情報収集

 第三節


 毎度の事ながら外傷は治る。何事も無かったかの様に、恐怖も徐々に薄れて行く。意志力が切れればパニックになり、終わりだ。

 戦えなくなる。そう言うタイプは、内臓が停止を命令しているようだ。軽度なら病気が勝ち、運動性能が落ちる。忘れるかのように回復する。脚も引きずらなくなる。安心は痛みのトリガーを引き、苦痛を招くが声を出す事は出来無い。記憶に恐怖の焼き付きがあるが、徐々に薄れて行く。


 ヒマダ……。


 収容所生活なので、一応は暇な時は暇だ。時間が過ぎるのが刻一刻と遅くなる気がする。獣じみた整合性も元に戻さなければなら無い。精神のことだ。それは、一応意思に反する、ぐらいは知っている。A国製対害防止薬の効能も話が速いわけだ。セオリー通り、帰った時のことを考える。友達にはどう言うか。「気が遠くなる感じ」か。使用を考えるが、リスクは無い。二発連続くらいか。確認しようと思う。

 恐怖は当然では無く、一刻も早く逃げ出したいのもまた、事実。

 戦術的に生きなければなら無いのも、また事実。確認をすれば、時間が潰せる。その為に管理側のスタッフ、看守が居る。女性は居ない。黒磯も、トワイも、クリスティアンも消えた。物理動線が合わないだけだろう。

 減刑のため薬物の同時使用だったら頭が良いしエゴイストで無い。近づく感じが幽霊のノウハウなんて、無い。あー、エゴは近付くから口裏合わせ的な同時使用が可能だろう。スタッフが気を使い調整している可能性がある。廊下から開けた場所に出て作業をしている。

 遠くの足音なら反響で余裕で廊下だ。廊下は縦に走り、五十メートル近い。開けた場所が正方形に近く、右側がそのまままた、廊下になっている感じだがあっちは日照りが差し、つまりは南側を意味するのだが、袋小路のような小さい構造で何をするのかわからない。エレベータでもあれば便利なような気がする。しかし、重機で破壊された例があるので、地味に削りや鉄球による破壊に対しても強くなければならない。爆弾もクリアし全てを問題なくしてしまう設計と散々、考慮された後だ。脱獄にはエレベータ跡を使うのが一番良く、備え付けのミシンは針も抜きにくい構造だが、一応は凶器にし難い。感想は、幽霊頼りだと思う。

 まあ、任されていると言うことは、そう言う意味にとってもいい人間なのだろうと思う。二機で、動かしミシンを使い、囚人服を作っている。幽霊との格闘により、幽霊からの攻撃で青く変色した肩から腕で作業をする。最後の技、逆さ回転脚をガードした腕は治り、腕は本来の動きに戻る。ここまで来ると生きていた先輩の手によるものかと自分のもの、ガードを重ねて来た囚人服に対してもも思う。これまで、凄惨たる目に散々合ってきた。少々自給自足気味だ。

 監視する幽霊は言う。干渉は無い。レベルが上昇する条件が必要だ。そう、『死』型だ。

「ん、んー」

 幽霊はそれでも監視をして環境に干渉出来ないか考えている。エネルギーの利用だけに段々と純然特化するのが基本の形だ。黒服の管理スタッフはテクニカルに組みを決め、中々コントロール出来ないと言うのは事前に知る事が出来無い。準備は要るが、年々減らす事の出来ない絶対と言うのも知力と理力が組み合わさった世界の割には存在し得ない。人間の本気に対して、絶対に減る事のない数が3000という数だ。女子は喋ってばっかで交渉から改心すると思い込んでいる。思い込むからにはそれ相応の行動を磁力のように引き寄せる。幽霊は風来を見る。透明なのだがに引っかかった感がある。数に対しての純然たる理想は無い。数とは奪った命の数だ。風来は考える。幽霊から見てチャンスの続きを思考する状態だ。白いTシャツがひらひらする状態にならないかと考える。ひゅーおぅっとやりたい。


