第4話 目覚めよ 火炎

「んで神様、俺は何でここにいるんだ?」


気を失った俺は、神に会ったのだ。


色々話を聞くと目の前にいる神様は俺に

火炎ボルケーノ】のスキルの使い方をレクチャーしてくれるらしいのだが……


「えっ?目が覚めたの?俺…」


「お目覚めかなァ、カルマくんww?」


周りを見渡してもイルミスの姿がない。

気を失う前は確かにいたのだ。


「イルミスは…どこだ?」


「あァ、あの小娘なら、お前が起きねぇから


…?


ふ、ふざけんな!


「うおぉぉぉぉ!!!! ぐはっ……!」


「勝てるわけねぇだろ!」


悔しかった。


誰一人守れない俺の弱さに…


その時、どこからか声が聞こえた。


『カルマよ、その怒りを希望に変えよ。

戦う力に変え、誰かを守れるようになれ』


(そうだ、俺には…最強スキルがある!)


「これでェ終わりだァ!!!!」


俺はデビルマンの攻撃アタックを避け、攻撃の構えをとった。


「…デビルマン、イルミスは返してもうぞ!」


(怒りを…希望に!!!!)


「……火炎ボルケーノ!!!! 炎龍波動えんりゅうはどう!!!!」


俺の腕から放たれた炎は、まるで炎をまとう龍のように放たれた。


「う、うわァァァァ!!!!!!!!」


〈ドゴォォォンン!!!!〉


「や、やった!倒した!デビルマンを俺が倒したぞォォ!!!」


俺はついに最強スキルを使うことに成功したのだ。


「イルミス…!大丈夫か?」


「全然、大丈夫!!!」


「なら、よかった」


しかし、イルミスがなぜ勝てなかったのかが不思議だった。


ようやく、グランドダンジョンの二階層を攻略することができたのだ。




今日の報酬 スキル 火炎の技

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