第89話、大解明! これぞ正真正銘唯一の、『アイテムボックス』の実現方法だ⁉

 ──現代日本の推定三千万人の、異世界転生希望の、ヒキオタニートのお兄ちゃん&お姉ちゃん、こんにちは☆


 実は『ツンデレ気味の妹(しかも幼女)』という、あざといキャラ付けでお馴染みの、『転生法』だよ!


 ……非常に申し訳ないことに、毎年恒例の夏期ならではの【終戦記念特別作品】とか某サイトの【夏のホラー2020】コンテストとか、いろいろあって随分とご無沙汰でしたけど、今回から心機一転連載を再開いたしますので、どうぞよろしくね♡



 さて、本作は基本的に、その時点その時点において、ネット上で話題になっている、『異世界転生(や転移)』系の話題があったら、それをテーマにして語っていくって方針なんだけど、今回のお題は、『なろう系』Web小説においては誰もがご存じの、『アイテムボックス』だよ!



 それこそ『釈迦に説法』かも知れないけど、一応極簡単に説明しておくと、『アイテムボックス』というのは、RPG等においては『インベントリ』とか『ストレージ』とかとも呼ばれている、旅のお供の『異空間収納系ツール』のことだよ!



 なぜ『異空間』なのかと申しますと、外見としては『レジ袋』が有料化されてにわかに脚光を浴びた『マイ(トート)バッグ』程度の大きさしかないのに、なぜか『聖剣』や『大楯』などといった、ファンタジーならではの大きめの武器をいくつでも収納できたりする、謎の超常的収納力を秘めているので、おそらく中身は『異次元』へと繋がっているかと思われているからなの。


 ……いや、酷いのになると、もはや『ボックス』でも『(トート)バッグ』でも無く、『入り口』しか無かったり、下手すると入り口すら無く、持ち主が気の向くままにその辺の空間に手を伸ばすだけで、巨大な武具が出現するといった、いい加減さなのw



 そもそもどうしてこんな、どこかの青ダヌキの異次元ポケットみたいなのが、『なろう系』Web小説でもてはやされているのかと言うと、『転生勇者』とかいった輩ときたら、すぐ『伝説の聖剣』とか『無敵の鎧』とかを手に入れちゃうんだけど、その一方でストーリーの都合上、作品内においてほとんど『旅』をし続けているじゃん? そうすると、巨大で多数の武具装備品の類いはもとより、着替えや食料や野営用のテント等は、一体どうやって運んでいるのか? ──と言った疑問が、当然出てくるじゃん? でも『なろう系』の作家なんて、それを合理的に説明できる頭脳なんて持っていないじゃん?(あくまでも個人的意見です) それで、どうしたかと言うと──




 ──『なろう系』お得意の、『ゲーム脳』の登場って、わけよ!(偽ルパン風に)




「……あ〜あ、うちんとこの転生主人公に、いっぱいいっぱい、武具や、食糧や、衣類や、奴隷の女の子(?)を、携帯させたいなあ〜」


「せやかて、そんなこと、常識的には無理やしなあ……」


「──そうだ! 常識的に駄目やったら、『ゲーム脳』や!』


「異世界にゲーム同様に、『アイテムボックス』さえあれば、万事解決や〜ん☆☆☆」



 ──などといった感じに、


「……ほんとマジに、おまえらクソ『なろう系』作家どもは、『ゲーム脳』拗らせて、さっさと全員死ねよ?」


 ──とでも言いたくなるような、『御都合主義』な『つじつま合わせ』ばかりの駄作のオンパレードを、これまで何万回見せられたことか……。




 ……あっ、あら、あらあらあら、ごめんなさあ〜い☆


 本日の作者の執筆環境が、殺人的酷暑のために、意識がもうろうとして、つい『本音』が出てしまいましたわ。オホホホホホホwww




 まあ、冗談(?)は、この辺にしておいて、


 実は今回、そんな『ゲーム脳』Web作家の皆様に、朗報がございます!




 ──何と、鬼才『881374』が、またしてもやってくれちゃいました! 




