第13話 戮力

 

 空気が凍った気がした。


 いや、気がしたではなく、凍ってしまった。


 私の言葉のせいで。


 どう考えても空気をぶち壊す発言をしてしまった。自覚はある。と言うよりも、正直言えば彼らが理解出来なくて、分かり合えないと思ったから言葉を吐いてしまった。


 この人達は自分達の状況から目を逸らしているだけだ。私達にのだから。


 大体どういうことだよ話し合いって。無茶苦茶ではないですか。そんなこと許される筈がない。


 海童さんが、私を見下ろした。


「無理って……どうしてそう思うの?」


 否定はせずに耳を傾ける姿勢。


 とても好感が持てますね。多分根本的に考え方が違うんですけれど。


「氷雨」


 私だけに聞こえる声でりず君が呼んでくれる。それだけで、息が少し楽になったよ。


 りず君の鼻を撫でた私は、髪を引いて微笑んだ。


「……私達は、駒だから、です」


 大丈夫。自分の意見を言わないと、この世界は生きていけない。


 首に巻かれたひぃちゃんの尾が微かに締まった。それだけで私は海堂さんを見つめ返すことが出来る。


「私達に許されたのは、生贄を集めて、祭壇を作り、祀ることだけです。それ以外の行動は許されない」


「分からないよ、そんなこと。俺達は駒じゃなくて人なんだから。自分が思う通りに行動出来る」


 違う、違う、それは違う。ここでの私達は人ではない。駄目だ頭が痛い。


 両手の指を組んで、離して、息をする。


 大丈夫、落ち着こう。努めて笑え、凩氷雨。


 優しい硝子の針鼠君が頬に擦り寄ってくれる。


 らず君、ありがとう。


「私達は、アルフヘイムでは人ではない――戦士です」


「そんな肩書き望んでもらったものじゃない。俺達は人間だ。自分が思うように行動していい」


 あぁ駄目だ。崩れそう。


 足元が覚束なくなりそうで、頬は頑張って上げておく。


 私達は確かに人間だ。けど、人権とかそう言うのが適応されるのはタガトフルムでだけだ。


 そしてここはアルフヘイム。


 アルフヘイムでの私達は、戦士だろ。


 どう言えば良いんだろう。どうすれば伝わるんだろう。


 あぁ、私は伝えてどうしたいんだろうか。考えを吐露する必要があるんだろうか。分からない。


 分からないけれど、多分この人達は自分の尺度でアルフヘイムや兵士の方々を測ってる。それは駄目だ。自分の物差しで他者を見ても解決しない。


 それは私も同じくせに。


 いいや、それでも彼らの台詞は現実逃避にしかなっていない。


 もしかしたらボイコット出来るかも。死ななくて――殺さなくて済むかも。


 変な希望を持つな。そんなことをあの兵士達が許す筈もない。


 言っていたではないか。私の命は、彼が握っていると。


「ッ、ここに私達がいるのは、アルフヘイムの変革を進める為、です。感情はいらない。勝利だけ見ればいい。私達がボイコットした所で、兵士さん達は私達を、殺せばいいだけです。それでまた、新しい戦士を選べばいい。タガトフルムでは人であろうと、アルフヘイムでの私達は、駒なんです。協調なんて望まない方がいい。自分の首を締めるだけです。自分の命を、ッ大事にしてください」


 伝える。伝えた。伝わるかな。どうか欠片でもいいから、彼らの耳に届いたかな。


 私は海堂さんの目を見て――愕然とした。


 そこには先程と変わらない、憐れむような、それでも使命感を宿した目が合った。


 私の中で、感情が、感覚が傾いていく。


 海堂さんは優しい声で言葉を紡ぎ、温かな笑顔を与えてくれた。


「大丈夫だよ、氷雨ちゃん、怖がらないで。俺達は仲間だ。みんな生きて競走を終わらせられる。兵士達だって心が無いわけじゃないんだから、俺達の言葉は届くよ」


 気持ち悪い。


 果てしない嫌悪感が胸の内に生まれてくる。それを磨り潰して飲み込んで、息を静かに吐いておこう。


 ひぃちゃんとりず君が一瞬呻くように頭を振るのが視界に入った。だから、私はもうここにいたくない。離れたい。


 仲間でなくていいよ。貴方達の仲間に私はなれない。


 綿済さんや紫門さんも口を開き始めた。


「凩さん、さっきから何を心配してるの? 大丈夫だよ!! あの麟之介君がリーダーをしてくれるんだし、分かり合えない人なんていないんだから! ね?」


「正直言って、駒だって見方もしない方がいいと思いますよ。凩さん、まだアルフヘイムに戸惑ってるんですよね、少し落ち着きましょう」


「ね! 元気出そうよ! ぇっと……あ、祭壇も作らない方がいいって思うから、これは壊そう? ね?」


 和真君が私が作った祭壇に触れる。彼は場を取り持つように笑って、私は目眩がしそうだった。頬が引き攣って、気落ち悪いを見せない為に笑ってしまう。


 この人達は何を聞いていたんだろう。何故、兵士に思いが通じると考えているのだろう。


 私達は選ばれて使われる側だと言うのに。


 兵士さんの感性と私達の感性が等号関係にあるなんて、誰が言ったよ。


 貴方達は――自分が動かすチェスの駒の言葉を真に受けるのか?


「壊さないで」


 祭壇が出来る時間は五分もかかりはしないが、それでも壊すのは不利益だ。折角の備えを放棄しようとしている彼らが理解出来ない。何でそう考えられるのだろう。


 私がおかしいのか。おかしいのは、私なのか?


 私の頭にアミーさんの台詞が回った。それをなぞるように口が動く。


 橙色に染まる部屋で、青い兎さんが笑った。


「命は尊い。だから、命の上に改革は起きるんです。血の流れない変革なんて、停滞と一緒なんです。生まれた時から、抗うべきでないと宿命を守るルアス軍の思考より、私は、幸せを自分の手で掴みに行くというディアス軍の思考の方が、まだ理解出来る。思想が違えば、争いは……起こるんです」


「氷雨ちゃん」


 海童さんが近づいてくる。哀れむような顔をして。


 私は一歩後ずさり、背中に移動したひぃちゃんが翼を広げてくれた。


 海童さんの目の色が変わる。文字通り。深い紫色になった目から、私は視線を逸らした。


 ――体感系の人はそれぞれ能力を一つ与えられる。三秒以上触れた場所を軟化させたり、掌で起こした静電気を操れたり、種類は沢山あるらしい。


 アミーさんがちゃんと説明してくれた。あの人は聞けば出来ないことは出来ないと、全部きちんと教えてくれた。その言葉はどこかあやふやで私の感性なんかまるで無視ではあったけれど。


 それでも彼は、嘘だけはつかなかった。ついていないと思わせてくれた。


 ひぃちゃんが羽ばたいて私の体が浮く。それでも左腕を掴まれて、海童さんの目が近づいた。


 駄目だ、何を考えてるか読み取れない。


「大丈夫だよ。ごめんね、責めるような言い方をして。仲直りしよう。俺達と一緒にいれば、何も不安なんてないから。だから行かないで」


 笑わないで、気持ち悪い。


 触られた頬から全身へ鳥肌が広がる。私の顔から笑顔が失せて、掠れた声を上げていた。


「りず君ッ」


「おうよ!!」


 槍になってくれたりず君を回して牽制する。お陰で海童さんから距離を取ることが出来た。目を見開いた綿済さん達も反応が遅れている。


 駄目だ、逃げよう。この人達は、私とは違う考えの人だ。


 そうではないかもしれない。彼らが正しいかもしれない。間違っているのは私で、私が折れれば場は和むのでは。


 今会った彼らより、私はアミーさんを信じよう。ここに正解不正解はない。正しい正しくないではない。自分が違うと、危ないと思うことをしてはいけない。


 矛盾だらけの臆病者が。


 うるさい、うるさい、もう黙れ。


 思い出す。


 ――もしアルフヘイムに毎日行ったとして、ディアス軍であるにも関わらず、ルアス軍に協力して祭壇を壊し回った場合とか、駒であることを放棄しようとしたら、どうなるんでしょう?


