニ答エル時点デ、ソモソモ間違ッテイル、醜イ男ダ、話シカケルンジャナカッタナ)。


「見どころですか? 見どころはたくさんありますよ、えええ、細かい点を挙げればきりがないので、そうですね、まず男の力強さですかね。えええ、ちょっと残酷なシーンが多いんですけど、鍛え上げられた男の体が、どの俳優もたくましいんですよ。えええ、役に向けてしっかり体を仕上げているんです、まずその俳優の肉体美が見所ですね。次に特殊メイクやCG、スタントマンも一切使われてないので、えええ、生の役者の全力の演技がたまりませんね。そのせいか、スクルブ映画の制作現場は苛烈を極めるらしく、事故が多発するのが当たり前みたいですよ。戦場に行くよりも、えええ、映画の撮影の方が死ぬ確率が高いと言われ、映画関係者はみんな短命ですね。プロサッカー選手の現役期間よりもずっと短いみたいですよ」


 しきりに頬をさすりながら、野島が落ち着きなく説明する(馬鹿馬鹿シイ、馬鹿馬鹿シイ、見レバワカルジャナイカ、ナンデワザワザ説明ナンカ要ルンダネ? 極限マデ磨キ上ゲラレタ圧倒的ナ暴力ニ、情ノ欠片モ漂ワセナイ残酷ナ殺人コソ、スクルブ映画ノ醍醐味ニ決マッテルネ)。 


「へえ、そうですか、さっきすこし見ただけですが、それでもすごい内容でしたよ、本当に大変そうですね」田島は腕を組んだまま、小さく数回頷いてから話す(鍛エタ男ノ体ニ、小細工シナイ生身ノ演技ダッテ? 野蛮ナ観点ダナ)。 


「えええ、それはもう、本当に凄い事でして、スクルブ映画の中で人が死ねば、実際に一人の人間も死んでいる事になるんですね。えええ、どっかの国の映画みたいに、ばたばたと人が死なないかわりに、たった一つの死が非常に重いんですよね、えええ、本物です、スクリーンが描く世界は虚構ですが、それを組み立てる映像は全て事実です。たった一つの蹴りだってがつんときますね」 


 野島は視線を泳がせ、田島の眼をちらちらと見る(少シ見タダケデ、何ワカッタ気ニナッテイルンダネ、ワカルワケナイダロ。ラストマデ見ナイデ、スクルブ映画ノ何ガワカル、コノタワケ者メ、白々シク頷クナ)。


「ああそうなんですか、それはとんでもない事ですね。 ・・・・・・すると、戦争を題にした映画なんかは、多くの人の命が奪われているんですかね?」田島はわずかにのけ反ってから、顎に手を据えて話す(ソンナハズナイダロ。映画ヲ作ル度ニ人ヲ殺シテイタラ、色々ナ問題ガ起キルダロ。人ガ足リナクナル事ハナイダロウガ、死ンダ人間ノ家族ガ黙ッテイナイ。コイツ、俺ガ知ラナイカラト思ッテ、適当ナ事ヲ吹キ込ンデ、カラカッテイルンダナ。フザケタ奴ダ)。


「えええ、戦争映画はあまり撮られていないんですが、数作品ありますね。その、人が大勢死ぬというのが、あまり撮られない理由でしてね、えええ、映画自体が大量に作られないスクルブにおいて、戦争映画が希少になるのは仕方がないことですね。えええ、二十五年前に作られた『ヴァ!』、邦題で言うと『斬ってしまえ!』ですね、スクルブの古い内戦を描いたこの映画は、約五万人が死んだそうです。特に合戦のシーンが圧巻でして、本当の殺し合いを行って撮影されたのです。えええ、多くの人が一般の国民でして、映画が作られることが決まると、国民は競って参加しあったのですね、えええ、偉大な歴史である内戦を、映画という芸術を通して永遠の物とするべく、まさに国が一丸となって映画製作に協力したのです。えええ、撮り直しとなると大変ですね。そのかいあって、まがい物が存在しない、狂気渦巻く唯一の作品として存在することになったのですね。えええ、見た人間の価値観を簡単に揺り動かしますね。えええ、出来上がった後は、スクルブの経済がやっぱり傾いたみたいですね」


 口元を何度かにやけさせながら、野島は慌しい鳥のように説明する(コイツ、スクルブノ戦争映画ニ目ヲツケルナンテ、中々ヤルネ、デモ、人ノ命ガ奪ワレタハ言葉ガ悪イネ。ムシロ、捧ゲラレタト言ウベキダネ)。


「はああ、なんかすごい話ですね、それが本当なら、わたしもちょっと見てみたいですね。この画面の中に入ってますか?」顔を画面に向けて田島が示す(チョット話ニ乗ッテミレバ、トンダ大嘘ヲ平気デツイテキヤガッテ、マッタク図太イ奴ダナ。すくるぶノ映画自体ホトンド知ラナイガ、映画デ五万人モ死ンダトナルト、歴史的ナ出来事ダゾ。二十五年前トナルト、俺ガ小学生ノ時カ、イヤ、ソンナ話聞イタコトモナイゾ)。


