第8話模擬戦

「はあーーー!」

ウィルム先生が、ラクラスに凄い速さで剣で攻撃を最初にした。

それをラクラスは、受け止めた。

「やるな!」

「そうですか」

「では、こっちもいきますよ!」

「こい!」

ラクラスが、剣に手をあてると、ウィルム先生は後ろに下がった。

「火炎剣技・炎の舞斬フレイムダンス

「なら、氷蒼剣技・氷刀のアイスソードレイ

そして、ウィルム先生とラクラスの魔法剣技がぶつかり、壮大な煙がでた。

「すげぇ・・・」

それを見た生徒達は、呆気に取られていた。

「いくぞ、ラクラス!」

「はい」

ラクラスとウィルム先生が、剣をしまった。

「高き雷精よ・敵を倒せ!」

ウィルム先生が、雷槌サンダーロックという魔法で、ラクラスへと放った。

「こちらは、ズドン!」

ラクラスは、雷系と風系の魔法を合わした魔法で、ウィルム先生へと放った。

「嘘だろ!」

そして、ウィルム先生の魔法が打ち消されて、ウィルム先生の身体目掛けて放った魔法をウィルム先生は、間一髪で避けた。

「ラクラス、今の・・」

「はい、雷と風の双系魔法ダブルサークラーの雷風の咆吼らいふうのほうこうです!、聞いた事ありますよね?」

ラクラスの言葉にウィルム先生は、こいつはやばいと思った。

「魔法技術では、俺の方が劣っているから、剣技で勝負だ!」

「望むところです!」

ラクラスとウィルム先生は、再び剣を出して構えた。

「魔法剣技・分散斬ぶんさんざん

そして、ウィルム先生が何十個もの弾を剣から出して、ラクラス目掛けて放った。

それを見たラクラスは、剣を腰の横に持ってジャンプした。

結界反撃バリアカウンター!」

そして、ラクラスが大きなバリアを貼って、ウィルム先生の放った弾がバリアについた瞬間に、全ての弾が跳ね返った。

「嘘だろー!」

ウィルム先生は、避けるのに必死だった。

そして、全ての弾を避け終わると、ウィルム先生はくすぐに剣を構えた。

「ラクラス!、お前に俺の本気見せてやる!、これが、軍人の力だ!」

そして、ウィルム先生の身体の周りから炎がでた。

「火炎剣技・一刀炎剣いっとうえんけん!」

そして、ウィルム先生は、ラクラスに攻撃しようとした。

それを、避けようとしないラクラスをウィルム先生は不思議に思ったが、ウィルム先生は、迷わずラクラスへと剣をあてようとした。

「貰ったぞ!、ラクラス」

そして、ラクラスの身体にウィルム先生が剣をあてたと思った。

「なに!」

しかし、ウィルム先生の剣がラクラスをすり抜けた。

そして、ラクラスの身体が消えた。

「分身!」

「そうだ、分身だよ、先生」

ウィルム先生が、驚いていると背後からラクラスの声が聞こえた。

「もらいましたよ!」

そして、ラクラスがウィルム先生の首元に剣をギリギリで置いた。

「くそ、降参だ!」

「勝者、ラクラス・レギオン!」

そして、ウィルム先生が剣を地面に捨てると、学園長はラクラスの勝利を決めた。

ラクラスが剣をしまってウィルム先生を見ると、ウィルム先生は悔しそうにしていた。

「ラクラス、お前何者だ?」

「ただの元平民ですよ!」

ウィルム先生が、ラクラスの強さに驚いてラクラスに聞くとラクラスは、自分の前世のことを隠して元平民と言って、呆気に取られているクラスの元へと行った。

「みんな、どうした?」

「あの、ウィルム先生に勝った・・・」

「嘘だろ・・」

ラクラスが、不思議そうに聞くとクラスの皆は、驚きのあまり言葉を失っていた。

「まあ、授業は終わりだ、教室に帰っていいぞ」

ウィルム先生はそう言うと、職員室へと向かった。

「ん?」

ラクラスは、ウィルム先生のニコニコしていた表情に疑問を感じていた。

「とりあえず、クラス戻ろうぜ!」

ルーカスがそう言うと、皆は立ち上がってクラスへと向かった。

「凄いよ、ラクラス君!」

レドーナが、ラクラスに言った。

「そうかな」

ラクラスは、レドーナの顔が近くて焦っていた。

「うんうん、凄いよ!」

そして、シドネアも入ってきた。

「剣技って、凄いね!」

レドーナがラクラスに言うと、ラクラスは質問攻めに困っていた。

「レドーナさん、シドネアさん、放課後に話しましょう」

「さんはいらない!」

また、ラクラスはレドーナとシドネアにさんを付けて怒られた。

「わ、わかりました・・、レドーナ、シドネア」

そして、シドネアとレドーナにさんを付けないで言うと、シドネアとレドーナは、顔を真っ赤に染めた。

「・・・・」

そして、シドネアとレドーナは、黙って教室へと走って行った。

「なんだ?」

レドーナもシドネアに置いていかれたラクラスは、訓練場の時計台を見た。

「やばい、授業始まる!」

そして、ラクラスは猛ダッシュで教室へと向かった。


















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