 ――えー、そんなことしちゃったらさぁ、こうだよねぇ〜


 青い兎の頭が傾いて、彼は自分の首を指で切る動作をした。


 あれは嘘ではない。あれは紛うことなき真実であり、事実だ。


 兵士さんに私達の事情や心情は伝わらないって重々承知した。


 それでもアミーさんが悪であるという訳では無い。彼には彼の信念があるだけだ。それを遂行するのが駒である私だ。


 彼は純粋な子どものようで、その実、聡い人だと思う。だから私が生贄を集めなければいけないと悩んでいたと気づいていてくれた。


 ――まぁね、まだまだ始まったばかりだし、気に病まないでいいよ!! 心の健康第一で行こうぜ氷雨ちゃん!! 結果勝てば良いんだから!!


 タガトフルムで、頭を撫でてくれた彼を思い出す。


 あぁ、駄目だ、苦しくなるではないか。自分の世界の住人を生贄にしてくれと、他の世界の子どもに言う彼は一体どんな気持ちなのか。


 奥歯を噛み締めて、今度こそ宙に逃げる。祭壇の塀の上。足を着いて言うしかない。言うことしか出来はしない。


「ごめんなさい。それでも私は、話し合いは危険だと思うんです。しようとすることすら許されない。そう、私の担当兵さんは言っていました」


「……そっか、それを君は信じるんだね」


 海堂さんが自分の胸元の、鍵があるであろう場所を掴んで目を伏せる。


 届くかな、届くと良いんだけど。私は、貴方達と敵対したいわけでは無いのだから。


 海堂さんは私を見上げると、優しく笑って手を広げてくれた。


「氷雨ちゃん、ごめんね、話をしよう。僕達は君と仲良くしたいんだ。敵になりたいわけじゃない」


 その言葉に、少しだけ安心してしまった。


 大丈夫、彼らも一緒だ。私と何ら変わらない。


 私は、綿済さん達が不安そうにこちらを見上げていることを確認した。


「海堂さん」


 話をして解決出来るのだろうか。私は彼らに危ない橋を渡って欲しくないだけなのに。それをきちんと伝えられるのだろうか。


 不安で、心配で、胃が痛くて、私の顔は引き攣ったように笑った。


「私はただ、命を大切にしていただきたくて……皆さんを否定したいのでは無いんです。それだけ伝えられたら、それでいい。だからごめんなさい、チームにはなれないです。そちらへも、戻りません」


