<2>
岩室の洞穴は奥行きがあって、雨風をしのぐには充分な密閉空間となっていた。避難するには絶好の環境だ。
母子と旅商人を連れ立って洞穴に踏み入ったミスミは、息をつく間もなく生存のために必要な行動を実践する。サバイバル技能に自信があるわけではないが、最低限の知識は知っているつもりだ。
まず行うべきは、自身の外れた肩の治療――少しでも痛みをやわらげ、不完全であっても左手を使える状態にしたかった。
「ちょっと手伝ってくれ」
心配そうに母親についていた男の子を呼び寄せる。ミスミ以上に良好な状態にあるのは、この男児だけだ。
まだ年端もいかない子供だが、現状においては男の子を頼るしかない。
「おじさん、なに?」
「合図をしたら、左手を思いっきり引っ張ってくれないか。いいか、思いっきりだぞ」
脱臼の仕組みは知っていたが、実際に整復した経験はなかった。肩が外れた経験も、これがはじめてだ。
脱臼はクセになることもあり、本来ならちゃんとした治療を行うべきところだが、いまはそんな贅沢を言っていられる状況ではない。ミスミは覚悟を決めると、岩室の壁を背にして構えた。
「よし、やってくれ」
「うん!」
頼んだとおりに男の子は、左腕を力いっぱい引っ張った。痛覚を直接かきむしられたように、脳天からつま先まで痺れに似た痛みが駆け巡る。
ミスミは歯をくいしばり耐えて、岩肌に肩を押しつける形で強引に戻した。ボコンと体の内側から、大きな音が響く。体外まで届きそうな大音量に感じたが、ミスミの他に反応する者はいなかった。
肩は、とりあえず元の位置に戻る。手も反応するようになった。ジンジンと痺れる痛みは尾を引くが、これもいずれ薄れていくことだろう。
思わずこぼれた涙とよだれを拭い、ミスミは痛む肩を抱えたまま次の行動に移る。ノンキに休んでいられる余裕はなかった。
「どうにかして体を温めないとまずい。このままだと低体温症で死んでしまうぞ」
「火を起こしたら、どうだ」と、震えながら旅商人が言った。
「それができるなら、とっくにやってる。他の方法を考えないと」
「火ならあるぞ。旅人の必需品だ」
旅商人はあっさりと告げて、リュックの外ポケットからヒモで閉じた革布を取り出す。
ヒモを解くと、火打石と火打ち金のセットがあらわれる。幸いなことに、厳重にくるまれていたので湿ってもいない。
「使わせてもらうぞ」
「ああ、早くやってくれ。凍え死にそうだ」
ミスミは火種となる枯れ葉をかきあつめて、火打石と火打ち金を手に持った。都合よく洞穴の奥には渇いた木の枝も落ちていたので、焚き木の心配はない。
鉄片の火打ち金に、火打石を打ち当てて火花を発生させる――原理は単純なもので、経験はなくとも使い方はわかった。だが、いざやってみると、これがなかなかどうして難しい。左手にまだ痛みが残っていることもあって、うまく打ち当てることができないのだ。
焦れば焦るほど、狙いはずれていく。しまいには打ちそこなって、火打ち金を持つ手に激しくぶつけてしまう。
「おじさん、貸して」
見かねた男の子が、半ば奪うように悶絶するミスミから火打石を取りあげた。男の子が数度打ち合わせると、簡単に火花が起こり、枯れ葉に燃えうつった。
その後も火起こしは男の子がテキパキとこなした。慣れた様子で木の枝を組み、焚き火を作り上げる。見事な手際に感心すると同時に、火起こし一つできない情けなさと恥ずかしさできまりが悪い。
だからといって、ここから逃げ出すわけにもいかず、まだやるべきこともあった。
焚き火に集まり暖を取るが、これだけでは足りないのだ。
「濡れた衣服を着たままだと体温を奪われる。脱ごう」
その言葉にもっとも反応したのは、唯一の異性の若い母親だ。ギョッとして、顔を強張らせている。
気持ちは理解できるが、見て見ぬふりをした。緊急時に羞恥心は優先項目から外れる。
「俺は医者だ。生き残りたいなら言うことを聞くんだな」
まず率先してミスミが脱ぐ。注目されているのは気づいていたが、ここでためらっては迷いが伝播する。
肌に絡みつく濡れた衣服を強引に脱いだ。力任せに引っ張りすぎたせいで、襟元が少しやぶけてしまったが、こればかりはしかたない。
裸をさらすのはもちろん恥ずかしかったが、効果を如実に実感する。体温低下に歯止めがかかり、焚き火の温かさが直に伝わる、心地よくさえ感じた。
