第71話、実は『なろう系に対するアンチ勢』の正体は、すべて『異世界人』だったりして⁉【中編】
──さて、これから微に入り細に入り詳細に、「ごく普通の現代日本人であるはずだった人物が、一体いかにして本物の異世界人から精神を乗っ取られて、『なろう系アンチ』に仕立て上げられていくのか?」について、述べていこうと思うんだけど、
ようく考えてみれば、そもそも異世界人に乗っ取られて、Web小説のアンチ勢なんかになってしまうような輩が、『ごく普通』であるわけがないのよ!
実は彼らは彼らで、生粋の日本人としても、元々『アンチ勢』になる素質を有していたの。
──そう、『Web作家のアンチ勢』になるようなやつって、御多分に漏れず、自らもWeb作家でありながら、まったくうだつが上がらず、成功者に対する嫉妬心ばかり燃え上がらせている、いわゆる『永遠のワナビ』ばかりなのよw
◎具体的に詳細に説明するとね、
・実はすでにこれまで何度も何度も述べてきた
・そうすることによって、ワナビ日本人Web作家としての
・それも一人や二人くらいの話ではなくて、まるで「おまえらはその作家さんに、親でも殺されたのか?」と言いたくなるほどに、ネット上の当該大ヒット作品や作家さんの専用版においては、『アンチ勢のふきだまり』と化してしまうといった体たらくだったりしてね。
「……しかしそれにしても、いくら引きこもりのニートばかりとはいえ、何でそのように四六時中掲示板に張り付いて粘着できるんだ?」
「普通そこまでする、メリットは無いだろう?」
「『アンチ』や『ヘイト』なんて、やればやるほどエネルギーを無駄遣いするだけで、結局のところはデメリットばかりじゃないの?」
「そんなに、『成功者』が妬ましいのか?」
「それとも、それこそどこかの(その作家さんや作品に対する)組織的な『アンチ勢力』から、金でももらっているのか?」
──等々と、読者の皆さんのほうでも思われたことでしょうが、実は何とその裏には、(もはや何度も何度も申してきたように)『異世界人の意志』が存在していたのです!
・そりゃそうでしょう、アニメ化するほどに一般大衆に受け容れられやすい、『テンプレ異世界転生』作品の主人公こそが、異世界において常に文字通りに『主人公面』をして、異世界人の迷惑を顧みず、やりたい放題やり尽くして、異世界人の男性に無償の強制労働を課したり、異世界人の美女や美少女たちを『ハーレム要員』として『性奴隷』化したりして、異世界人からの『ヘイト値』を溜め込んできたのですからねえ。
──え? 「現実とフィクションとを、ごっちゃにするな!」、ですって?
「そもそもおまえの言っていることは、前提条件からおかしいだろうが?」
「何で、現代日本のWeb作家が、本物の異世界人に恨まなければならないんだよ?」
「Web小説家が作成した異世界転生系の作品は、あくまでもフィクションであり、その中で行われた異世界転生が、本物の異世界で行われたわけじゃ無いだろうが?」
「そもそも、異世界なんかが、本当に存在するのか?」
「たとえ存在したとしても、本当に現代日本人が、そこへ転生するなんてことが、あり得っこないだろうが?」
「つまりおまえの言っていることって、現実的には、何一つ成り立たないんだよ!」
──ですって?
……おやおや、今更何をおっしゃっているのやら。
本作における第67話や第69話を始めとして、これまで散々述べてきたじゃないの?
──現代物理学の中核をなす量子論に則れば、小説の中で異世界を描けば、現実にもそれとそっくり同じ世界観を有する異世界の存在が、確定してしまうって。
・何せ多世界解釈量子論に則れば、どのようなパターンの世界であろうとも、すべて最初から存在していることになるのですからね。
・それというのも、そもそも量子論そのものが、『この世界の未来には無限の可能性があり得る』ことを説いている理論なので、例えばこれをお読みの読者の皆さんが次の瞬間にも、小説に描かれた異世界そっくりの世界に転生する可能性もまた、けして否定できなくなるのよ。
・もちろん、存在しない世界に転生したりはできないので、必然的に、小説に描かれるような本来架空のものであるはずの世界も、存在することになってしまうの。
つまりね、世間一般では大人気の『なろう系』や『太郎系』のWeb作品に対する、『アンチ勢』っていうのは、最初のうちは、アニメ化すら果たした『成功者』に対する、いつまでもうだつの上がらない『ワナビ』としての嫉妬心やコンプレックスを原動力として、ネット掲示板に常時張り付いて陰湿で粘着質なアンチ行為をしていただけなんだけど、その『テンプレ異世界系作品バッシング』が度を越して、作中の異世界における、様々な日本文化浸透策略のための『強制労働』を課せられた男性たちや、ハーレム要員として『性奴隷』化させられた女性たちと、『憎しみの
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