17P to 20P目

4月5日月曜日、雨


これから日記を書きます。

三日坊主になる未来しか見えないけど…

今日は光一くんと付き合いました!

光一くんは不思議な男性です。

イケメンじゃないしイケボじゃないし細マッチョじゃないけど、なんか惚れてたというね

漫画家を目指してるらしいです。

見たいなぁ



4月7日水曜日、くもり


今日から大学が始まったぜ!

光一くんに会いたいなぁ。

本当は進級するつもりなくて、とっとと自殺するつもりだったんだけど、光一くんがいるから頑張ります

一月くらい続いたら、お母さんに報告しようかな!



5月1日土曜日、晴れ


大学のせいで、光一くんと会うのが週一くらいになってしまった…

光一くんは夢を諦めたと言ってた

いやぁ、すごい人だね本当に

それまでの人生の、寝てる時間を除いたほとんどを捧げた夢を、自分の実力を客観的に観察して諦めることができる。そんな人なかなかいないと思います!

素敵な彼氏だなぁ

光一くんは夢という主君に操られる奴隷人生から、自由な人生へと進んだ!

私も、光一くんみたいになりたいな



7月30日金曜日、めっちゃ晴れ!


光一くんと岩盤浴に行ったよ!

お店の名前は忘れちゃったけど、そこの岩盤浴は春夏秋冬でテーマが分かれてて、私は冬の間が一番好きだった!

光一くんは夏の間が好きだったらしいです

ただでさえ暑い夏なのにね!不思議な人だ!



8月3日火曜日



光一くんと付き合ってることをお母さんに言いました!

よかったねーって言って泣いてました!うーん、多分きっとおそらくだけど、私が男性恐怖症になったと思ってたんだろうなぁ

今度紹介したいな!!!



10月5日


今日は、って書くのも少しおかしいのかな。当日に書く日記じゃなくて、後日談的な感じだからね。

光一くんと半年記念迎えました!

私の昔のこと話したら、光一くん泣いてたなぁ。感受性豊かというか、人一倍涙もろいというか、すごくかわいかった。

悲しい時に一緒に悲しんでくれる人って、励ましてくれる人より心強いな、私には。

うん、やっぱり大好きだなぁと!



10月10日


昨日光一くんと初チューしました♡

いやぁー、心臓が爆発しそうだったね!

なんだろうかあの感覚は、別に人生初って訳じゃないんだけどなぁ…

茶番じゃないって事なのかな、大事な現実なんだろうね。

賭け事が好きだって光一くんと通話してた時に言った事を思い出したんだ

負けたら全身青ざめて、勝ったら真っ赤に高揚して、人間として生きる上で、最大の喜びを感じてるみたいって言った。

光一くんが覚えてるかはわかんないけどね

確かに私は今真っ赤です!時間を賭けて、未来を賭した、光一くんと二人で張った博打は、今のところ純黒だなーって思う!

泊まったばっかだけど、もう会いたい!



10月13日


なんと私、ガンになりました。

怖いのはしかしね、注射が出回ってることですかね。

その注射は新宿の歌舞伎町にある出会いカフェで流行ってたものらしくて、ごめんごめん泣きながら言われたけどまじかー。ピンと来ないよなー

金を稼ぐには障害を負うのが手っ取り早くて、目に見えない重病なら効率がいいってさ。

いっそ死んじゃいたかったなぁ。

一家心中選んでくれたら、これより嬉しいことはないのに。



10月14日


膀胱膣漏の手術を、障害補償のために受けさせてもらえないのは我慢できたけど、もう辛い。

生活保護は入院費も病院で出される食べ物も、お金がかからないからって。もう殺して欲しい

誰かに知って欲しい

光一くんに全部話したい

私はこんなに辛いって、死にたいって

生涯にわたる生き地獄だ


国はどうして、親類を犠牲にすれば食べていける制度をつくったんだろう。

法律の抜け道か、サービスの裏口か、身を切り売りして家族を生かすだけなら、私という人間はどこに存在しているんだ

この思考も記憶も、全部私だけのものなのに。返って辛い。中学生の時に家族で出かけたキャンプの思い出とか、ただただキツイ。愛憎模様はフラクタルに複雑で、分析しようと近づいても、結局同じ答えだ。