 腕輪の薬物をどう考えるか、幽霊がここにも来る。発見に近い幽霊がエゴかどうかを決める感じもある。これが事実だ。


「なるほど、厳しい」


 つい、うっかり口に出しそうだった。作業中はヘトヘトで気が付かないことをしていたようだ。リアルに喋り、幽霊の強烈な幻覚を自分のジェネレートだと思い込む。これも、エゴか。空間に声が張り付いてしまった。二人作業の相方に風来はフォローを自前でする。

「あー、……幽霊退治の時の仲間がね。居なくてね。その、腕輪の薬物が同時申請かなと思い、三連発も論理上は有る訳だ。そうすると、運営が成り立た無い」

「あー、お前、頭強いな。スリーワンのとこは一人減ったか?孤独に逃げ回ったのも居たらしいぞ。だから、席替えなんじゃ無いか?癒着だから。可能性、推論でも必要なのは癒着だからな。ああ、幽霊感は気にした方が良い。腕輪は失敗だよな?わかるよ。針とか余裕で使わせてるが。これ、金属探知機に自信があると思うだろ?矢張り、猛者はいた。改造したんだよ。クスリってのは合わない事ってのが絶対にあるらしいんだ。調合されている噂とかでセーフに心を整えていた奴はいたんだ。しかし、見てしまったんだ。黒服どもが薬物を入れていたらしいんだ。まあ、クーデターの為の今となっては釣りだな。釣るねっとあっさり殺られる訳だ。仲間用の暗号が案外有るからな。んでっ、胃に釣ったんだな。形状を知っていると、釣り針の形なんだよ。だから、猛者なんだ。パッチテストと思ったらしいが、殺害できるだろ?もう、幽霊は張り付いていたと思われる。これが、即死の処分の筈なんだ。裏の噂、って信じるか?これだ。歯に結び目ともう片方なんて有名だろ?お前のとこは違うか。胃に釣った針が何を起こしたかなんてのは無い。予定通りそいつは改造した。まあ、針は曲げりゃあいいからな。現物合わせだろう。しかし、薬液部に到達、腕が使い物にならなくなっちまったらしいんだ。蛇は皮膚には安全だろ?そんな感じだ。猛者なら知ってんじゃ無いか?ハッカーの」

「蛇は神経毒で、薬物ってのは、胃に入って効くタイプなど様々に有るが、注射か、湿布かにもよるんだが、痛みには飲み薬だ。点滴の固定か、湿布かだよな。小型の点滴だ。それは、知っている。内圧が変わったか何かで、血液に作用しなくなる?いや待て、確か有名だぞ。それ。改造は、一部皮膚に付着し薬液量が減る。単純に動けないのかなんかで幽霊依存だな。これも。外国の奴か、体質だよな。差別主義者でDNAが違うとか」

「計算違いだったらしいんだが。日数の方がらしいんだが」

「えーっ!!『病』型だなそれ。いや、流れは『傷』型か」

「それだー」

 彼は指を差す。身体に関しては厳しく鍛えてあるらしく、興味は手放さない感じだった。

 しかも、平然とそこら辺にファイルがある。意外と面白いので良く手にするし、人気が有る。目線は両者ともにファイル本体のそちらに向く。

 手で、病院への流れを描き体質からチェックをしそこで、死亡したのでは無い。片腕は形でも祈ることを奪い、平穏な時間が減った結果、発狂。人格は凶暴化、幽霊の言うことを聞く身となり、隔離。そこでも問題を起こし、基本的な振りにすげ変わりスタッフを殺しにかかる。そう、絶対に長期間に渡り厳しく鍛え続けて来た身体は、その区画内最強だった。見下す事で、精神の安定を保っていたはずが、ルーチンと化した長時間の懸垂に耐えていた時にそれに気付く。動かない物も動くと言う事で、精神力のなさを感じ、自作自演にまで持ち込まれてしまう。ばれた改造は、麻酔の効かない身となり、睡眠薬の一種が含まれるとこれらしく、それでも気合いで脱獄する事無く、出所する。そしてもう一度、発狂する。プログラムされ尽くされたかのように幽霊の再現をしてしまう。安心感は、制御のタガを外してしまった。発狂した場所が問題だ。場所が悪い。

 しかし、そこは車の中だった。右腕が動かなくなり、外の世界で治したって良い。


 これは、マスコミの見解だが、出所中の車の中は安定と信頼で成り立っていた。


 完全は無く、完璧になるために使われた感がある。それでも、言葉のやり取りで出たのでは無いか?そう思われる。悲劇が意外と多い。確か、バカにしている表現の箇所に抗議をしたが、言葉は消えると本人用に変えられたか何だったか。「関西圏では医療ミスとは言いません」に例えられる。標準語とのコミュニケーション、意思の疎通の話だ。そう例えられる。しかし、本人も問題だ。


 確か、複数回観た何かのそれが色濃く影響し、所詮ニホンの作ったものと蔑視からの隠された推論が繋がり犯行に及んだなど、ややカルト的で有るのでインターネットのオカルト的に有名だろう。U国のミスを日本のせいにする連中だ。指での説明は机に描けるので伝わる。会話は止まる。看守の視線内の出来事だが、注意をこちらに向けた感がある具体的には仲間には帰ったら、こう伝える。


 看守の靴音がしたからだ。まあ、管理そのものが幽霊依存なのは事実認めるだろう。

 暇は同じだった。有意義な時間が過ごせた。そう、脱獄の可能性を消されていたと風来玲央は感じた。システムと幽霊、双方からだ。


 これはセーフなんだよ。と言う感じにクーデターの事は小さい声で言った。スリーワンから針の辺りで秘密は終わる。


 地黒の管理スタッフが多いのに対し、日光に当たる事は良くて一日三十分程度、生っ白い日焼け具合の真っ白な囚人服の集団だ。黒い特殊部隊用とも取れるツナギ着用組は地黒、日焼けレベルも高く、楽しんでいると思われる。風来玲央から見た世界はこう。狭い世界に押し込められた感じだ。視野も専門化するので、外部用との抵抗感と環境への適合をどちらを取ろうかと考える。しかし、ありがたい事にこの場合は、

 教育システムが間違っていることは有ってはなら無いからだ。

 薄れ行く、冤罪への怒りだがカリバーンは命令する。「戦え。悪と戦い勝て。また、悪魔と戦える身体と成れ」と。


 霊感は無いはずなのだが。


 感受性はそう、仕事をする。環境は親も薄れさせる。適合してしまった感がある。事件自体は俺の価値を下げることには成功した。それでもまた、尚近づいて来た看守の足音に二人で顔を見合わせる。風来から彼に話す。今日会ったのは初めてだ。言葉でセラピーをし、ストレスを解消するタイプなのだろう。印象をこう持つ。観察力の結果だ。環境は観察力を鍛える。

 靴音はコツコツと近づく。

 在庫みたいに倉庫の様に服が袋詰めしてある場所なので、一人でも天を思い光を見て自殺、袋を用いる。複数だと殺し合いに発展する可能性がある。看守を攻撃する可能性や先の口の中に含むなどストレスから本当にやっても喉に物を詰まらせると言い非常に嫌われ、材質の向上が見直しと共に図られたが、結論から言うと透明な紙なんて無い。密閉にはビニールで有り免許の説明の様なクドクドした説明を初日に大抵の人間は受ける。やはり幽霊のせいもありイライラし対策感が出る。

 天井は高く、靴音は近づく。その音は止まら無い。

「虫一匹いない清掃ってのは、セクトと言われた禅の修行に近いらしいんですよ」

 髪型を固めたらモヒカンになりそうな日焼け不可能環境で白くなっただろうミシン縫いの相方は言う。他の仕事の話だ。

「あれって、F国が妬いて虫一匹寄り付かない事をインセクトと英語にして不潔王国を誤魔化したんじゃなかったっけ?」

「いや、あそこの国は楽しく政治暴動を至近距離で安全に観るのが一番楽しいんですよ。有名遊園地とキャスト見て夢見心地に憧れるのが人間に取って調度良いですから。不発弾の催涙弾を入手してこそですよ。拾った事ありますけどね。警察が制服がファッショナブルで勿論、対武装用のもかっこいいので参考になると言う、やり過ぎればヘリからの狙撃ですから、何処かのアニメのシーンそのものですね」

「あー……、昆虫はわかる。いや脱獄に使われる疑いだろ?名演技の種に口に含むって言う。だから名縁起物と化すみたいな。何だっけ?看守の前で出すんだよ。そうすると、寄生虫よろしくグッドな休憩が得られると言う、有名になる前は麻酔がそれでも欲しくってやってしまった。しかし、誰かが蝶々の芋虫の時に口に含むと麻薬効果が有ると絶賛し切った見栄の大嘘がなんか、心を打ったらしい」

「わかります。それはやります。なーんだそこかー。インターネットで上手く拡散かキャッチ出来ないので厳しいんですよ。アゲハ蝶自体は、あー、化粧品のネタ元とかうっとりさせると言う意味ですか?難しいなフランス……いやF国でも聞かなかったな」

 清掃は機械がブラシを回転させるが高級自動洗車機よりも優しいので優しい気持ちになる。フィジカルを鍛えるのには良いが、洗剤と水と乾燥とこの三工程で徹底的に攻める。壁なんかも機械式の所が多い。セットして監視と言う一番暇な作業で隣との距離も空いている。声も大きいので注意されるレベルに迷惑、椅子は折りたたみにタオルをクッションの位置に敷いて行う。

 収容所に来ないために、イメージの否定の為に情報を集め無い。又は直結するイメージを持たない事をする。集め無いこれが正しい。気を使われると情報収集が出来ない。モノとして転がって無い状態にされる。非常に近くに看守は来る。

「話が不味かったのか。何か良い方法は?この場合どうなる?」

「買収を言われるところですよ。不味いんです。システム上のサービスが受けれないと言うのは致命傷につながると言うのはわかると思います」

「あれだ。そこのオヤジはアメリカ人の白人だったが、御ポイントは使えなかったんだよな。アメリカ人のせいで魚金を使ってもらってどうにか本国にたどり着くんだよな。あの不幸さとタフネスさが異常なんだが」

 普通はこれで撤退する。何かを悩む様でもある様だ。

「そう、御ポイントは買収に使え無い。本人に張り付くからなんです。遠因の致命傷が解っていただけますか?おお〜話が分かる。ありがたい」

「針か。不味いのは。なるほど。ええ遠因は分かる。スギ花粉から対策が遅れたせいで体力が激減してレッドゾーンに行くあの話だよな」

「バリバリの正義ですとも。本来。俺はそう言うのが好きすぎてつい、うっかり情熱があらぬ方向に行き」

「分かる。それは、火の扱いなんだよな。初代か開祖の間違いを叩くしか無いと言う。象徴を完璧にクリーンに異性にモテるくらい綺麗に叩かなきゃいけない。男性が多いが、これは知ってるか?」

 風来は、看守の足音対策に反応しているのを認めつつ、誤魔化さなければならない。ポイントは目の前の人間が荒れても駄目だ。沸点に達した怒りは、他社の為、愛なのだ。上手くバランスを取る。多少の利用は、片目をつぶりつつ上手くやらなければならない。

 この様に感じる。

「複雑化するけれども一本の様に因果が繋がるのをご存知でしたか。なるほど、政治家が正体なんです。民間が頑張れば良いのでは無く、体力の衰えと共に引き籠りにならざるを得ないと言う」

「ああ、それは分かる。民主主義の致命傷だよな。多数の人間がそれを選ぶからそれをAとするとA出ないことが恥ずかしいと言う、こう言うところから屈折して行くんだっけ?このタイプの屈折は、普通は信条とか信じている何かだったりするんだけどな」

「そう、村八分の論理なんです。厳しい」

 異様な空気は罰することを探していそうな足音のその響きに縛られコントロールされている。

「林の近くに基地があれば当時人権を超える叩きが横行していた社会において正義の報復が自衛隊で、できたんだがな。とかこう言うおばあちゃんを思う子供の論理や苦しい人間を無視する習慣が出来上がっていくんだよな」

 風来は黒磯ユウゴの言っていたことを、思い出す。内紛から壊滅しかけた組織が有るとは、ここで噂で聞く。走らないことが葬いとすり替わる論法は苦しいが、別の正義が成り立ったと言えたのが下町レベルの正直なところ、そう、思い出す。

「それが嘘じゃ無いんですよ。はらわたに溜まっていくと言う。この行き場のない怒りは政治家が捕まらない所にあるんです。知ってますか?自殺用のテクニックは殺人用にも使えるの。そう言う感じです」

 政治は火が何故か着くとして有名な会話だ。場所や言語も研究されても紳士的には行かない。そしてここでは紳士的で無いと死ぬ訳では無いが、死への階段を登り、ペナルティや罰則が人為的に付く。丁寧に100%吐き出させつつ、上手いキャッチボールが要る。彼は腹に溜まったストレスが爆発かバネの反発の様に予定を超えた圧力や、機構上の想定ミスなどにより、機械自体が壊れ、金属の反発する機構が裁断する。これを思わせる。サスペンションの話だ。人間はそう簡単に完成形である訳がない。想定してない仕事イコールのストレスを与えられる。与えられるとは要求されて給料の面で首を絞め、命令形の行使を行う。首輪と縄の間柄、それを用いた関係に近いが、ペット扱いを人間が辞める訳が無い。定石に近くなってしまった。便利さはやはり、多数が選ぶ。民主主義は放逐を作り出す。



「天皇の裏の仕事だよな。政治家より政治が上手くなけりゃ日本はミサイルを撃ち込まれて欠けて砕かれていると説なんだが妄想にも近いかも知れ無いが実際そうでも無い。エゴイストニッポンの時代だよな」

「おー、やりますね。まず、村八分は大抵の場合、問題を起こして来ました。いじめの源流ですね。ここを起点に激化して行くと。大地震の際、再現が上手だったゲームがあるんです。水も食料も無く姿勢が固定されていたので、胃を痛めて衰弱した状態で助けられます。仏像に画かれているような、ブッダの苦行荒行と同じです。これが、本人が希望したか。これです。もっと酷いのは丁寧に描かれていて、残酷描写の連発なんですが。そこじゃ無い。カネと時間の経過、リスクまでの再現がやっぱり本物だ。平和が壊れ、鑑が壊れることが正しい状態、即ち正義だと説いているとも取れるんですよ。やられましたねー刷り込みですねー。例えどんなに下手でも。結論は簡単、独裁者と同じ。死骸が積み上げられると勲章や飾りであると。わからないでしょうねー」

 彼はしっかりと前を向き意志力を持って呼吸が見えない状態で間を置き、次の様に続ける。

「危険性の高いところです。簡単に言うと機械のパーツなので人体は国家の物として采配される危険性が有ったんです。だから、例え隠蔽手法が出回っていても警察がその後、もの凄く欠損パーツを捜しましたね。ここです。繋がりが有るのでは無いかと言われています。敬天愛人と大和魂を完全にコケにし、我が物として象徴として成り上がった状態です。首相に一人は実在します。戦後です。所有権をぶっ放した究極の詐欺師と言う言い方が適切です。彼らと話し合うチャンスに恵まれたなら、所有権が落とし所です。パラサイト思想が結論なのですが。必ず甘えて来ます。わからないとやられてしまうので見破る能力が要る訳ですね。だから、マインドコントロールの手法だけが発展して、不安商法が成り立ったと。本来、ガソリン代の上下があるので、買えなくなる物なんてザラに有り、それが無いせいでいじめられると言う現象が起きます。それも、根拠は思想犯は首相と同じ左翼サヨクに有るんです。極端です。グッズごときの揃えでいじめが横行し経済的にも思想的にも政治的にも正しいんですから、メスが入らない訳です。自殺も横行します。今なら余裕ですね。ブッダも幾ら天才でも『悪魔と戦える身体となれ』この様に命令されて無ければ、魔術史だけ読み解くと胃もあるので厳しいでは無く、死んでいたでしょうね。今の環境だから言うのですが。外道転生系ので時間や人を振り替えても代償は高いと言えます。死者数は3000人は我々は下りません。再犯も有ります。理想的と叫ばれても、人間の数の供給が異常である程、亡くなっている訳です。分かりますか?外国系の存在です。日本語文化のストレスからあっさりと過剰なリスクに晒されることになってしまいます。正義の提示が犯罪系へのトリガーですから、先程への答えでは無いですけど光明子様とかいらっしゃったのか?と思います。シーケンス的には、お前は天皇になりたいだろ?って奴結構多かったんです」



 厳しい意見だと思う。しかし、社会をえぐり抜いていると思う。

「正確な表現は本人を護るんじゃ無かったか?」

 風来は頭を抱えて次を言った。

「ああ、多発テロの時の遅れや、同様に指示命令が遅れた大地震の際の政治家による、死体遺棄損壊は他国から見たら事実だが全く不問で天国的に死んで、祀られ方も良いもんな」

「ここの論理と言われそうなんですけれども、観光収入が外国人渡航客からのが下がるのが三年と言われてるんですよ」

「はあ、やべえ。そこは詳しくない」

 風来は、いなすのは接客業だっただけ有り、答えに対し、得意だ。相手は、右手でU国式収容所であるここの床を右手人差し指で指差す。

「続けます。指がやっぱり事故で繋がったんですけど、一度飛んだ奴がいました。器用さですね。安全性のため、刃物を避けなければならないと言う。ここでは無いんです」

「ん?何それ?続けてくれると嬉しいんですけど」

「ロシアとは無理矢理仲良くなるために魚金ウオキンなる商品券が両国共通で作られました。日本語ですが、首都モスクワがイギリスよりにあるせいですね。時価に為替でたかが二重の手間ですが人間には限界が有ったんです。メカが優秀で取引可能でも、夢の経済特区の真似でも結局、食の安全と所在と責任を人間はつまり、両国は取ったんです。バラマキ配分が崩れ、テロが存在意義と崩壊を示した瞬間と言われる手ですね。当時、かなり良い保存方法と輸送方法があったんですけれどもそんなの無視。ロシアは戦争があって恐怖を日本に与え続けていた。これで、ヒトとはしょっちゅう変わるので、金で解決を計った。これが魚金です。酒に近い名前も親近感が湧き、損失も結構出るらしいんです。日本だとダガーで漁が変わったのが有名で、補填無しですよ。放棄されるんですが、死骸が沖に上がるのが嫌だから、つまり、働け。ボランティアしろとまあ、メインはロシアとの港間なんですがそこが出すんですよ。持ち出しに近く。13%ラインを波の様に揺らぐと。密漁と栽培漁業と言う養殖が有りますからね。因みに海岸の清掃費を知っていたら知り過ぎです。関係者か、ハッカーです。わかりますかね」

 彼は収容所では無い、指を振り港だと指し示す様に、まるでフランス人と喋るためのソフトを展開した。

「分かる。厳しい」

「EUの日本国版があるのをご存知ですか?」

「分かる。御ポイント」

「公益法人も名ばかりで所詮は人間だったと。非営利やイメージででも善を謳った英語系の団体等は嘘が実はまかり通ると。非課税が理由が善。これが巧妙な嘘の上に無税納入は人間で無い卑屈感が漂う。ここがミソです。8%の課税で持ち出し、御ポイントとして運営されてます。これが、戦時の大東亜の夢と同じメンツと言う。大体ですが。天皇陛下は天皇陛下のお仕事を一応はしてらっしゃいますしね。あの校則発言には参り、セール品や足の形状と鍛錬を無視した罰則に近く、生徒を所有してる感があり葬式を旨に調度品の規定等は公僕のステータスに相当し、戦時下の敵国の捕虜または日本国側の捕虜の受けた扱いに近い。質問としては、ナチへの報復ですか?将軍はデザインに話を意見として介入させたかと言えば本望では無い。捕虜の様に扱う間柄は命令を含むだろう。それはね。……なんですよー。引用ですが」

「御ポイント成立の裏だよな。知っている。天皇の正体がガソリン費に強いオヤジだったこんな事実が有られたとは思わなかったな。時間拘束上金持ちが、御ポイント獲得が難しく、有名になれば宣伝になってしまうと言う何処かの政党の夢が叶ったんだよな。引き籠り対策を結局、発言の自由では無いが言論の自由は民主主義だと言葉を否定する。全く無責任であったところに各家庭にインターネットのルーターみたいなのを配備するわけには行かない。財産権は死者が出れば、特に此処なんだが、不動産価値は下がる。何かを言いたそうな不審なモノなら特にな。まあ、三国共通の金が出来ただけなんだが。死の権利では無いが、生きる権利を社会コミュニケーションには言葉を使うから引き籠りにならざるを得ない。引き籠りを製造している。だろ?」

 風来も指を床に向ける。それは人差し指で右手によるものだ。丸コピーか?マジか?では有る。目の前の、彼の言葉にそう思う。

 幽霊の監視は何も無いと反応している。風来はそう考える。

「上手い」

 そう答える。拍手をしている。少し照れるが、看守は上手く巻けた。

「そこなんですよ。圧力であの、腕輪薬物を使用させられてしまうんですけど、変な聴き方をすれば特に、自動車の運転が怖いらしいんです。また、別のセラピーがいると言う」

「へーそれは知らなかった」

「へーそれは良かったな。足音を消すぐらい余裕だ」

 看守が現れた。よって必死に作業に戻る。大方終わると作業効率と慣れで、暇なのだ。そこを狙う様に縫われる。傷口を縫う結果になると言うスラングだ。

「髪型を……」

 目の前の人間は頼り出した。サイドを綺麗に剃り、スキン状態にしたトップだけ黒髪の細い整った毛質を思わせるこの髪型の割には完全に、長い。サラサラした感だ。少しの感覚が乱れを起こすと言いたそうだ。風来はこのテの人間に慣れている。金髪の虎寄りの風来もいるが看守からの髪型による差別は無い。この感じだと今後一切無いだろう。

「俺は、音原と言います」

「あー俺の昔の仕事に近い名前、オレは風来玲央って言います」

「なるほど」

「そこら辺にしとけ」

 看守が締める。メチャクチャフィジカルがいいが、小柄に見えるのは嘘で、180は超えている。これもスタッフの時の経験による。Tシャツを適切に選ばなければならないからだ。フェスタなんかに向けて、買い揃えたり、信者よろしくギッチリ合ってなければならない。一撃必中の癖は仕事勘だ。腕も隠しているが太い。大人しい髪型に騙されてはならない。行動基準の違いは特殊部隊を思わせる。距離の違いも適切だ。

 殴る様に出来ている。そう直観した。男だからだ。幽霊との経験もある目の前の白のツナギは175センチくらいだろう。モデル体型なのはガリガリに絞るのもトレーニングだからだ。広背筋の隆起しているタイプと推測から思う。風来は質問する。

「幽霊で鍛えた暴力にも対応しなきゃいけないと思うのですが。暴力の発散とはやはりあるのでしょうか?」

「まあな」

 プロが他にも多数いるだろうと思う中で、初日を思う。クーデターはあると思わなかった。事実がガリガリガリガリと変わって行ったあの日だ。管理スタッフは答える。彼は続ける。

「はっきり言えば、暴力にはより上の暴力、異常な制御を見せなければいけない。ああ、風来か。訓練だ。お前なら分かる。たまにもう一度来るのでは無いかと不安になるからな」

 空調の必要の無い部屋が色が変わり夕景を知らせる。上を向く姿がまた、隙が無い。距離と物全てが彼のためにある様だ。話は終わる。夕食に向かう。

 もう一度とは収容所の事だ。彼は手で「ここ」と言いたそうだった。


 小首を幽霊は傾げる。右側に、余裕の気分のいい左側では無い。仕事の違いからスタッフには近付き難い。複数人で後ろから余裕の表れ方が出来るようになった時、外国を混ぜると方式が狂い触れなくなる。失敗は無い。干渉出来ないだけだ。女子の棟には『傷』型が多い。れる前に言うことを聞いてくれる。強者に対しては圧倒的コミュニケーション力で対抗する。暴力を使うのは男子だ。勢力図的に、『死』型と試作つまりプロトタイプが多い。

 強者を前にした時、女子は特に、条件が整うかのようだ。サバイバルを命令して作られているだけの事はある。対抗していると情報収集は告げる。

 愚か者のする事で、現在只今憑依からエネルギーを利用すれば環境に負けてしまう。マイナスエネルギーの算出なので利用価値は自殺で意思にしたがった方が良い。憑依したと言っても、簡単にポロっと外れる事を意味する。

 思う。

「環境は整い、折角干渉出来るようになった。襲撃が目的なのでは無い。物が欲しいわけでも無い。生体エネルギーを頂戴すればいい。生体エネルギーを頂戴し続ければいい。今、入る事は悪い。条件が整わない。意思に反さ無い」

 人間の状態をシフトさせる条件としては整わない。外部からの圧力で変える事は難しい。環境が整うから簡単に出来る上に勝負が出来る。

 気分も悪い。


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