 おまえら三流『ゲーム脳』作家どもは、心から感謝しろよな?


 驚くことに本作の作者ときたら、無限収納可能な『アイテムボックス』の、論理的実現可能性を、完璧に実証しやがったのです!



 ──つまり、Web小説やRPGでお馴染みの『アイテムボックス』の類いがすべて、現実的に実現可能であることが、論理的に解明されたのよ!!!




 とはいえ当然、三流『ゲーム脳』Web小説に書いてあるように、大量の武具や食糧等を、異次元ボックスに収納するなんてことが、そっくりそのまま現実に行えるわけではございません。


 つまり、十把一絡げの『なろう系』作品の中で、馬鹿の一つ覚えみたいに行われている、転生主人公等がドヤ顔で、『すぐ側の空間に手を突っ込んで、武器でも何でも取り出す』なんてことが、実際にできたりするはずが無いわけなのよ。



 ──では、本作の作者は、この『不可能』を、どのようにして『可能』にしたかと言うと、




 実は何と、すでに自作の中で、何度も実現していたのでした!




 ほら、最近この作者の緒作品の中で盛んに見受けられる、『艦○れ』モドキの軍艦擬人化少女たちが、自分の周囲の何も無い空間から、いきなり大砲等の軍艦の艤装を出現させるってやつよお〜。


 ……あれって、『彼女たち』が常に、巨大で大重量の軍艦の兵装を、すべて異空間あたりに収納して、持ち歩いているんだっけ?


 あはは、そんなことは無いわよねえ?


 確かに彼女たちは、『ブラゲー』出身のようなものだけど、彼女たち自身はけして、『ゲーム脳』なんかじゃないんだから。



 そもそも、『881374』のSF系作品と言えば、何が『キーワード』なんだっけ?


 ──そうよね、何と言っても、『量子論』と『集合的無意識』、だよね♫



 と言うわけで、実は彼女たち軍艦擬人化少女は、戦闘時等必要に迫られるごとに、集合的無意識にアクセスして、大砲や機関銃等の形態情報をダウンロードして、周囲の大気等を変化メタモルフォーゼさせていることによって、そのつど軍艦の艤装を形成しているってわけなのよ!



 そうなると当然のことながら、このいわゆる『集合的無意識とのアクセスによる、万物変化メタモルフォーゼスキル』こそを、『なろう系』Web作品に応用すれば、『ゲーム脳的なアイテムボックス』なぞ、もはや必要なくなるって寸法なの。


 詳しく述べれば、『なろう系』転生勇者たちも軍艦擬人化少女同様に、大量の武具等を本当に『アイテムボックス』に収納する必要は無くなり、当該武具等を構成している全量子の形態&位置情報を、実際に使用する際にのみ集合的無意識からダウンロードして、周囲の大気等の形態情報を書き換えることによって、変化メタモルフォーゼさせれば良くなるわけなのよ。


 これだと、その場でいきなり思いつくままに、同じ兵器を大量に複製コピーすることすらも可能となるしね♫


 ほら、例えば超傑作魔法少女アニメ作品の『ま○か☆マギカ』第11話において、本編最大のクライマックスである『ワルプルギスの夜』との戦闘シーンでの、いくら何でも実現不可能と思われた、『ほ○ら』ちゃんが在日米軍等からかっぱらってきたとされている、莫大な質量の武器弾薬の数々も、しっかりと登場させることができるようになるって次第なのよ♡



 ──そうなの、実は今回『アイテムボックス』をテーマにしたのは、最近生まれて初めて『ま○マギ』TV本編を視聴していて、ほ○らちゃんが(右腕の盾のようなツールの中に)大型の武器の類いを無限に収納していることに対して、大いに疑問を感じたことに端を発しているのよお。




 ……というわけでこのようにして、今回から数回にわたって、『ま○マギ』を視聴して気がついた様々な疑問点の中で、異世界転生に関連がありそうなものを、順次テーマとして取り上げていく予定ですので、どうぞご期待くださいませ♡

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