伝説の神話賢者の最強伝説~伝説の賢者が次の人生の為に転生しました

鮫紙 大使

第1話転生

「俺も、もう歳だな…」

この時代の最強の賢者と呼ばれたイザナギ・リカイラーは、もう67歳なので若い時代の頃のことを懐かしく思った。

「こうなったら、転生だ!」

イザナギは、アイテムボックスをだし魔石をだし地面に丸い円を描いた。

そして、魔石を数ヶ所に置いてイザナギは円の中心に立って呪文を唱えた。

「俺の魂をこの世界に封印する!」

イザナギが言うと、イザナギの体がキラキラと輝き消えていった。

「わっ!」

その時、1人の少年が目を覚ました。

「ここは!」

少年が辺りを見渡すと、自分の体を見た。

「転生、成功だ!」

イザナギは、6歳の少年へと転生を成功した。

そしてそこに、1人の青年が入ってきた。

「どうしたの、ラクラス?」

その青年は、イザナギのことをラクラスと呼んだ。

「そうか、この時代では俺はラクラスか…」

イザナギは、自分の事をラクラスだと思いこみこれからの生活をして行こうと思った。

しかし、ラクラスの記憶があり普通の生活に不便はなかった。

「おはよう、レタル兄さん!」

「おはよう、ラクラス!」

ラクラスがレタルに挨拶すると、レタルもラクラスに挨拶をした。

「もうすぐ朝ご飯だから、下においで」

レタルがラクラスに言うと、レタルは、下のリビングに行った。

「よし、まずはご飯を食べて、情報収集だ!」

ラクラスは、そう言うとリビングへと向かって階段を降りた。

「今日は、ラクラスの7歳の誕生日だ!、そして、明日からはラクラスも剣の訓練を入れる!」

「まだ、7歳だからあまり厳しくしないでね」

「そうだよ!」

父のカイラルがそう言うと、母のリリムと姉のシスネスが心配そうな表情で言った。

「それじゃあ、飯を食ったら、レタルとラクラスとシスネスは、剣の稽古だ!」

そう父のカイラルが言うと、皆はご飯を食べ始めた。

そして、ご飯が食べ終わりラクラスとレタルとシスネスが稽古場にいくと、父のカイラルが準備運動の素振りをしていた。

「おう、来たか!」

「はい!」

父のカイラルがラクラス達に言うと、レタルとラクラスとシスネスが整列した。

「それじゃあ、まずラクラスの剣の才能を見極めよう!」

父のカイラルが、ラクラスに剣を渡して稽古をつけようとした。

「さあ、どこからでもかかってこい!」

父のカイラルが言うと、ラクラスが剣を構えた。

「縮地!」

そして、父のカイラルの視界からラクラスの姿がなくなった。

そして、ラクラスが父のカイラルの後ろに周りこんだ。

「ここだ!、斬撃!」

そして、父のカイラルの剣が吹き飛んだ。

それを見た、レタルとシスネスが呆気に取られていた。

「す・・・すごい!」

レタルとシスネスが、ラクラスに言った。

「なんだいまのは?」

父のカイラルがラクラスに聞いた。

そして、レタルとシスネスも目をキラキラしながらラクラスを見た。

「えっ!、今のは普通に縮地で背後に周りこんで斬撃で剣を吹き飛ばしただけだけど・・・」

ラクラスが、困った表情で父のカイラル達に言うと、それを聞いたレタルとシスネスは言った。

「それは、普通じゃない!」

「えっ・・・・」

レタルとシスネスの言葉にラクラスは動揺した。

それもそのはず、ラクラスの前世のイザナギの姿の時は、縮地や斬撃は5歳でも使える技だからラクラスは驚いた。

「この時代は、剣術がこんなに衰えているのか・・・」

ラクラスは、驚いていた。

それも、魔法に関しての本が少ないのとにも不満を持っていたラクラスは、この時代は、どこまで衰えているのか不思議に思った。

「それじゃあ、魔法の使えるラクラスは、俺の剣の稽古なんていらないな!」

父のカイラルは、自分より強いラクラスの事をどうするか悩みながら言った。

「ラクラス!、どうするか?」

父のカイラルが、ラクラスに聞いた。

「そうだ、父さん!、王都の学園に入れるのはどう?」

レタルが、父のカイラルにラクラスの事を王都の学園に入れることを推薦した。

しかし、父のカイラルは悩んでいた。

「そうだな、母さんと検討して決める!」

父のカイラルは、ラクラスの学園に入れることを母のリリムと決めることにした。

「それじゃあ、これから夜まで自由時間にしよう!」

父のカイラルはそう言うと、母のリリムにラクラスの学園への推薦をどうするか聞きに行った。

「よし、これから魔の森に行こ!」

ラクラスはそう言うと、魔獣が出ることもある魔の森へと向かった。







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