研究等による覚書(用語集)

●ティエラ

 正式名称「地球」。太陽系第三惑星だとか。世界観などが異なることもあり、ティエラと呼称するようになったらしい。近代的かと思えば原始的な地域もあり、様々なものが混合、共存している。現在においてはペルカイダのための学校や彼らに対する認知は広く行われている。また、場所によっては気候や季節が異なる。

 人種は人族ではあるが肌の色など環境によって差異があるようだ。また、ペルカイダとは違い特殊な能力を持たない。脆弱な人種と言っていいかもしれない。


●ペルカイダ

 異世界より落ちてきた人の総称。

 人種については別記述とする。

 加護は勿論、呪いも持った状態のままらしい。

 年齢は対象者によってさまざまなようで、通常の年齢のままのものもいれば、通常よりも若いもしくは老いている場合もある。

 記憶の有無についても年齢同様の差異が見られる報告あり。記憶をそのまま保持、一部不明や断片的も多く、記憶をすべて失っている者もいる。落ちる前に何らかしらの要因があったかもしれない。

 死の概念はティエラ先住民と近しいものが多い。また、致命傷や病によっての死亡例有り。尚、死体は残らないようで粒子になって消えるようだ。


●ペルティエ

 ペルカイダとラソを結んだティエラの先住民の総称。内外共に何らかの恩恵を得られるわけではなく、ペルカイダの制御役といったところ。

 結べるラソの数は制限があるのかなどは容易に検証ができる者ではないため、未知数。尚、とある死刑囚は体中ラソの証で埋まっていたらしい。


●ラソ

 ペルカイダとティエラを結ぶパス。

 ペルカイダをティエラに適応させることのできる魔術的なもののようだ。これにより、本来の力と性質を使用できるようになる。

 ラソはペルカイダ一人につき一本のみ。一度結んでしまうと特殊事例を除き、どちらかが死亡するまでほどけない。ほどけた後は再度結ぶことができるようになる。

 また、ラソを結んだ際、両者同じところに同じ証が現れる。証の形状はペルカイダの特徴を表すようなものになっている。


●ラソの切断

 縁を斬るペルカイダが存在するらしい。所在は秘匿にされており、各政府に要請するか自力で探す必要がある。




ペルカイダの人種

●獣人

 動物の特徴を持つ人間。尚、以下のように分類されるが大半の書類では獣人とだけ書いておけば問題はない。

 ・獣型(ベス)

  狼人間に代表される動物の頭などしている動物らしい特徴を持つ獣人。

 ・人型(セル)

  通常の人間に動物耳や尻尾が付いたもの。

 ・両型(アンボス)

  ベスとセルを満月を見るなどといった条件付きもしくは自身の意思で変化させれるもの。


●エルフ

 一般的なファンタジーでもよく知られた存在。耳が長い者、短い者の二種に分かれるが基本的に尖がり耳が特徴的。また、年齢を重ねていても若い容姿であったりと外見の歳がとりにくい。尚、これについてはラソを結んでいればとなる。つまり、ラソを結んでいれば、かなり長命。そのため、かつては若々しいまま生き続けた者を不老不死だと勘違いしたものもいたらしい。

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