第87話 Fightがゴイスー
(いきなりか…なんとも…いやはや、親子の再会にしては派手なことよ…)
先手必勝の上位互換、『不意打ち』である。
「えっ?」
ヒトミの目が点になっている。
「何してるのよ…早く殺っちゃいなさいな」
リーフがヒトミの背中を蹴る。
「えっ? えぇー?」
ヒトミが躊躇している間にミゥは
「んにゃ?」
ミゥの蹴りを
「躾の悪い
「3対1じゃ卑怯でアル…ござろう」
クロウが『
「親子喧嘩に興味は湧かねぇ…俺もコッチにするぜ」
ベンケーが『
「ほほう…では、私の相手は…」
炎に包まれた
「仮にも、お前の創造主だ、
「気にいらないのよ…その顔が!!」
リーフがズイッと前へ出る。
(なんだろう…同じ
「はっ!?」
(まさかして…私は、
今さらながら、置かれた立場に気付くヒトミ。
チラッと
「ん? どした?」
そんな顔で目が合った。
(
(なんかズルい…)
『ワシ…アレ倒したら『龍殺し』の称号とか付いちゃうんじゃろうか?』
妖刀『
「ふっ…刀が脈打つようでござアルよ…」
すでに始まった戦いに割って入る
「同じような顔で気色悪いこと止めてくれない?」
リーフが
「再生が追っ付かないくらいに切り刻んでやる!!
右足をヒュッと蹴りあげるリーフ。
風が
「細切れにされろ!!」
シルフのカミソリのように薄い羽が
「再生する…と言ってるだろう」
血だらけの
「再生させない!! オン・バザラ・タマクカン・ヤシャ・ハーン!!」
ヒトミが『
「グッ…」
「さ~ら~に、『
リーフの顔もニタリと歪む。
右手からサラマンダーが次々と飛び出し、
「ギャァァァ…」
低い声で苦悶の声をあげる
「グフッ…ギャァハハハッハ」
リーフの狂ったような笑い声が響き渡る。
(案外…苦戦しているじゃぁないか…
ロビーの隅で壁にもたれ掛り戦いを観察している
(そろそろ…行くか…)
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