第14話 日常編 Nella vita quotidiana 2:本日補給中 Alimentando

「お買物、お買物~」

「何を買うの?」

「今日は結構いろいろね! あなたが居るから、たくさん買えるし」

「分かった。この際一気に補給しとこう」

 お米、お味噌、お肉にお野菜……なるべく保存の効くものを

「そんなに買って大丈夫か?」

「だって何度も来るの面倒じゃない。傷みやすいものから先に消費するから大丈夫よ」

 パン、クッキー、お菓子、お菓子、お菓子~~

「おーぃ、お菓子多すぎないか?」

「だって消費速いでしょ。あなたなんて災害対策の乾パンと氷砂糖食べちゃったし!」

「ゲームが佳境に入ると、なかなか離れられないからなぁ」

「でしょ。簡単に食べられるもの用意しとかないと」

「実戦的ではある」

「あ、そうそう、ゴミ箱買わないと」

「ん、どうして?」

「だって、間に置いておくと包装紙なんかですぐに一杯になるから、しかもあなたは捨てに行かないし」

「いや、それはそうだが」


「さて、補給は終わり。これでしばらく大丈夫でしょ!」

「確かにそうだが、世間との繋がりという面で少し不安にはなる」

「気にしない~、気にしない~っと」

「まぁ、それでも問題なさそうだが」

「マイ・ペース~、マイ・ペース~~~っと」

 二人でコンピュータの前に座る。

「んじゃ、行くかぁ」

「そうね!」

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