「氷雨ちゃん」


 海堂さんに呼ばれ、私は会釈する。


 その時ようやっと気づいた。


 海堂さん、綿済さん、和真君、紫門さん。


 順に視線で追っていく中で、あの人だけがいない。


 ――結目帳さん


 何処か一歩引いて、笑っていたあの人が。


「――いいね」


 後ろに気配を感じて、見ると結目さんが浮いていた。


 多様なピアスが鈍く光り、私の髪が不思議な風に揺らされる。


「ッ、結目君!!」


 海堂さんの焦った声が私の鼓膜を揺らした。


 結目さんは私だけを見て、彼の右手が動く。


 私は反射的に塀から飛び上がった。冷や汗が出る。


 結目さんは私を視線で追い、心底楽しそうに笑っていて。


 なんだろう、この人の笑顔は――とても形容しがたい。


 彼は翼でもあるかのように宙を翔るけ、右足を私に向かってしならせる。


 反射的に、私はりず君でそれを弾くのだ。


「ッ、らず君」


 らず君が私の肩で光ってくれる。結目さんは目を見開いたまま口角を上げて、私の視界はより鮮明になった。


「俺について、これるんだ?」


 気づいた時には既に、彼は突風と共に後ろにいた。


 普通の私なら間に合わない。


 それでも気づくことが出来るのは、らず君のお陰だ。


 この子は私の反射神経と視力を補助してくれる。いつも心臓が握り潰されそうな緊張と不安の狭間にいる時、この子達はいつも私を支えてくれていた。


 りず君の槍と結目さんの蹴りが再びぶつかり合う。


 風が、踊った。


「へー、凄いじゃん」


 笑われて、容赦なく振り抜かれた拳をりず君で弾いた時、体が急に下がった。


「ひぃ!!」


「ぁ、ッ、ひぃちゃん!」


 見ると、ひぃちゃんの翼が空気に巻かれて動きを止められていた。


 私の体はそのまま落下し、結目さんは笑っている。


 彼が目の前に来たと理解出来たのは――いつだったか。


 私に向かって結目さんは腕を振り、再び突風が起こった。風は私にぶつかり後方へと吹き飛ばされる。


 輝く木々の間を縫って、衝撃に体が一瞬だけ軋み、私はひぃちゃんとらず君を何とか抱き締めた。


 後ろに大木が見える。くそッ


「ッ、ぅ、ぁ、りず君!!」


「おうよ!!」


 りず君を背中側に回して膨らんでもらう。クッションのように柔らかくなった彼は大きな木に衝突しつつも、私達を守ってくれた。


 そのままりず君は小さくなって、ひぃちゃんとらず君と一緒に抱きかかえる。


 風に巻き込まれた私達が進んできた道は木の葉を落とし、祭壇も海堂さん達も遠くなってしまった。


 だけれども、あれだけ強力な風だったにも関わらず全員無傷。


 頑張ってくれたりず君達を撫でながら木の幹に凭れ、私は空を見上げた。


 相も変わらず、美しく透明度の高い空だな。……現実逃避か。


「……びっくりしたね、みんなありがとう。ひぃちゃん、りず君、怪我ない?」


「はい、すみません、氷雨さん」


「この程度!! なんてことねぇよ!」


「良かった。ひぃちゃん、気に病まないで。ちょっと相性が悪かったね」


 みんなの無事に安堵する。


 肩に着いた葉っぱを取っていると、髪の毛が柔らかく浮いた。


 見ると結目さんが地面に足を着くところで、確認した私はりず君を構えた。


 パートナーは、私の気持ちを形にしてくれる。


「お、今度はナイフか」


 結目さんは可笑しそうに笑う。幼い子どものような笑い方だ。私はゆっくり息を吐いて、彼の目を見つめた。


 この人は多分、海堂さん達とは考え方が違う人。


 それでいて、私に何かしようとは考えてないとも思われる。


 判断した私はナイフを下ろし、りず君には針鼠に戻ってもらった。結目さんは目を瞬かせると不思議そうに近づいて来る。だから私も立ち上がろう。


 あぁ、少しふらついた。


「向けないの? ナイフ」


「向ける必要は、ないかと」


 らず君達を撫でておく。私の顔は勝手に笑顔になり、結目さんは喉の奥で笑っていた。


「なんで?」


 私は彼から視線を逸らし、腕の中にいるひぃちゃん達を見る。みんな首を竦めていた。


 なんでと言われれば、そうさな。


 私は自分の髪を引いて、笑い続けた。


