少しずつ生活を安定させていく 編

204-00 ここまでの主な登場人物紹介

◆サクラ・ノノカ

 本作の主人公。元日本人の、不死の魔法使い。転生後の身長は150㎝くらいで結構痩せ型。転生してからの見た目は元より幼い寄りになっていて、本人的には、面影はある気がするけどほぼ別人で、かわいい。

 たまにやらかすが基本的にはしっかり者。ただちょっとお人好しなところがある。

 前世で火災に遭った太田のおばあさんを助けに飛び込だところで死んで、全く別の世界にやって来たと考えているのだが、一度死んだことが結構トラウマになっていて、今度はただ穏やかに暮らしていたい…… と思っている。


◆太田のおばあさん

 日本人。異世界転生を目論んで怪しげな術を使おうとしていた老婆。ノノカが死ぬ原因を作った。

 転生したノノカが、見た目が変わっていたり、別の言語を扱えたり、なにより不死になっていたことから、もしそれをこの老婆が意図していたのなら、とんでもない大魔法使いなのでは? とマリューは評価したが、真相は不明。


◆クライア・テウ・デリーナ

 ノノカが転生したミフロの村で農園を営む女性。身長は160㎝弱で中肉。

 今は亡き夫がミフロを含む領地を治めるデリーナ家の次男で、クライアさんの家も一応貴族。ただしミフロを管理しているわけではなく村長は別にいる。

 夫に加えて娘も幼い頃に亡くしており、息子のウェデルが唯一の家族となっている。

 転生したノノカが最初に出会った人であり、とても親身にしてくれたことで、ノノカもこちらの世界での母のように慕っている。ただ、前世を含むノノカと比べても歳は5つしか違わない。


◆古い魔法使い

 時たまノノカの夢?に現れる不思議な女性。本人は自分のことを『古い魔法使い』と名乗ったが、何者なのか、そもそも実在しているのかも不明。


◆ライトル・ハルベイ

 ミフロへ週に一度行商に来ている、ヒゲのイケおじ。身長は170㎝くらい。物腰が柔らかく商人然とした人で、ノノカも買ったり売ったりとてもお世話になっている。


◆大工の親方

 名前はラドル・フゲール。ミフロで建築を専門で取り仕切っているヒゲの渋おじ。言葉使いは強めに聞こえるが、面倒見が良くて実は優しい。

 弟子にロビク、フクタ、シタグラ、ジェドらがいる。


◆ウェデル・テウ・デリーナ

 クライアさんの息子で立場上はミフロのデリーナ家の当主になっている。身長は170㎝くらいで細身。

 優しい微笑みの似合う好青年だが、その実なかなかに野心的で強かな考え方もしている。

 現在は王都の魔法学院に留学しており、実家のあるミフロには年に一、二度しか帰っていない。成績は優秀らしく、教鞭を執っているマリューとも懇意にしている。


◆マリュー・トタッセン

 不死の魔法使い。王都の魔法学院で教師をしている。

 見た目は20代後半くらいだが、不死の魔法使いらしく実際にはもっとずっと長くを生きている。魔法を始め、様々な知識に通じており、ノノカにもたくさんのことを教えてくれる。学院での専門は魔法や医学、薬学など。

 突然現れた不死の魔法使いであるノノカのことを調べるためにやってきたのち、危険はないと判断してからは同じ不死の魔法使いとしてノノカに良く接している。個人的にも気に入っている様子。

 ちなみに、出身は南方の異国。


◆セヴェル・ロフ・ヘルナーダ

 王都の魔法学院の学院長を任されている白髭白髪の老魔道士。70歳くらい。

 突然現れた出自不明の不死の魔法使いであるノノカのことを警戒し、マリューに依頼して調査させたりしていた。やたらと警戒していたのには致し方ない理由もあるのだが……


◆ネフリカ、ナフェリ、ロミリー

 ノノカ的には、学院の三人娘。赤毛で長身のネフリカ。金髪碧眼のナフェリ。黒い癖っ毛ロングヘアのロミリー。

 人当たりの良い三人は、冬休み期間中に学院に出稼ぎ兼留学に来ていたノノカと仲良くしてくれていた。

 どこか抜けたところのあるネフリカと、それを支えたり窘めたりするナフェリに、ナフェリとは成績的な意味で因縁のあるロミリーがくっついているような関係だったりする。


 ちなみに、総合的にはナフェリが、魔法ではロミリーが一番成績が良い。

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