まずは俺らの馴れ初めの話 -2-

 この時はまだ付き合っていなかった俺たちは流石にこの先は無いだろうと思っていた。

 互いにキスが恥ずかしかったのか少しの間無言が続いたが、どちらからとも言えず、また触れるだけのキスをした。

 唇を離すと、

「嫌だったら言って?」

そう口を開いたのは俺自身だった。

 その言葉に智春ちはるは頷き、俺の方を恥ずかしそうにみている。

 俺はゆっくり智春のズボンと下着を下ろし、智春のモノに触れた。

 少し熱を持ったそれが心地よく感じる。

そのままゆっくり自分でする時よりも丁寧に、優しく包み上下に動かす。

 それに合わせ智春が

「っ…」

と声を漏らすから、痛いのかと思い手を止める。

「痛くないよ、気持ちくて驚いただけ」

と頭を撫でてくれた。どうやら、智春は自分ではしないらしい。

 尚更気持ちいい思いをして欲しくて、気合いが入った俺は智春の唇にもう一度キスをすると、再び手を動かし初めた。

 智春がどこが好きなのか必死に探してるうちに、智春の声が沢山上がる様になった。

 嬉しくなり、手を早め空いてる手で智春を撫でる。


今思うここで結構好きになったんだと思う。

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俺の愛しの人 蘭 魁 @personasolitaria

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