ミドルフェイズ:シーン4「入道雲の空の下」
GM:助かるために、生きてこの町を行かねばなりません。あなたは薄れゆく自我をなんとか奮い立たせ、周囲に警戒を張り巡らせました――。
ということで、このシーンは何回かの判定チャレンジとなります
紫步:らじゃー!
GM:安全なルートを通るために、という感じです
ではまず1回目ですが、
・バケモノの目をかいくぐるなら《知覚》難易度7
・乗り捨てられた車や自転車やバイクで一気に突っ切るなら《運転:任意》難易度7
その他、エフェクトの使用などが可能です
「なんかこれできそう?」というのがあればそれでもおっけーです!
紫步:う~ん《縮地》で突っ切れません? 領域を操作してバケモノのいないところに移動みたいな
GM:うおお そうきたか! 採用ー!!! 大丈夫です! かっこいいなぁ
紫步:やったぜ! お姫様抱っこして行きます!
GM:《縮地》ってなんだ、空間と空間を繋げるのかな……
紫步:領域の距離を弄る感じなので多分領域内の空間をくっつける感じかな?
GM:自由に移動するのか、なるほど なら余裕でございますね
紫步:やったぜ
GM:ぜっ 道をふさいでいたら都度領域を繋げては抜けてくんですね うーん素敵
苑芽さんびっくりするかもですが……(
紫步:「ちょっと我慢してね」って言って抱き上げて一瞬の浮遊感とともにシュタッ!
翠瀬苑芽:「わっ、先輩!」とは言いつつも言う通りにしておりましたとも
紫步:とりあえず周囲を確認して大丈夫そうだったら下ろす感じで
GM:んーそうですね、じゃあひとまず抜けられたことにしましょう
が、それでも奴らはどこからでも沸いてきては――害意にまみれて襲い掛かってきます!
紫步:うわ~ん
GM:多分一瞬の気の緩みなどをつかれたのでしょうね……2回目の判定です!
紫步:どんどんぱふぱふ
GM:今度は《回避》難易度8ですー
紫步:行きまーす(ころころ→16)b
GM:余裕でありました 絶対守るウーマンは格が違った 攻撃を避けたり、時にはエフェクトなどで薙ぎ払ったりしたのでしょう
紫步:お姫様抱っこしたまま領域の力で水の膜を作りつつ避けるぜ
GM:最強では?
紫步:後輩のためですから
GM:さすがだ……失敗でダメージが入るところでしたが、難なくクリアですね
紫步:いえ~い
GM:b
さて、ドクン、ドクン、力を振るう度にあなたの心の中の人間が死んでいきます。あなたの心と体が化け物になっていきます。エフェクトを使ったりしてますしね。
紫步:せやな.....
GM:と、そんな時、苑芽さんがそっとあなたの手を握ります。不思議ですね。彼女が握ってくれていると、「人間」としての心に色が灯って、人間として在れる気がします。
化物なのに化物を殺し、人間ではないのに人間と寄り添う、今のあなたは化け物も人間も二重で裏切る存在です……。
翠瀬苑芽:「先輩、どうしましたか?」
GM:そう声をかける苑芽さんの肩越しに、大きな入道雲が見えます。
紫步:「......なんでもないよ。ちょっと急ごうと思っただけだから。大丈夫」自分に言い聞かせるように言います
翠瀬苑芽:「……せんぱい……私に黙って……いなくならないですよね……? ……ごめんなさい、急に」
紫步:「大丈夫だよ。私は苑芽のそばにいるから。ずっと一緒にいるから。....大丈夫」頭をぽんぽんします
翠瀬苑芽:「ありがとうございます……何だか、急に、怖くなって。でも……もし、もし、私が足手まといなら……先輩だけでも、逃げてください。先輩だけでも、生きてください」
紫步:「そんなこと絶対にしないし、そんなこと絶対ない。....一緒に行くんでしょ?」
翠瀬苑芽:「! ……そう、でした。私が言ったのに……弱気になってちゃだめですね」
紫步:「そうそう。...大丈夫、そばにいるから」
翠瀬苑芽:「はい。……行きましょうか」
紫步:そう話しながら向かいます
GM:はーい、ではここでシーンが終わります
紫步:らじゃー
GM:あと少し。もう少しで、この町から出ることができます。そうすれば助かります。きっと、助かります……。
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