「えええ、入ってませんね、『ヴァ!』はスクルブ映画の中で、特別に保護指定された映画の一つでして、DVDでもインターネットでも決して見ることはできませんね、えええ、スクルブの首都ガギャンにある、国立映画館でしか見ることができません。えええ、作品自体が国立映画館の設備に合わせて作られたので、スクリーンが小さく音響設備の拙い他の映画館では、『ヴァ!』の魅力が存分に発揮されないんですよね、えええ、テレビやパソコンなんてもってのほかですね。スクルブという国が許していないんですよね、えええ、ですから、実際に見るのなら、上映期間中にスクルブへ足を運んで、チケットを予約して見るしか方法はないですね。えええ、僕の今回のスクルブ旅行は、『ヴァ!』を見ることにあるんですよ、えええ、他にも理由はありますがね」


 右手の甲を下顎に擦りつけながら、野島は頭を揺らしながら説明する(ソレガ本当ナラダト? 多少誇張シタ所モアルガネ、本当ニ決マッテイルネ。死者ハ実際ハ三万人デ、国民ノホトンドガ進ンデ参加シタヨリモ、ムシロ参加ヲ拒ンダ国民ヲ多ク徴兵シタグライカネ、アトハ本当ノ事ダカラネ。コノヤロウ、何ガ画面ニ入ッテイマセンカダネ? 嘗メルノモイイ加減ニスルンダネ、僕ガドレダケ苦労シテ、すくるぶ旅行ノ準備ヲ整エタカ、オマエハ知ラナイダロウ?)。 


「ああ、そうなんですか、現地に足を運ばないと見られないんですね。それはすごい保護の仕方です、動画が氾濫する日本では考えられないですよ。ああ、そうですか、あなたは観光目的でスクルブに行くんですね?」右手で太腿を軽く叩き、田島が笑いながら話す(ソウカ国立映画館カ、日本ヲ出発スル前ニ、同僚ガソンナ様ナ事ヲ口ニシテイタナ、テッキリぽるの映画ヲ上映シテイルノカト思ッタガ、話ガ全然違ウジャナイカ、アイツメ。マア、コイツノ話ガ法螺カモ知レナイカラ、マダワカラナイナ。シカシ、見タ目ト通リ中身モ胡散臭イガ、中々信憑性ノアル話ダゾ)。


「えええ、観光ですね、七泊八日の短い観光ですね、バイトの休みの合間を使っての観光ですね、えええ、二年前からスクルブに行くのが楽しみだったんですよ、スクルブ映画は現地の映画館とシャガン・スクルブの機内でしか見れないですからね、えええ、日本国内じゃどんなに金を出しても見れないですからね、えええ、今は最高ですね、えええ、好きなだけスクルブ映画が見れるんですから、えええ、それも機内で見れる映画もやはり機内で見る事を目的に作られているので、地上の映画館では見ることが出来ないんですよね、えええ、今の時期は、長いスクルブ映画の歴史の中でも図抜けて評価の高い三作品、『ヴァ!』と『ジュガ』、『ヒュヒ』が、ええ邦題で言いますと、『斬ってしまえ!』と『肉の侵攻』、『賄賂』が同時に上映される、十年に一度の時期でしてね、スクルブ映画ファンが沸騰して騒ぎ立つ特別な期間でして、えええ、あなたも観光ですかね?」


 うっすら生え残った顎ひげを擦りながら、野島が声を大きくして話す(観光ノワケナイネ、すくるぶ映画ヲマッタク知ラナイ無知ガ、すくるぶヘ観光シニ行クワケナイネ)。


「へえそうですか、それは良かったですね。わたしなんか仕事ですよ、一週間前に突然会社から命令が下されて、準備の整わない間に飛行機ですよ。なんでも湿地帯から莫大な量の稀少金属が見つかったらしく、採取する為の設備の、建設権利を巡って駆りだされたんですよ」


 田島は含み笑いをして、一呼吸置いてから話す(映画ノ何ガスゴイノカヨクワカラナイガ、随分気楽ナ奴ダ。見タイ映画ヲ観ルダケダモンナ、ソレナラ、楽シイ気分デ飛行機ニモ乗レルハズダ。俺ナンカ、見モ聞キモシタコトノナイ、ワケノワカラナイ遠方ノ国ニ飛バサレルンダモンナ。要スルニ左遷ダヨ、イクラ他ノ人間ニ任セラレナイ重要ナ仕事トハイエ、ヤッパリ都合ノ良イ左遷ダヨナ)。