死んだら終わるのかな、こういう考え方も。光一くんが褒めてくれた私の思考回路も、容姿も全部。なら死にたくないけど、1日は長いんだ。24時間、1440分のうちのたったの5分が過ぎれば、また死にたくなるんだ。


必死に動いて生きようとする心臓が憎いんだ。



10月17日


昨日光一くんと泊まって、実は見つけた瞬間に少し涙が出た。

どっと色々溢れてきて、号泣しそうになった。

どうにか光一くんに悟られないよう、普段行かないお洋服屋さんとかで極力意識しないようにして、夜ホテルに泊まって、朝早くに、光一くんに気づかれないようにたくさん泣いた。

めっちゃ泣き顔で光一くんに勝手にキスした。

寝顔が愛しくて愛しくて、たくさんスリスリした。

もう自分でもどうしたらいいかわかんないくらい、光一くんが好きで好きで、全部が欲しかった。

今日のお昼過ぎに光一くんとバイバイして、今これを書いてるんだけど、もうなんていうか、わかんない。むずむずする。

顔を見たい、触りたい、触ってほしい。光一くんの全部欲しい。唾液でも精子でも、おしっこでもいいから、もう、なんだこれ。光一くん。

自分でも気持ち悪いなって思う…笑



10月23日


光一くん、明日バイト朝かららしくてお泊りできなかった…

でも光一くんに会えただけで死ぬほど元気になる。

自己破産とか生活保護とか障害補償とか闇金とか、全部どうでもいいから。光一くん。好き光一くん。

赤く腫れてて痛いけど、今日夜、おなにーした。気持ちよくて、光一くんに犯されたい。殺してほしいくらい。騎乗位のまま腹上死できたら、それほど嬉しいことはない。



11月3日


また私は病院で書いてます。

もうこっちに住んでほしいんだろうね、お父さんは。

それに、悲しいけどお母さんも、少しおかしくなっちゃった。私の事を怪我か何かだと思ってるみたい。傷痕を心配してほしいのは分かるけど、出来たら私を腫れ物にして撫でてもらうより、自身の足でも切断してほしいな。

本当に疲れた。



11月4日


今日は光一くんが来てくれた。死ぬほど愛しくて嬉しかった。

お母さんの言葉、光一くんにはどう聞こえたのかな。東大卒だから基礎学力はあって、その上人間観察力が長けてる光一くんなら、なにか気付いたかもしれないな。

でもきっと、私には言わないと思う。

光一くんはヒールを倒すベビーフェイスって感じじゃなくて、自分の分をわきまえてるヒーローなんだ。奇跡とかに賭けない人。打算的な数値を出して、大切な人を守るために平気で土下座ができる人。

気付いても光一くんなら、私のために自分の生活を犠牲にして、時間を捧げようとするんだろうなぁ。



11月7日


光一くんと漫画喫茶で漫画を読んだ!

私が漫画喫茶に誘った瞬間の、若干見せた渋い顔は多分、つい最近諦めた夢を、叶えた人たちに思うところがあるんだろうなぁ。

光一くんはそんな事思わなくていいのになぁ。

そんな事を思わないくらい、私の事を好きならいいのに。

しかしまぁ…そんなことより…、光一くんの前で泣いてしまった。

たまらなく安心できたからかな。全部本音を出せたからかな。好きだな、会いたいな。泊まれなかった事が本当に辛いや。

また変な注射されたし。

急に泣きながら電話してきて、本当にごめんだなんて、もうそれは暴力で力づくとなんも変わらんよ。



11月10日


前期の学費の支払いが滞納して、11月末までに入金されなきゃ除籍という電話が…。もともと奨学金で行ってたんだけど、親は別のことに使ってたみたいだ。

まぁ、大学なんてもうどうでも良いから、いっか。



12月13日


朝ごはんで食パンを食べた後に、気絶して気付いた時には病院にいた。

注射の効き目が悪くなったから、毒を盛られたのかもしれない。でも、お父さんはいつも注射する時は私に声をかけてからだった。ただ発症が遅かっただけだと思う。思いたい。

毒を盛られたかもしれない、だなんて思考、持ってしまうとこまで来たのか私。いよいよいよいよだなぁ

するとしたらお母さんかもしれない。治った傷跡じゃ誰も診てくれないから、カサブタを無理矢理剥がしたのかも。周りの皮膚も引っ張って、前よりも大きく傷付くように。

もういやだ。殺したい、私の事。なんだこの思考回路は。脳みそ全部取り出して、ドロドロになるまで放置した後で土に埋めたい。

ダメなんだ、その類の汚れは。綺麗にしようと漂白しようにも、触ろうとした途端にどうしようもなく広がって、それを棄てようにも他の物にまで汚れが移ってて、気づいた時には手が付けられない。疑念とはそういうものだ。消したつもりでも、常に火がくすぶってる。

