輪廻転生ってかっこよくね?

@3sco-san

第1話「死?」

「寝るか。」

布団に転がる。今日も1日が過ぎていく。バイトはしたが長続きはしなかった。

申し遅れたな。

俺は高校生探偵工藤◯一。幼馴染で同級生の…

はい。真面目にやります。

俺は佐倉臨。高校2年生。

いつも楽しいキャンバスライフを高校で謳歌している…と言いたいんだが先ほどの生活から見てわかる通りまともな高校じゃないしそもそもまともに学校に行っていない。つまり俺はまともじゃないってことだな。

家系はというと父親が外国で蒸発。噂じゃ誘拐されたとか言われてるが実際のところどうなんだろうな。

母親は半月前にストレスで死んだらしい。俺が学校に行くように働かせ過ぎたんだろう。持病がストレスで悪化。あれ?これだったら持病で死んだのか?まぁどっちでもいいか。

そもそも俺は学校に行かなくても勉強はできる。資格も小6で漢検1級、中3で数検1級。英検は検定に飽きたからやめた。面倒くさいのだ。

だからその成績を武器にバイトをしようとしていたんだが…高1がなんせ空白地帯なんでね。大したところには入れない。そしてやっとは入れてところをクビになって今に至るってわけだ。

バイトを辞めたから金がねぇ テレビもねぇ ラジオもねぇ 俺らの家には電気がねぇ!って吉幾◯みたいなことも言いたいけど実際金がなくてかなり困っているのだ。

「昨日読んだタウ◯ワークどこ置いたっけ」

結局読者の皆s(ゲフンゲフン 自分の自己紹介を淡々と一人で喋っていたわけだがそんな状態で眠れる筈もなく、バイト探しをすることにした。

タウン◯ークを見つけてからベランダに出た。俺の家はボロアパートの4階だ。地震が来たら崩れるレベルのアパートなので高い場所は普通に怖い。その代わり風を感じるのでリフレッシュには良いところだ。

「さて、明日にでも浅草の洋服屋辺り攻めようかな」

刹那————


—————まぁボロかったのだろう。寄り掛かったベランダの格子が崩れ落ち、俺を外に突き飛ばした。

『あーあ。やっちまったよ。どうするか。』

そんなこと考えながらなんとか足から着地するように頑張るが無駄だとわかり頭から落ちることにした。この高さじゃ助からないだろう。

「来世はスライ◯にも転生してんのかな」

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