「おい、脱げば本当に助かるのか?」
「そうじゃない、脱がなきゃ助からないんだ」
旅商人は不服そうに舌打ちを鳴らしたが、案外素直に脱ぎはじめた。足を負傷しているので、下半身の衣類は不本意ながらミスミが手伝ってやった。
ちらりと母子に目を向けると、母親が息子を脱がせている。彼女が自身の服に手をかけると、男のたしなみとして目をそらす。さりげなく旅商人の視線を覆う位置に体をずらすことも忘れない。
衣服を脱ぎさった母親は裸体を隠すためか、正面に息子を抱いた。強く抱きしめすぎたらしく、痛みに顔が歪んでいる。
軽く見たところ体に負傷した形跡は見当たらない。おそらく体内になんらかの傷を負っているのだろう。
「気にくわないと思うが、少し診察させてくれないか。ケガの具合を見ておきたい」
「おい、ちょっと待て!」反発したのは旅商人だ。「そっちより、俺を先に治療しろよ。見ろ、足に木が刺さってんだぞ!」
ミスミは改めて旅商人の右足ふくらはぎに刺さった木片を確認し、鼻のつけ根にしわを寄せる。
「キズは深いが、命に関わるようなものじゃない。場所的に障害が残るような深刻な症状は出ないだろう。あんたは後回しだ」
「そ、そんなこと言わず治してくれよ。これくらい魔法ですぐ治せんだろ」
「悪いな、俺は医術者じゃない、魔法を使えない医者だ。ヤブ医者にできることなんて、せいぜい悪化しないように処置するぐらいだ」
ミスミを医術者と思い込んでいたらしく、旅商人は言葉を失う。
その隙に、戸惑いを浮かべた母親に向き直る。彼女はミスミと目が合うと、露骨に視線を伏せた。医者と言っても証拠があるわけじゃない、裸の人妻が、見ず知らずの男に抵抗を感じるのはしかたないことだった。
「どこらへんが痛むんだ?」
「お腹……胸のちょっと下くらいが、痛みます」
蚊の鳴くような声で、たどたどしく答える。息子は不思議そうな顔で、母を振り返り見ていた。
「肋骨が折れてるのかな。さわって確認したいところだが――いいかい?」
母親は動揺で顔を跳ね上げる。紅潮した頬が、ヒクヒクと痙攣していた。
「――わかりました。どうぞ」
彼女は逡巡した末に、触診に応じてくれる。うさんくさい医者の提案を、迷いながらも信じてくれた。
ミスミは真顔でうなずく。ここでヘタに表情を作ってしまうと、いかがわしい行為と取られそうに思ったからだ。
「では、少しだけ」
母と子の体の隙間に手を滑り込ませて、軽くなでるように這わせていく。
思わずニヤけてしまいそうなボリュームのある乳房の下に手が入り込んだところで、彼女は歯を食いしばって顔を歪めた。
「このあたりが痛む?」
「そ、そうですね。そのあたりが、全体的に……」
指先があばら骨の感触を確認した。骨の形状に異常は感じられない。そうなると、考えられることは一つだ。
「こりゃあ亀裂骨折――ヒビが入ってるな。よかった、複雑骨折というわけではなさそうだ」
「大丈夫ってことですか?」
「まあね、砕けた骨が悪さしているわけじゃない。もちろん安静にしておかなきゃいけないけど、臓器が無事なら死ぬようなことはないさ」
母親は安堵の息をつき、その想いを体現するように息子の頭をやさしくなでた。
ミスミも緊張から解き放たれ、知らず知らずに入っていた肩の力を抜く。
「じゃあ、次はあんたの番だ」
今度こそ旅商人の診察に取りかかる。旅商人は痛みを我慢するために、自主的に脱いだ服を口に含み、噛んで耐え忍ぶ体勢を整えていた。
右足のヒザ下を固く縛りつけてから、ふくらはぎに刺さった木片を抜いていく。木片は壊れた荷台の一部だったようで、歪な形に突起していた。思っていたよりも抜くのに手こずる。
取りこぼしがあっては後々面倒になるので、小さなトゲまで丹念に取り除いた。パックリと裂けた傷口には、旅商人が商品として持参していた反物を包帯代わりに巻くことにする。ひとまず、これで治療は終了だ。
「とにかく雨がやまないことには危険すぎて身動きできない。今日はここで眠って、体力を戻そう。火の番は俺がしておくから、あんたらは休んでくれ」
そう宣言したにも関わらず、ミスミも気づけば眠ってしまっていた。疲労の根は深く、幾分落ち着いたことで一瞬にして意識を奪われたらしい。
ハッとして目を覚まし、慌てて焚き火を確認する。幸いにも火は消えていなかった。どうやら先に目覚めていた男の子が、代わりに焚き木をくべてくれていたようだ。
「火の番をしてくれてたんだな。ありがとう、助かったよ」
男の子は照れくさそうに笑う。よく気のつく、頭のいい子だ。
ミスミも笑顔を返しながら、脱いだ服に手を伸ばす。まだ少し湿った生渇き状態だったが、もう問題はないと判断して袖を通した。ひやりとした冷たい布の感触に、肩がブルッと震えた。
「もう少し火の番を頼む。俺は外の様子を見てくる」
「うん、わかった」
洞穴の入口に移動して、うっすらと白ばみはじめた空を見上げる。雨は降りつづけていたが、若干勢いは弱くなったように思う。
気になったのは時間経過だ――炭焼きの村を出発したのは、確か午後を少しすぎたあたり。地崩れに巻き込まれて洞穴に避難するまで、猛烈な雨と混乱で判然としないがまだ日は高かったような気がする。服の渇き具合から、かなりの時間眠っていたはずだ。そうなると、闇を払う陽射しが届く現在は、おそらく夜をまたいだ翌日の早朝頃ということになる。
「異変に気づいてくれればいいけど……」
本来なら、当にダンジョン街へ到着している時刻だ。まだミスミが戻っていないことが伝われば、タツカワ会長が調査に乗り出してくれるかもしれない。
ミスミは淡い期待を胸に抱く。土地勘のない山を無策で抜け出すよりも、救助を待つほうが助かる確率は高いことだろう。
何はともあれ、いまは確実に生き残るすべを考えなくてはいけない。
ミスミは周囲に目を配り、慎重に状況を見極める。洞穴にいた謎の人影が戻ってくることも考慮しなければならなかった――が、近くに潜んでいたとしても、あいにく直感に乏しいミスミは何も感じることができなかった。
その代わり、馬車の残骸が目に入る。気づかぬうちにまた地崩れが起きたのか、最後に見たときよりも土砂に埋もれていた。
「あっ、そうだ」
ミスミはふと思い立って、降りしきる雨の中、馬車に向かって走り出した。
横倒しとなり埋もれた荷台を覗くと、運よく目的の手提げカバンを見つける。まだ左腕はろくに使いものにならないので、右手だけで苦労してつかみ取る。ついでに荷台に積まれていた木炭も少し拝借して、洞穴に大急ぎで戻った。
濡れた体を乾かすために焚き火に近づくと、男の子だけなく母親と旅商人も目を覚ましていた。
「どこに行ってたんだ?」
「荷物を取りに行ってた。それと、これ――」
ミスミは手にした木炭を、焚き火に置いた。
すると次の瞬間、ものすごい勢いともうもうと黒煙が吹き上がる。湿った木炭を直接火にかけたのはまずかったようだ。
「バカ、何やってんだ!」
慌てて旅商人が木炭をはじき出した。生き残るどころか、危うく一酸化炭素中毒で死ぬところだった。
さすがにバツが悪くて、ミスミは苦渋に満ちた表情で頭をかく。
「申し訳ない。その詫びってわけじゃないが、メシにしよう――」
手提げカバンから、炭焼きの村の老婆からもらった山菜餅の包みを取り出す。雨が染み込んですっかりゆるくなってしまったが、貴重な食糧だ。
旅商人と男の子はノドを鳴らして身を乗り出した。
餅に山菜を練り込んだ村の郷土料理にナイフを入れる。まず三分の一に分けて、その一切れをさらに四等分に切り分けた。一食の量としては、かなり少ない。
「それっぽっちかよ。腹が減って死にそうなんだ、もっとくれよ!」
「いつまでここにいなきゃならないかわからないんだ。できるだけ食料は節約する。文句があるなら食わせないぞ!」
旅商人は口惜しそうに顔を歪めて、舌打ちを鳴らす。不満があっても食料をにぎっているミスミには逆らえない。
それぞれの手に山菜餅が渡ったところで、いざ食事――そのまま食べるのは抵抗感があったので、ミスミは焚き火で焼いてみることにした。
枝に刺して火にかけ、焼き色をつける。濡れて水分量が多いこともあって、少し手間取ったが、焼き上がりは満足のいく見栄えとなった。
息を吹きかけて冷ましてから、歯でこそげるようにして食べる。香ばしい餅と山菜の塩味が、口のなかに広がっていく。空腹だから、味の採点をする余裕はなかったが、とにかく美味しかった。あっという間に自分の分をたいらげる。
「これだけだと、腹が膨れやしない……」と、旅商人がまた不満をもらす。