私は何だ。誰かを疑うほど上等じゃないくせに、よりによって親を犯人扱いとは。産んでくれた恩も、親身になってくれた思い出も、今の私には棘でしかない。記憶を掘り起こせば掘り起こすほどに、私の頭に穴が開く。

殺す。もうダメだ。汚すぎて、汚れすぎて、鏡で見た私の顔は真っ黒だった。見れたものじゃない。生者として最低限、呼吸と心拍、ただそれだけ。あとは周りに害を成す負の製造機。

光一くんに送ったかまってちゃんメール、計算づくの見え透いたあざとい辛さを綴ったゴミ。ぜんぶぜんぶ汚い。

汚い汚い汚い汚い汚いきたないきたないきたないきたないきたないきたないきたないきたないきたないきたないころす



12月14日


また気絶しちゃって、殺し損ねた。

それも知ってたくせにやった。

どんどん嫌いになる。なんだこれは。何を出来れば救われるんだろう。

いや、ダメだね。そんな事考えてる時点でダメだ。大罪を犯したゴミみたいな頭は、いくら何をしようと救われるものじゃない。

考えすぎと言えばそれまでかもしれない。でもこれは、私の中では大問題なんだ。

常に大切なものを壊さなきゃ生きれないなら、多分誰も呼吸しない。

私は今それなのだ。

親を殺すよりも心苦しい行為を、ずっとしている。耐えられるわけがない。

お母さんは、私が目覚めた朝の10時ごろには病院にいた。私の手を握ってた。泣きながら、お願いだから死のうとなんてしないで、と言った。

周りには看護師と、お母さんの知り合いがいた。

同じ病室の男の人は私を励ました。

私は、ごめんねお母さん、と言って泣いた。

看護師たちは、もう絶対佳純ちゃんをこんな目に遭わせません、と言った。

お母さんは泣きながら、佳純…と言って私にハグをした。


(以下の文章のみ、消しゴムで消した跡の上に書かれていた。)


いい、お母さんだ。



12月15日


ケータイは、自殺未遂以降電源を切ってある。

光一くんにどんな顔して会えばいいのか、分かんないから。

私はこのまま、草木の一部となる。

ピラミッドの底辺で、上にいる人たちの養分になるために息をする。

ごめんね、光一くん。

佳純は一緒にいる事を諦めて、一人で死ぬ事を選びました。

明日は明日の風が吹くって、追い詰められた最終地点で、ギリギリ踏みとどまる為の最期の足掻きみたいな、そんな思考。私は踏みとどまらずに落ちちゃいました。同じ風がいつも私に向かって吹いてきて、少しずつ肉片が吹き飛んでく。

ごめんね。ごめんなさい、光一くん

ごめんね。わがままで勝手で。ごめんなさい



12月23日


一週間ちょっと前までの日記を見ると、多分私は渡辺佳純を諦めてたんだと…。

今日は生き返った日。大賢者光一くんのザオリクだなぁ。

起きたら光一くんが私のベッドに顔を伏せて寝てた。たくさん泣いた跡もすぐに気付いた。渡辺佳純にとって、こんなに嬉しいサプライズはないよ!死ぬほど嬉しかった。死にたくないと思うほど喜んだ。

光一くんの寝顔を見たら、訳わかんないくらい涙が出た。久しぶりに声を出して泣いた。えづいてもえづいても涙は止まらなくて、しばらくしたらいつのまにか笑顔になってた。

安心してまた眠たくなってきたくらいで、光一くんが起きて、声を聞けて、それでもう全てが救われた気がした。

光一くんが全てだって、すごく遠回しに言ったつもりだったんだけど、どうにも頭の回る彼ピッピなようで、すぐに見抜かれて同棲プロポーズされちゃった!