「私をどうこうしよって感じが、しないので。海童さん達の所に連れ戻す素振りも」


「うん、無いよ。当たり」


 結目さんはそう言って笑うから、私も反射的に口角を上げ続けてしまう。


 彼は私の肩を叩くと、少し節のある男の子の手で私の髪を耳にかけてきた。


 反射的にそれから逃げるように数歩下がれば木の幹があり、私の背中に滑らかではない感触が伝わってくる。


 結目さんも近づいて、笑った顔で見下ろされた。


 その笑顔は何を考えているんでしょう。分からないから、私は笑うしか道が無くなるではないか。


 顔の横に片手をつかれて、右肩ももう一方の手で掴まれる。


 逃げられない。下半身は動くけど、足元を漂う風はきっと彼のものだ。


「あぁ良かった、やっと俺と同じ考えの子に会えて」


「……と、言うことは」


「そ、俺も話し合いなんて反対だね。勝手に死にたきゃお前達だけでしろって感じ。偶然会ったからちょっと一緒に行動してみたけど、吐き気がしたよ本当に。時間の無駄だった」


 結目さんは呆れたように笑い、笑っていない目が私を見つめ続ける。


 不思議な目だ。


 楽しそうなのに全てをつまらないと言っているような、あべこべな色。


 それをまるで風景のように見つめてしまい、不意にそれが細められた。


「ねぇ、凩ちゃん」


「……なんでしょう、結目さん」


 チグハグな目で見下ろされ、後に続くであろう言葉を私は予想してしまう。


「――俺とチーム、組もうよ」


 あぁ、ほら、やっぱり。


 私は少し黙ってしまう。


 彼の形のいい唇は、歌うように言葉を吐いた。


「やっぱり同じ考えを持ってる奴で組んだ方がいいよね、こういうのは。凩ちゃん強いし、考えも現実見ててまともだ。一人じゃ生贄集めも楽じゃないって言うのも本音だけど、やっぱりこう言うのは出会いを大事にしなくちゃね」


 何なんだろう、この人は。


 彼の言葉が右から左に流れてしまって、私は微笑みながら首を傾げてしまう。


 とても陽気な声なのに――感情が欠落しているような喋り方だ。


 理解が出来なくて、それでも文言は最もな事を言っているような気がして。けれども一体どの口が「出会いを大事にしたい」だなんて言っているのだろうとも思う。


「ね、どう? 凩ちゃん」


 玩具を目の前にした表情で私を見ないで。


 言わないで、言えないで。


 パートナー達を抱き締めれば、震えるらず君の体温が伝わってきた。


 ここでチームを組んだ時の今後を考える。


 強いと彼は評価してくれたが、それはらず君とりず君とひぃちゃんであって、私ではない。それでいて結目さんの自然に関するであろう力はとても強みでしょう。


 私が仲間になる意味があるのか。そりゃ、一人では難しいでしょうし、私も一人だと頭が痛かったけれど。


 風に揺らされた髪に気がついて、黙っていた私は答えを決めた。


「……足でまといにならないよう、努力させていただきます」


「わーい、よろしくねー!」


 ニコニコと言う効果音がつきそうな顔で離れていった結目さん。彼は私の頭を少し撫でて、笑ってくれた。


「そんな自信なさそうにしなくていいのに、同い年だしさ」


「あ、あぁ、そうだったんですね……よろしくお願いします」


 苦笑しながら会釈する。どうにも上手く動いてくれないこの口は、自分の数ある悪い点の一つでしかない。


 結目さんは「よーし」と意気込んで飛び上がってしまったので、私もひぃちゃんにお願いした。


 森の上に出て、私が建てた祭壇の方向を見る。


 あ、無い。壊されたか。


「アイツら本当馬鹿。理想論で片付くわけないのにね」


「……海堂さん達の考えは考えです、結目さんと私とは違った。それだけだと、思うんです」


 ルアス軍とディアス軍のように。


 その規模が小さかっただけなんです。


 思って、目を伏せる。


「いいねぇ、凩ちゃん」


 そう言って笑った結目さんの心境も、私には分からないままだった。


 どうか海堂さん達が危険な目に合わなければいいと、頭の片隅で不安に思いながら。

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