忘れじまい

あ、


キレイな言葉で包んだら 

この気持ちもキレイになる気がして


キレイな気持ちから生まれてこなかった 言葉だけど

いつかの未来の私のために

キレイに取っておきたいの


きっと笑ってくれるかしら

きっとキレイに見えるかしら


挟んだままで忘れてしまった 押し花の栞みたいに

同じ気持ちで開いたとき ようやく思い出せるように


この胸に咲いてしまった 刺々しい想いに

薄紙ひいて 

重しを乗せて

そっと 言葉にして


包んでおきます 詩を一つ


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