応援コメント

第61話、勇者が最強の魔王として闇堕ちしたのなら、いっそ同一人物を再召喚して再び勇者に仕立て上げて、自分同士で闘わせたら?」への応援コメント

  • 物理法則に時間の矢の向きは存在しないから時間は実在しない説の信者?
    量子ループ理論とか物理法則そのものに時間の矢があるタイプの理論も研究され有力な説の1つなのが現代物理学なんだが

    作者からの返信

     @KK11様のコメントを二件とも拝読させていただきましたが、ものすごく深く読み込んでいただけているようで、作者冥利に尽きます。誠にありがとうございました!

     さて、順番が逆になりますが、第61話に対する御指摘のほうを、先にご説明申し上げようかと思うのですけど、当方不勉強につき、『時間の矢の向き』については、まったく存じ上げないので、私なりの量子論に対する基本的スタンスを述べることで、回答の代わりにさせていただきます。

     かつての古典物理学においては、世界と言うものには時間というものが付随していたので、かの『ラプラスの悪魔』等にて知られているように、物理学的な計算式に当て嵌めれば、未来を予測することすらも十分可能だと言うことでしたが、それに対して、この世の森羅万象を構成する物理量の最小単位である『量子』の、ほんの一瞬後の形態や位置さえも予測できないことを証明されてしまい、実は時間と言うものは、古典物理学が言うように、切れ目無く流れていくものではなく、一瞬一瞬ごとに分断されていることが、現代物理学においては『定説』かつ『基本原理』とされるようになったのです。

     よって、私自身の持論においても、「時間は存在しない」と言うよりは、一瞬一瞬の時点のみで構成されている『現在(という名の世界)』が、あたかも昔のアニメ作品のセル画のようにして、無数に集まって繋がり合って、(まさしくアニメ作品を上映するかのように)一連の流れを有する『時間』を生み出しているとする、立場に立っておるところであります。

    (※先にいただいた第57話に関する解説のほうも、できるだけ早くお答えさせていただきたこうかと思っております)