「えええ? 転勤ですか? ということはスクルブに住みながら働くんですかね? えええ? 費用は会社持ちですかね?」野島は眼と鼻の穴を広げて尋ねる(コイツ、涼シイ顔シテ、随分ト嘗メタ自慢ヲスルネ。すくるぶニ転勤ダト? 物価ノ高イすくるぶヘ訪レル為ニ、玉ッコロ屋ノ嫌ナあるばいとヲ、必死デ耐エテキタノニ・・・・・・ 今ノ期間ハ、映画目的ニ訪レル観光客ガ多クテ、タダデサエ高イ航空券ヤ宿代ガ、何倍モ値上ガリシテイルノニネ、コイツトキタラ、何ノ準備モセズニ、会社ノ金デ突然すくるぶニヤラレタナドト、フザケタ事ヲ言ウネ、ナント羨マシイ。何年モカケテ準備シテキタ僕ヲ、嘲笑ッテイルンダネ、ソウダネ)。


「もちろんですよ、どのぐらいの期間になるか、はっきり決まっていませんが、最低でも五年間は住むことになるでしょうね。会社が費用を持ってくれなければ、とてもじゃないが行きませんよ」田島は苦笑いして答える(コイツ、ナンテ気味悪イ顔ヲスルンダ、アア、羨マシイト思ッタンダナ? ソレニシテモ五年カ、五年ハ長イヨナ、五年経ッタラ俺モ四十ヲ越エテイルヨ。会社デノ地位モ固マッテ、貯金モ随分ト貯マッタカラ、来年ニハ結婚シヨウト思ッタ矢先ダヨ。デモ、今ノ歳デ会社ヲ辞メラレナイシ、仕方ガナイヨナ。すくるぶ人ガドンナ姿形ダカ知ラナイガ、外国人ト結婚ハ嫌ダナ、セイゼイ生活ノ慰メ程度ノ関係マデダロウ、老後マデ続クヨウナ関係ハ持チタクナイ。マサカ、映画ニ出テイタ継ギ接ギ人間達ガ、すくるぶ人ジャナイヨナ)。


「えええ、羨ましいですね、最低五年間はスクルブ映画を満喫できる権利をもらえるんですね、えええ、夢に見るほど羨ましいですね、えええ、どんな会社に勤めているんですか? 僕もその会社に入って、スクルブで働く事できないですかね? えええ、アルバイトでも良いので、時給も安くて構わないので、なんとか働く事できないですかね?」


 田島の手をしっかり握って野島が懇願する(コノヤロウ、会社ガ金出サナキャ、トテモ行ク気ガシナイダト? ワザトダネ、コイツ、ワザト言ッタンダネ、僕ガ短イ旅行者ダト知ッテ、宝クジノ券ヲチラツカセタネ、アア、ムカツク、ナンテ意地汚イ奴ダネ、コンナ奴、すくるぶニ行ク価値ナイネ、殺シテ変ワッテアゲタイネ。すくるぶ映画モ知ラズニ行クナンテ、アアムカツクネ)。


「わたしは大手の商社に勤務しているんですよ、そうですね、あなたのような人なら、スクルブでの勤務に適していますよね。アルバイトか、どうでしょうね、あればいいんですけど、ちょっとわかりませんね」田島は愉快そうに笑いながら話す(コイツ馬鹿ダナ、内ノ会社ガ、コンナ小汚イ学歴モ能力モ無サソウナ奴、雇ウハズガナイダロ? あるばいとダッテ無理ダ、コンナ奴働カセテイタラ、企業いめぇぇじガ少シデモ傷ツイテシマウ。ハハハ、身ノ程ヲワキマエロヨナ、シカシ、俺ノ代ワリニ、コイツガすくるぶデ働ケバナ、俺ハ快適ナ日本デ暮ラセルノニ)。


「えええ、そうですよね、わからないですよね、ちょっと急な事を言ってしまいましたね、すいません、えええ、そっか」野島はひどく頭を垂れて小さく声で話す(ナニガ、アナタノヨウナ人ナラダネ、ソウ思ッタナラ、トットト日本ニ帰ッテ、玉ッコロ屋ノあるばいとヲ引キ継ゲ。代ワリニ僕ガ権利ヲ手ニ入レテ、映画ヲタクサン見テヤルカラ、安心シテまいくぱふぉぉまんすスルンダネ。ソレトモ、エエエ、大学ニ入リ直シテ、新卒デ入社デモスルカ?)


「随分とスクルブについてお知りのようですが、あの、スクルブっていったいどんな国なんですかね?」変に真面目な顔して田島が問いかける(ハハハ、コイツ、落チ込ンダナ。マッタク変ナ奴ダ、すくるぶニ住ミタイト思ウナンテ。 ・・・・・・デモ、すくるぶッテドンナ国ナンダ?)


「えええ、スクルブという国は、映画芸術の最高の要素として、暴力を徹底・・・・・・」


 野島は眼光するどく田島を睨む(エエエ、ホントニ殺シテ・・・・・・)。

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