第5話 アナニー
エレベーター密室事件?
あれから半年が過ぎた。
なぜか、あれから総務課に行ってもKさんを見かけることが少なくなった。居るのは分かるけど、担当業務が増えたのか、離席が多いようだ。
俺の中でも会えない日と比例して、妄想が少なくなってきた。昼間のKさん、リアルK。
夜間のKさん、妄想Kでも飽きがきた。
Kさんの作品はひと昔前のもので画質も荒いし、休日はだんだん、一人で楽しむ「握って入れて」にハマっていた。
フリー動画でそこそこ抜けるのを見つけ、好みの女優で新たな妄想する。
体位を変え、新作の玩具、ローションやホールを使って楽しむことが増えた。
ちょっと太めの頑丈な玩具を入れたまま、イク瞬間に括約筋がギュッと閉まる。
男にもある、あの穴に入れる玩具である。
毎回、抜群に気持ちの良くなる箇所、つまり前立腺に当たるように工夫するのだが、上手くいかない日もある。それも悪くない。
だんだん今の俺の楽しみとは嗜好が変わってきて、観るAVはアナル主流のものを好むようになっていた。
Kさんの出演作品は、全裸体がなく、抜きシーンもほとんどない。作品によっては抜けないものもある。
個人的には、やっぱり汚くて臭そうなアレを、無理矢理食べさせられるグロシーンが好きなんだよな。
そんな日々から数ヶ月が経ち、仕事の繁忙期に入った。事務職も忙しそうで、残業するKさんを見かける機会が増えてきた。
1日目、後ろ姿。
2日目、目が合ったので軽く会釈。
3日目、事務の皆と楽しそうに話している。
4日目、遅い時間に行ったら何か食べていた。Kさんも食べたりするんだな。
フェラシーンが1作品もないKさんは、レズモノで玩具にフェラさせてたけど。ははっ
5日目、あれ?目が合った。
俺、、、見つめられてないか?
それ以降の終日、Kさんを意識し始める。
平日は彼女への興味が復活するのだが、週末には己の快楽のことばかり考え、彼女への関心も薄れてくる。
とは言え、自分のペースが保てるのは、この頃までだった。
Kさんと、俺の、関係が始まったのだ。
俺の、俺の大切な人。Kさん、Kさま、貴女をいつも愛しています。特別な…
うふふ、可愛いわね。
… おまえ、咥えなさい。噛みなさい。
私へのご褒美?気持ち良くしたい?
馬鹿な奴、おまえはただの便器なの。
そうね、ウォシュレット位にはしてあげようかしら… ふふ。
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