ほんと、つい昨日まで、カサブタが出来て歩けるようになったら、どうせすぐに剥がされて血を見ると思ってて、退院なんて真っ平御免なイベントだったんだけど。

今日になったら途端に光って、一刻も早く退院したい!早く会いたい!暮らしたい!



12月25日


光一くんと同棲始めました!

クリスマスはお手紙書いたんだけど、光一くん読んだら泣いてたなぁ。かわいかったぁ

シンデレラなケーキ食べてたけど、体に害がないのかとか心配しちゃうあたり、私ってロマンチストじゃないな(笑)

光一くんが寝てる隣でこれを書いてます。すごい幸せ。

私は私の存在を、光一くんの為に擦り減らそう。ただの一ミリも誰にもあげない。

残りカスすらも光一くんに使えるように。

ぜんぶぜんぶ



12月26日


お母さんから電話がきた。

帰ってきなさいって、もう無理だよ。お母さんは悪くないから、わがままな私を許してほしいってゆー最後のお願い。

つらつらと、頭に浮かぶ恨みつらみが、私の心の汚れを思い出させる。光一くんがいなかったら、って考えると、ほんと怖い。渡辺佳純は、きっと死んだままだったと思う。

あぁ、追記。

私はお母さんからの連絡が面倒で、着信拒否にしてたんだけど、夜にメールが送られてきた。


『佳純、辛い思いばかりさせて本当にごめんなさい。お母さんもお父さんも最低だったね。

佳純が出てった事をお父さんに伝えたら、多分もう帰ってこないだろう、本当に酷いことばかりしてしまったと泣いていました。お金の事は心配しないでね。どうにかして頑張るから。明日から、私とお父さんは離婚して同居することにしました。

そっちの方が多くの補助を受けられるからです。佳純の親権は私にあるから、佳純の苗字は旧姓の篠原になったことを伝えておきます。

佳純の保険証は私が持っているので、すでに手続きは済ませてあります。住民登録の方も心配しないでください。

じゃあね、佳純。どうか頑張って生きてね。いつかまた会えることを願っています』


メール見ながら写生したけど、これ本当人ごとみたいだね。

光一くんには、伝えなくてもいいかな。



1月1日


大晦日に光一くんと二人で井の頭公園に行きました!

そこでハオナ君とロロシーちゃんは一緒に生まれて、同じ時間に消えました。

生まれてから消えるまで、ずっと幸せで、羨ましいや。

今は少し日をまたいじゃって、1月2日の午前0時半くらいなんだけど、正月のお昼は大失敗してしまった。

いつもみたいに、早起きでオムツ換えた後に、光一くんのほっぺにスリスリしたり、胸に顔をうずめてたら、光一くん朝勃ちしてた。

興奮しちゃって、騎乗位みたいな体勢で、前後に腰を動かしてた。イッちゃいそうなくらい時間が経ったくらいで光一くんが起きて、拒否られた。

そりゃそうか。そうだよね。気持ち悪いよなー。流石になー。

だってあれじゃぁもう、れいぷと一緒だもんね。

酷いことしちゃった。

最低だなぁ。



1月5日


光一くん昇給!!

思ったけど光一くんなら、就職しないでフリーターでもやっていけそー!

まぁ、保険だとか税金だとか、詳しい社会のあれこれは何にも知らないけどね

病院ではまたお薬もらった。


(グシャグシャと文字の上とその文字が書かれた紙の裏から塗り潰されており、読み取ることは不可能な状態の一文があった。)



1月7日


昨日光一くんの誕生日を聞いた!

レミオロメン光一くん!バレンタイン佳純ちゃん!

やはりと言うには流石に予想の範疇を超えてたけど、運命の二人はそれなりにすごい日に産まれるものだ!


(1月6日の日記と同様、この日も塗り潰されていて読み取れない一文があった。)



1月15日


(黒く塗り潰された読めない部分がページの半分を覆っていた。)


光一くんとゲームした、楽しかったなぁ。

幸せすぎる!ずっと生きてたいって思える!



