第2話魔獣そして王
ラクラスは魔の森に向かって歩き進めると、1人の男の声が聞こえた。
「助けてくれぇ!」
「なんだ?」
ラクラスは、その男の声の聞こえた所に身体強化魔法を使い急いで向かった。
そして、着くと目の前に大きな熊がいた。
「こいつは、ブラックベアか」
ラクラスは、イザナギの時の身体の時に散々倒してきた魔獣だったから余裕の顔だった。
「なんだ、もっとマシなやつかと思ったよ」
ラクラスは、この時代のブラックベアのレベルを知らないから帰ろうとした。
それもそのはず、イザナギの時の身体では、イザナギがまだ子供の時に散々倒してきた魔獣だったのでラクラスはつまんなそうにして後ろを振り返り帰る方向に歩こうした。
「君!、危ない!」
近くの木に倒れていた騎士がラクラスに言った。
そして、次の瞬間にブラックベアがラクラスに爪を立てて攻撃した。
「おっと、危ない」
ラクラスは、軽々と避けた。
そして、ラクラスが振り返り魔法を放とうとした。
「面倒だな、消えろ!」
ラクラスが、炎の魔法を打って魔獣のブラックベアを倒した。
しかも、ブラックベアは丸焦げになって倒したので近くにいた騎士が驚いていた。
「君すごいね!」
「えっ・・・・」
ブラックベアと最初に抗戦していた騎士がラクラスに言った。
「詠唱なしで魔法が打てるなんて、すごいよ!」
騎士は、ラクラスの手を掴み言った。
「あっ、はい、そうですか」
ラクラスが、動揺して言った。
「大丈夫か!」
そこに、何人もの騎士と馬車が来た。
そして、ブラックベアと最初に抗戦していた騎士は怪我をしていたのですぐに魔道士が回復魔法を使い怪我を直した。
「これ、誰が倒したんだ!」
ブラックベアの死体を見た2人の騎士が言った。
「これは、あの子が倒したんだ!」
そして、帰ろうとしたラクラスの肩を1人の騎士が掴んだ。
「君、ちょっといいかい?」
騎士が、すごい顔でラクラスに言った。
しかし、ラクラスは面倒事になりそうなので、身体強化魔法を使い走って逃げた。
「ま、待て!」
逃げたラクラスを追って、騎士がラクラスの村まで来た。
「ここは、村?」
騎士達が、周りを見渡していた。
そして、ラクラスは急いで家まで走った。
「とりあえず、ここで休息をとろう、王達も少し休息が必要だろうし」
そして、騎士達は馬車の方向に向かった走って行った。
「危なかった!」
ラクラスは、騎士達を振り切って走ったので疲れて寝ようとベッドに横になった。
「疲れた・・・」
そして、ラクラスは眠りについた。
──2時間後───
やけに村が騒がしくてラクラスが目が覚めた。
そして、ラクラスは水を飲もうと下に降りきた。
そして、ラクラスが見た目の前には、先程ブラックベアと戦って怪我をした騎士と他に2人の騎士と偉そうな人とラクラスと同じくらいの女の子が2人とレタルと同じくらいの男の子が1人いた。
「それで、アムレル王よ、今回はどのようなご要件で?」
父のカイラルが、偉そうな人に王と言った。
「王!」
ラクラスとレタルとシスネスは、王という言葉に驚いた。
「えっ、王様!」
ラクラスが驚いていた。
「いや、先程うちの騎士が、多分この村の子供に助けられた、しかもその子は、無詠唱で魔法を打つことができるから、その子をぜひ見てみたいと思ってな」
アムレル王は、そう言うとラクラスの方向を見た。
「あの子です、アムレル王!」
そして、先程ブラックベアと戦って怪我をしていたので助けた騎士が、ラクラスに指を、さした。
「君が、うちの国の騎士を助けてくれたのか、ありがとう!」
アムレル王が、ラクラスに言った。
「別に、いいんですよ困ってたから助けただけですから」
ラクラスは、動揺しながら王に言った。
「それから、カイラル!、この子をうちのアムレル王国の学園に入れないか?」
アムレル王の突然の言葉に父のカイラルとラクラスが驚いた。
「えっ!、それはアムレル王、ラクラスをアムレル王国の学園に転入させるとい事ですか?」
父のカイラルは、突然の学園の転入に驚いた。
「そうだ、お前も分かるだろ、こんなすごい子を見逃すわけにはいかんのだ!」
アムレル王は、父のカイラルに言った。
「分かりました、しかし、ラクラスの家とかはどうするのですか?」
父のカイラルは、これからラクラスをどうするのか聞いた。
「それは、問題ない!、これからラクラス君とカイラルに来てもらい、受賞式をしてもらって、家を与えるのと学園の転入をしてもらうからな!」
そう、アムレル王は言うと、すぐに馬車の準備を騎士達にさせた。
「それじゃあ、明日の夜までに着くようにな!、ラクラス君!」
そう、アムレル王は言うと、馬車に乗って王国に帰って行った。
「それじゃあ、ラクラス!、少し話しを聞こうか」
父のカイラルが、ラクラスを呼んだ。
そして、この後、ラクラスは2時間の取り調べが行われた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます