第34話 ぺテロの手紙

 ぺテロは西暦62年から64年の間にこの手紙2通を書き終えている。イエスの死から30年は経っているから、じいちゃん?長生きしたね。

 この当時、クリスチャンはキリストの名のゆえに迫害されていました。それで、ポントス、ガラテア、カパドキア、アジア、ビチニアの各地に散っているクリスチャン仲間を強めるために書き送ります。しかも、イエスが予告しています。西暦70年、エルサレムは、古代ローマ軍に滅ぼされると……。救われる為の手紙です。


 まず、イエスの弟子達を「あなた方は、選ばれた種族、王なる祭司、聖なる国民、特別な所有物となる民」と呼び、こう励まします。

「真剣な努力を尽くして、答え応じ、あなた方の信仰に徳を、徳に知識を、知識に自制を、自制に忍耐を、忍耐に敬虔な専心を、敬虔な専心に兄弟の愛情を、兄弟の愛情に愛を加えなさい!」ぺテロも真剣に努力したのね。すごい。


日常生活に関してもこう教えています。

「妻たちよ、自分の夫に服しなさい。夫たちよ、知識に従って弱い器である女性としてこれに誉れを配しなさい」 (女性を100均で買うお茶碗じゃなく、何万円もする器のように扱ってね。妻も夫に敬意を示すと愛されますのよ)

 神様と良い関係を築きたいなら、「舌を制して悪を口にせず、唇を制して欺きを語らぬようにし、悪い事から離れて善い事を行い、平和を求めてそれを追い求めよ」を当てはめてね。

 そしてイエスのように罵られても罵り返したりせず、侮辱されても仕返しをしないように。

 何よりも互いに対して熱烈な愛を抱きなさい。愛は多くの罪を覆うからです。愚痴を言うことなく互いを暖かくもてなしなさい!

 

 ぺテロはいつも暖かくイエスにもてなされ、罪を犯しても愛で深く、広く覆って貰った。そしてイエスに倣って、仲間を愛し、許す人。

 ソウイウモノニワタシモナリタイ 

 

 もし、あの日あの時、イエスに出会わなければ、信仰のうちにメシアだと確信しなければ、クリスチャンと呼ばれる事もなく、一生漁師として全うしたのかな?一期一会に感動。普通の無学な人が、イエスと共にいるだけで、律法教師よりも、神様の知識で満たされた。そして高学歴のパウロとも肩を並べて、クリスチャンの道を確立し、歩み続けた。パウロお疲れ様。


 主の教え 愛みならいて 岩となり 後代に残す その名はぺテロ

 

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