ごくん(第92回 使用お題「肌寒い夜は」)
レンジでチンした牛乳に、はちみつを落とす。
今日はいつもより少し多めに。寝付けない自分をちょっとだけ甘やかす。
こくん、と一口飲みこむ。はちみつの甘さが口に広がる間に、牛乳のあたたかさが喉からおなかへと伝っていって、じわりと身体全体へと広がってゆく。
二口めを飲みこむごくんという音が、暖房を切って冷え切ったワンルームの部屋に響いて、誰も聞いてないのに恥ずかしくなる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます