第70話、実は『なろう系に対するアンチ勢』の正体は、すべて『異世界人』だったりして⁉【前編】

 ──現代日本の推定三千万人の、異世界転生希望の、ヒキオタニートのお兄ちゃん&お姉ちゃん、こんにちは☆


 実は『ツンデレ気味の妹(しかも幼女)』という、あざといキャラ付けでお馴染みの、『転生法』だよ♡



 さて、前回は『「真に理想的な異世界転生」を実現するには、何よりも肝心要な『異世界系のWeb作家』はどうあるべきか』という、第67話からのシリーズテーマにおける核心の一つとして、『異世界転生系のWeb作家の皆様にとって、最もお知りになりたいこと』について、本作の作者なりの持論を述べていこうということで、まずはその前提として、「もしも『異世界』というものが存在するとすれば、それはまさしくすでにWeb上に存在する、数多あまたの異世界転生系Web小説そのままに、すべてが現代日本人(の転生者)にとって都合良くできている」、とする、異世界転生関係限定の『人間原理』──名付けて、『現代日本人原理』あるいは『Web作家原理』について、あれこれと述べたわけだけど、今回はいよいよ大本命であるところの、




『異世界転生系Web作家にとっての、真に実効的かつ理想的な、』について、詳細に述べていこうと思うの!




 うふふふふ、これに関しては、別に異世界転生系だけではなく、すべてのWeb作家の皆様の誰もが、お知りになりたいことかと思うので、是非ご参考になさってくださいね♡



※ただしここで、【注意事項】を一つだけ。


 今回は、内容が内容だけに、かなり『きつい話』になるかと思いますが、別にこれは、特定の作品や作者様や、読者様やネット上のアンチ的カキコの皆様や、各種出版関係者の皆様等々を対象にして、揶揄ディスしているわけ、今回の内容をようくご吟味なさってくだされば、すべてがことがおわかりになられるかと存じますので、本作にとって数少ない本当に貴重な親愛なる読者の皆様におかれては、あくまでも『トンデモ理論』の一種と思し召して、けしてマジになられないよう、どうぞよろしくお願いいたします。



 ……さて、いよいよこれから、全Web作家さん大注目の、『異世界転生系Web作品におけるアンチ対策』について述べていくわけですが、まずは、Web上の各サイトで、異世界転生系の作品──いわゆる『なろう系』作品に、異様なまでに粘着している『アンチ勢』とは、について、述べておこうと思うんだけど、




 ──実は私、Web上のほとんどすべての『なろう系に対するアンチ活動』って、異世界人による、この現代にっぽんそのものへの復讐だと思っているの。




 それというのも、現在小説創作サイト界隈を席巻している、『なろう系』とか『ろう系』とかと呼ばれている、テンプレ異世界転生系作品の『悪逆非道さ』ときたら、もはや筆舌に尽くしがたいものがあるからねw


 現代日本人がいきなり神様レベルの『チートスキル』をひっさげて転生してきたかと思えば、幼い頃からまるで自分こそがその異世界にとっての『主人公』だと言わんばかりに、やりたい放題。


『俺TUEEE!』どころか、『現代日本文化SUGEEE!』てな感じで、現代日本の最先端の各種知識を笠に着て、『NAISEI』だの『現代兵器の導入』だの『マヨネーズの製造』だの『読書習慣の普及』だのと、異世界人の迷惑を顧みず、『勇者』レベルの戦闘力を生かした軍事的侵略どころか、それよりも更にやっかいな文化的侵略を推し進めて、異世界の政治経済産業システムに始まり、人々の生活風習までをも完全に破壊し尽くしてしまうといった有り様。


 特に、『主人公』である自分に対して、異世界人が無償で協力したり、女性からモテモテになったりするのは、もはや当たり前のことだと決めつけて、戦役を含めて大勢の人々に強制労働を課したり、数多くの美女や美少女たちを無理やり自分のハーレムに引き入れて『性奴隷』扱いするといった、双方の民族間に百年は遺恨を残すような暴挙を、平気で行うといった体たらくじゃないの?


 別に異世界は、現代日本の植民地でも無いし、自衛隊あたりを派遣されて戦争に負けて併合されたわけでも無いのにねえ……。



 ──とまあ、『なろう系』や『太郎系』のWeb小説に対して、最大限に悪意に満ちた見方をすれば、現に異世界にお住まいの方々と、まさにその異世界に天災レベルの『人災』をもたらした転生者を生み出した、Web作家とは、まさしく昨今日本が現実に置かれている、国際的な立場をそのまま体現したかのような、非常に微妙な対立関係にあるの。



※さて、番組の途中ですが、ここで再び、【注意事項】でっす☆



 以上のように、本作にあるまじき『時事問題』なんぞに、片足を突っ込んだりしたようにも思えるところですが、何度も何度も申しますように、今回はタイトルからして、『Web小説のアンチ勢を本物の異世界人だと決めつける』といった、完全なフィクションですので、けしてマジに受け取らないでくださいね?


 本作『転生法』はあくまでも、少々辛口のブラックギャグ風メタフィクション小説であり、作者自身も何らイデオロギーを有さない、完全なるノンポリでしかないんですからね。




 ……とまあ、再度の『お断り』も済んだことですし、次回からはいよいよ『各論』について、微に入り細に入り詳細に語っていくことといたしましょう!

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