NG ver喫茶五月雨にて
「はいよ! 玉子サンドおまち!」
「はやっ!」
「へへ。早さとうまさが売りなもんでな。まぁ食ってみぃ、うまいからよ」
食パンにだし巻き玉子を挟んだだけのような素朴な玉子サンド。お皿に並んだ三つのうち、ひとつを手に取り口に運ぶ。
「うんっ?!」
「……ん?」
「んんんんんーーーーっ!」
「え、ちょ、なに!? カットカット! どうしたのウタくん!」
僕はダッシュで自分の水筒を手に取ると、ぐびぐびと水を飲んだ。
「かっらい!」
「またまたぁ」
そう言ってアリアさんもそれを食べる。
「からっ?!」
「んー? そんなに辛いのか?」
次から次へと玉子サンドが減っていき、その度に悲鳴が上がる。な、なんなんだこれ……。
「あっ!」
「どうした作者!」
「出汁がジュノン特製激辛スープに変わってる!」
「なんで!?」
「知らん!」
「とりあえずさっさと作り直すぞー!」
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