第48話 ダニエル ネブカドネザルの夢

 ネブカドネザルの王政第2年、ネブカドネザルは夢を見た。毎晩見てるでしょうが、目覚めの悪い夢。動揺して眠れなくなる。ダニエルと仲間は王宮で仕えるようになって何年も経っていたので、自室でスヤスヤ。


 ネブカドネザルは自分の見た夢の意味を知りたくて、バビロンの魔術師や、呪術者を集める。


 ――誰も解き明かせない。だってネブカドネザルは内容覚えてないんだもの。夢の内容説明されたら、答えられるんですけどねっ。イラッ。

 ネブカドネザルは逆ギレ。バビロンの賢人達をみな滅ぼすよう命令する。刑執行官アルヨクはその事をダニエル達にも告げ、殺そうとする。


 ダニエルはすぐに、解き明かしをするための時間を願い求めた。アルヨク了承する。


 しかし、ダニエル、大丈夫?解き明かしたくても、夢の内容分からないでしょ?逃げなさい、早く。ダニエルは3人の仲間に報告し、天の神に秘密の解き明かしを求めて欲しいと頼む。

 3人の友は自分達の命もかかっているので、必死に祈る。若者達の信仰心を喜んだ神様。その夜にダニエルに夢の秘密を啓示される。

 

 何をかくそう、この夢をネブカドネザルに見させたのは天の、イスラエルの神だ。神はダニエルを用いて、ご自分の考えを伝えたい。そのために啓示された。ダニエルは感謝の祈りを捧げ、天の神をほめたたえる。そうなんです!ダニエルは、いやイスラエル国民は感謝の念が厚いのです。毎日祈りを捧げますが、お願いより、感謝の祈りの方が多い。

 三つ子の魂百までなのです。日本人が仏壇に手を合わせて、ご先祖様に感謝する感じ?


 ダニエルはバビロニア帝国の将来と、先の時代に至る世界情勢について明らかにする準備が整いました。(スケールでっかい夢だな、しかし)


 翌日、ダニエルはアルヨクに近づきこう言う。

「バビロンの賢人達を殺すことはしないでください。私を王の前に連れて行ってください。私がその解き明かしを王に示すためです」ダニエル2:24


 アルヨクは急いでダニエルを王の前に連れて行く。キャァー、ダニエルかっこいい!がんばれー!

 




 

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