初収録
「ったく、キマイラに襲われてるの助けたら気絶したまま起きないもんだから心配したぞ。大丈夫か?」
「あ……えっと、大丈夫です。助けていただいてありがとうございました」
今日は初収録。三話まとめての収録だという。果たしてどんな話かと思ってみれば……。
「ていうか、鑑定しないとスキルの使い方分からないって、不便じゃないですか?」
「あぁ、不便だ。ものすごく」
「デスヨネー」
「はい、オッケーでーす!」
僕らの純粋な感想と言えば……、
「「ベタ!」」
「いやー、それほどでもー」
「褒めてない!」
「いいのかなぁ、これで。キャラの名前だって、僕らのそのまま使ってるし」
「いいんだよ! あ、あと次から新キャラ出るから」
「いきなり!」
すると、後ろからにこやかな声が聞こえた。
「やぁ、二人とも!」
「え、エヴァンさん!? ……は、何役で?」
「アリアさんのお父さん!」
「私の父親役……ってことは、国王役か……? 結構抜けてるけど、大丈夫かなぁ」
「大丈夫さ! これでも二人より年上だからね。頼りにしてくれていいよ」
「とりあえず、読み合わせしますか?」
……それから十分後、
「……父上、彼は」
「アリア、お前は黙っていろ。俺はこいつと話がしたん……したいんだ」
「誤魔化すにもほどがありますけど!?」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます