第51話 Descriptionがゴイスー
「
ベンケーの声には怒気が込められている。
「そうだ…我を崇めるということは、我が崇める『死怒』を崇めていると同じ…その『死怒』をコチラに呼ぶ込むには、コチラ側に住まう命が大量に必要なのでな…」
ハデスはベンケーを見据えるような視線でベンケーの怒気を正面から受け止める。
「この神殿は、その『死怒』とやらの住まいってわけか?」
「いや…ただの入口だよ」
「そうよね…入れば簡単に出られない、蟻地獄みたいなね…下衆なクソ虫の巣」
言い放つリーフの目は恐ろしく冷たい。
クロウとヒトミがスッと構える。
「無理せぬ方がよいぞ…
「やはり…
リーフが倒れてもがいている
「泥に死肉を混ぜて、魂を封じ込め操る…
グズグズと
「生憎と、この杖も暗黒属性でね…
「なるほど…精気を吸う
「
「言うほど簡単ではないのだがね、攻撃を受ければ、対象者から精気を吸い取る
「ミゥの攻撃をあれだけ受けてダメージを感じない、そんな生き物いないわ…
長台詞には長台詞で対抗する、負けず嫌いのリーフ。
(知らずに殴りまくっていた俺の立場って…)
ベンケーは、自分の学の無さを嘆いた。
と同時に
(ひたすら疑問も感じないまま、斬りまくっていた拙者(アタシ)って一体…)
剣技枠の
(とにかく…疲れたにゃ…)
ミゥは
「大神官ハデス!! その首、この
(俺に任せるって話は?)
「さぁ、思う存分やっておしまいなさい!!」
ビシッとハデスを指さすリーフ。
「えっ?」
体力を削られ…今しがた、首は貰ったとかナントカ…言っていた
(寝ちゃダメなのかにゃ…)
致し方なく、立ち上がり…構える、迷える戦士たち。
最終戦の幕は上がった。
負けるな、リーフの下僕達!!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます