車にライオンが乗り込んでいる夢。
猫店。
第1話
ある日私はなかなかのマンションに住んでいた
なかなかの、というのは
高級という意味ではない
不思議なマンションだった
建物全体の真ん中が吹き抜けでそれぞれ部屋はワンルームしかないが
ぞくぞくと友達が各部屋の住人になりにやってくる
友達が全員ここに住んでくれたら便利だな。
今思えば日当たりすんごい悪い部屋ある・・・。
♦
ところかわって突然ルームシェアをすることになった
ルームシェアとは名ばかりな
夜になるとそれぞれ家に帰るのだ
それってルームシェアじゃないじゃん
と、突っ込むべきだが、夢の中では普通の出来事としている
♦
私の母はみんなのために車を買いたいと言い出す
おいおいどこにそんな資金があるんだ
馬鹿を言うなよ
もう買ってしまったと言う
・・・・
意味がわからない。
そしてそれは既に自宅の駐車場にあるという。
いやいや意味がわからない
「だってまさか家に届くと思わなかったんだもんー」
もはや意味がわからないを通り越して気分が悪くなった
私は母を思いの限り殴った DVだ・・・
♦
その事件はなかったかのように
母と私は車でどこかへ向かった
見覚えのない車なので今回買ったという例の車だろうか
道という道には
車をふさぐ巨大蛙、椅子、ライオン、熊、などなど、たくさんの動物がいた
動物じゃないものもいた
あのDV事件はなかったかのように母と過ごしたが
事件の直後ということはわかった
なぜあの事件がなかったかのように過ごしているんだという思いがあったからだ
私は殴ったことよりみんなのために車を買うというお人よし行為が許せなかった
この人のお人好しは死んでも治らないだろう
♦
先ほどの動物たちをよけつつ
時には、巨大な蛙や椅子などをドンドンはじき飛ばし、
車はどんどん進む
はぁ、またライオンがあらわれた
ここはどうにかスペースもあるし
よけて通れそうだ
次の瞬間ライオンは私の隣にいた
うーむ、これ危険すぎませんか
ライオンはうちの飼い犬かのように
私にぴったりくっついている
試しにあごあたりをなでてみた
気持ちよさそうにしている
どうしよう。かわいいなぁ・・
帰ったらこの子をどうしようかな
ワクワク
おしまい
ありがとうございました
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・
2016年6月の夢
車にライオンが乗り込んでいる夢。 猫店。 @nekot_en
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます