第6話学園転入
「起きて下さい!、ラクラス様」
「はっ!」
朝にラクラスは、屋敷のメイドの人に起こされて、朝の学園に行く準備をした。
「そうか、今日から転入か」
ラクラスは、王の言葉なのでサボることはせずに素直に行こうと思った。
それに、同い年のレドーナ王女とシドネア王女が今日は、待っているので仕方なく準備をした。
「カーン!、カーン!」
そして、屋敷の鐘が鳴った。
「ラクラス君ー!」
「ラクラス君!」
そして、屋敷の鐘が鳴ると同時にラクラスの屋敷に誰か入ってきた。
「えっ?、シドネア様!、レドーナ様!、なぜ、ここに・・」
「様は、いらない!」
ラクラスが驚いていると、レドーナとシドネアがラクラスに様を付けられて、様無しで呼んで欲しいと言われ、ラクラスが少し後ろに身体を引いた。
「でもー、王女さんでしょ」
「いいの!」
ラクラスが困って言うと、シドネアとレドーナは、少し頬を膨らまして言った。
「とりあえず、もうすぐ学園に行かないといけないから行きましょう!、ラクラス君!」
「行こう!」
「わかりました」
ラクラスは、レドーナとシドネアに連れて行かれて馬車に乗った。
───そして、20分後───
「ここが、学園か」
「そうですよ!」
「同じクラスがいいなー!」
ラクラスが驚いていると、シドネアとレドーナがワクワクしていた。
そして、馬車を降りると1人の男性が走ってきた。
「ラクラス君!、よくきたね、それでは、集会場に行こうか!」
「は、はい、シャルティガナ学園長・・」
ラクラスは、シャルティガナ学園長に連れていかれて集会場に行った。
「あれ、ラクラス君は?」
「本当だ、いない!」
「男性に連れていかれたよ~」
馬車の人がレドーナとシドネアに言うと、レドーナとシドネアは、急いで集会場に向かった。
───そして、10分後───
「それでは、今日から転入する子を紹介します!、どうぞ!」
そして、ラクラスの転入の挨拶の合図がシャルティガナ学園長からサインできた。
「皆さんどうも始めまして、この度アムレル王の命により、この学園に入ります、ラクラス・レギオンです!、よろしくお願いします」
ラクラスが、深々と頭を下げると学園長がきた。
「ラクラス君は、ブラックベアという、我々教師でも適わない魔獣を一瞬で倒してしまうほど強いから、皆もラクラス君から色々学ぶといい!、それでは、ラクラス君はレドーナ王女とシドネア王女のクラスの1年2組に入ってもらうから、1年2組の子は、仲良くしてください!、以上、これにて終わります」
そして、学園長の長い説明が終わり、ラクラスは、自分のクラスへと向かった。
「ん?」
ラクラスが自分のクラスに入ると、クラスの子達の目線が一斉にラクラスに入った。
「君が、ラクラス君かな?」
「そうですけど?」
ラクラスに1人の男の子が話しかけた。
「ブラックベアを瞬殺したんだったな!」
「そうだね・・」
ラクラスは、その子の目力が強くてラクラスは、困っていた。
「魔法の適正は?」
「ん?、適正?」
ラクラスは、適正という始めての言葉に戸惑った。
そして、ラクラスの言葉を聞いたその男子は、突然笑い始めた。
「はははは!」
「どうかしました?」
ラクラスが、いきなり笑われてびっくりした。
「そうか、君は本当に平民だったんだな!」
「そうだけど・・・」
その男子は、笑い泣きしながら言った。
それを見たラクラスは、もう何が何だか分からなくなっていた。
「僕も、男爵で元平民のルーカス・ワレナールだ、よろしく!」
「そうなんだ、俺は子爵で元平民のラクラス・レギオンだ、よろしく!」
そして、ルーカスとラクラスは握手をした。
「まあいい、本当に適正が分かんないのか?」
「適正ってなんだ?」
「適正ってのは、魔法の使える属性だよ!」
「あぁ、属性か、全属性使えるよ!」
「えっ!、マジ?」
「マジ」
ラクラスが、サラッとクラスで全属性を使えると言ったその時。
「ええええええええーーーー!!!!」
クラスの皆が驚愕した。
「全属性ってあの、伝説の賢者のイザナギ様と同じ!」
「いや、神話の大賢者のタケミカタ様もだよ!」
クラスがザワザワしていると、レドーナとシドネアとクラスの担任の先生が入ってきた。
「皆、席につけー」
そして、クラスの皆とラクラスとシドネアとレドーナが席についた。
「それでは、1時間目は魔法の基礎訓練だから、訓練場に来い、以上」
担任の先生はそう言うと、教室を出た。
そして、先生がいなくなりクラスの皆は、訓練場に向かった。
「いきましょう、ラクラス君!」
「ラクラス君!、魔法、教えて下さいね!」
「わ、わかりました・・」
そして、レドーナとシドネアに連れていかれて、ラクラスは訓練場へと向かった。
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