いつもの日常

「はい、会長。お茶です。ちょっと休憩してください、あまり根を詰めると体に毒ですから」


「おっ、ありがと。ホント、陽菜は気が利くな」


「えへへー」


「でもなんかこうしていると、俺たち……夫婦みたいだな」


「ふっ、夫婦!?」


「ハハハ、照れてる陽菜、かわいい」


「あぁーからかわないでくださいぃー……恥ずかしいぃ」


「でもホント感謝してるよ。こうして俺の周りのことサポートしてくれて、とても助かってる」


「そう言ってもらえると、とても光栄です……」


「いやぁー副会長に任命して正解だったね」


「いえいえ、私も会長のお役に立てれば幸いですっ」


「これが落ち着いたら、今度どっか遊びに行こうか!」


「ええ、いいですね! ぜひ行きましょう!」


「たまには遊園地でも行ってみる?」


「ああーいいですねぇー! 遊園地! 私、しばらく行ってないかもしれないです」


「俺も。覚えてる限り、小さい頃だもんなぁー」


「ふふっ、そうですね」


「そのためにも、今日は精一杯頑張ろうな!」


「ええ、陽菜にお任せください!」


「うん、頼むな」


「――なあ、陽菜。キミがいいのなら、いつまでも俺の傍にいて、サポートしてほしいな」


「っ! ハイッ! よろこんで!」

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