驚きの三章中断 妖刀『薄緑』編
第68話 Namingがゴイスー
「
ヒトミが慌ててダガーを取りに走る。
ミゥが尻尾を
「任せろ!! デリロション」
ベンケーがミゥの尻尾にヌチャッと
「ソッチはいいの!! こっちよバカ坊主!!」
リーフの怒号が響く
「なに!! オマエもローションを求めているのか? クセになったか?」
「持たぬで…ござるー」
サブナックの剣技は重かった…人が1人で受け止められる力ではない。
クロウは受け流すことで精一杯、周りはワタワタしていて戦闘態勢に入っていない…
(しんぱーいないからね~♪挫けそうでも…最後にナニが勝つってんだー!!)
頭に流れる昔の流行歌、パニックなのである。
キャンプファイヤーから魔人召喚である…落ち着く方がオカシイのだ。
ワタワタとした戦闘は20分を超えていた。
いつもの感じに戻るまで10分を要したのが苦戦の原因である。
『
最近、
『ワシ、あの頃に帰りたい…飾られているだけで良かったもの…』
思い出す…叩かれて
所有者が変わる度に名も変わった。
罪人を斬りおとした際、膝まで斬れたことから『
最後の主となった男は『
妖狐の妖力を辿る様に海を渡り、今…目と鼻の先まで近づいているのが解る。
『我が欲するのは、
『悪魔の血なんぞ欲しておらぬー!!』
クロウの剣技が冴えわたる
『呪いの刀に悪魔の血をぶっかけるって…鬼の所業なり!!』
にも関わらず…
『ガン無視!!』
テンションが影響するなら切れ味も鈍ろうというもの…御生憎様…
『ワシ…
ソロモン72柱 43に序列される魔人サブナック 50の軍団を率いる侯爵。
トドメはヒトミのダガー
「オン・バザラ・タマクカン・ヤシャ・ハーン!!」
左右交互に繰り出される高速の短剣技が
「見事…褒美をとらせよう…」
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