1月16日


(日付だけ書かれて、丸々一ページ白紙だった。)



1月25日


好きすぎ。光一くん。

怖い。

何言えばいいの。

なんかもう、無理そうだ。

大好きなのに。

来年になったら、笑ってこの日記見れてるかな。

それとも光一くんが見て悲しむのかな。

なんだか、本当に怖い。ずっとずっと。悪寒というか、本当になんだろう。なんか怖い



2月14日


ふぁぁぁ〜!

もう、ああああ

人生で最高峰!最上級、最高級!どんなに上手に言い回そうと、なんとも形容しがたい今まで生きていた中での最頂点!

来年の誕生日も今日くらい幸せなら、私は嬉しすぎて死んじゃうよ!

早く全部元気に治して、光一くんと一つになりたいなあ!光一くんー!

大好きすぎる。一生一緒!

死ぬまで大事にしてやるぞ、このネックレス!

光一くんの全部食べちゃいたいくらい好き。

二人でミキサーに入って、ぐちゃぐちゃに混ざり合いたいなぁ。

誰にも飲ませない二人で出来たジュース!腐って風化して、大きい地球でずっと一緒に空中浮遊なんて、素敵だな

光一くんがくれた手紙は、一生の宝物にする。死んだら棺桶に入れて欲しいな。

大事に大事に保管して、私と同じ時間に死んでほしい。寂しくないように、地獄までの道のりは長いから。それを読んで、頑張って歩けるように。地獄で無残に虐待されても、それを読んで、くじけないように。



2月15日


光一くんは私より早く起きて朝ごはんを作っていた!!!

最近幸せすぎて怖いぞ。これ以上光一くんを好きになったら、寝てる間に色々と食べちゃいそうだ。


ぶっちゃけてしまおう。いつか私がこれを読み返す時に、ドン引きしてたらまともに更生してる証拠だ。もし引いてなかったら、今まで通り、狂った自分の欲のはけ口として、光一くんを使ってる強姦魔である証拠だ。

実は今まで光一くんが寝てる時に、足の角質を歯で噛んで食べたり、髪の毛とか陰毛とか噛みちぎって食べてた。

光一くんがトイレに行ったあと、おしっこが飛び散ってたら指で触って匂いを嗅いで、それから舐めてた。便器を直接舐めたこともある。うんちはさすがにないけどね。

光一くんがお風呂に入る時、脱ぎたてのパンツは少し湿って温かく、隠微な香りがしてたから、こっそり盗ってオナニーしてた。

お風呂の残り湯を飲んだりもした。


やばいですねぇ。

好きすぎるとかじゃ説明しきれないヤバさがあるね。

少しずつ光一くんで体が満たされていく感覚が、とてつもなく興奮してやめられないんです。

言ったら引くかなぁ。引くよなぁ。

とにかく、如何ともしがたい狂った性癖が暴走してしまう前に、手術して光一くんとセックスする!

まったくもう。数ヶ月前の私が見たらビックリするだろうね。

どんだけ生きたいんだよ!って!




(ノートに書かれた日記はここで終わっていたが、ノートと同じサイズのB5のコピー用紙が最期のページに数枚挟まっていた。以下にその内容を記す。)



(1枚目表)


レミオロメンよりもロマンチックな3月9日にしてやるぞ計画!!


私はこれより、極秘ミッションの計画内容を記す。機密情報の為、私以外の閲覧を強く禁ずる。


プランその1

寝ている光一くんの鼻を塞ぎながらキスをして起こすドッキリをした後、「私のこと食べて」と言う。↑もちろん全裸!

それまでに手術を終えること!


エッチの後で、頭のいい光一くんのための謎解き系プレゼントを渡す!

メインのプレゼントはお揃いの指輪か腕時計!←使える予算は全部込み込みで18000円くらい!



謎解き系は暗証番号!相場は決まってる!



(1枚目裏)


マトリョシカ!


(五つの箱が大きい順で並んだ絵がある。)


メッセージは

光一くん!

たんじょうび

おめでとう

で、ブラックライトで照らして見えるやつにして、一番小さい箱の中にプレゼントを入れる!

手紙は手渡し。


↑プラン1で決定!



(2枚目)


光一くんの漫画のキャラ↓


(僕が書いた漫画の主人公の絵が、シャーペンで書かれていた。)


へたっぴ笑

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