腹立たしいが、その気持ちは嫌というほど理解できた。ミスミの腹も、まったく満足していない。
しかし、ここであっさり屈するわけにはいかなかった。下っ腹に力を込めて、ぐっと我慢をする。腹の虫を寝かしつけるように、おとなしく時間がすぎていくのをひたすら待った。
――どれくらいたった頃だろうか。手持無沙汰でウロチョロと動き回っていた男の子が、洞穴の入口付近を見て回っていたとき、突然興奮した声を上げる。
「ママ、ママー!」駆け戻ってきた男の子は、手に二本の枝を持っていた。「これ、そこに落ちてた!!」
枝の先には、オレンジ色の果実がなっていた。一本の枝に三つ、もう一本に一つ――都合よく計四つの果物がついている。
「おい、それ食えるんじゃないか!」
喜び勇んで旅商人は勢いよく体を起こし、ケガした足が痛んだらしく顔をしかめて悶える。
「落ちてたって、どこに?」
「入口の近く。大きな木の根っこのとこ」
先ほどミスミが確認したとき、そんなものは見当たらなかった。見落としたのでないなら、その後に置かれたことになる。
食料が手に入ったことは純粋にうれしい。だが、同時に言い知れぬ不安に襲われ、背筋に冷たいものが流れるのを感じた。
もし、これが人為的に送られたとするなら、四つの果実――その人物は、こちらの人数まで認識しているわけだ。ミスミは胸騒ぎにおぼえて、鼻のつけ根にしわを寄せるのだった。
※※※
どうして、あんなことをしてしまったのか――自分でもわからなかった。
山中に実る果実の採取にいそしんでいたとき、ふと脳裏に崖から落ちてきた連中のことがよぎった。関わるつもりはなかったので、彼らのことはなるべく意識しないようにしていたが、何をしていても頭の片隅で存在がちらついていた。
軋む指でつかみ取ったオレンジ色の果実を、じっと見つめる。熟した実の甘い香りが、潰れた鼻腔にもうっすらと届く。
彼らもきっと腹を空かせていることだろう。ロアルには無関係の話だが、少し不憫に思った。
空腹の辛さは、身をもって知っている。
ただれ腫れあがった手を伸ばして、果実のなった枝を折った。枝の先には三つの果実がついている。これでは数が合わないので、もう一枝摘み取り、見つからないように注意深く探りながら洞穴に行った。
入口近くに、果実のついた枝を置いておく。
しばらく身を潜めて様子を見ていると、ふらりとあらわれた子供が果実を発見して、「ママ、ママー!」と叫びながら洞穴の奥に戻っていった。
どうして、こんなことをしたのか自分でもわからない。でも、嫌な気分ではなかった。
男の子の顔は喜びに満ちていた。ロアルが誰かの役に立ったのは、いったいいつぶりだろうか。
父と母と兄と姉と――家族の元で暮らしていたときのことを思い出す。
貧しかったが幸せだった日々には、ロアルの周りにも喜びが確かにあった。突然体が異常をきたし、別の生物に変貌するまでは。
ロアルは醜い化物に変わり果て、虐げられるようになった。その悪意は身内にまで及び、父母は後ろ指差され、姉は婚約者に捨てられた。
めったに感情をあらわにしない兄が、泣きながら「家を出てくれないか」と懇願する姿を、いまもハッキリとおぼえている。
家族に別れを告げて、ひっそりと街を出たロアルであったが、この世界のどこにも受け入れてくれる場所はなかった。人間に遭遇すると恐れられ、そして、攻撃された。
ようやく安住の地と言える、この山にたどり着いたが、村の住人に見つかると、きっとここも追い出されることになる。
そんな綱渡りのような厳しい環境のなかで、ひさしぶりに穏やかな気持ちが胸に宿った。男の子の喜ぶ顔は、傷ついたロアルの心をほんの少し癒やしてくれたのだ。
内に灯った温かいものを、じっくりと噛みしめながら隠れ家に戻る――そのとき、普段では考えられないくらい注意力は散漫になっていた。
ドシンと地に響く衝撃で、ロアルは現実に戻る。
顔を上げた先には、巨体を揺らして近づいてくる怪物の姿があった。山に巣食う“鬼”だ。ギョロリとした一ツ目が、呆然と立ち尽くすロアルに向けられている。
息を飲み、体を硬直させた。恐怖が全身に絡まり、動くことができなかったのだ。
間違いなく殺されると思った。食われると思った。
しかし、鬼はロアルに気づいていながら、そしらぬ顔で素通りしていく。まったく意に介していなかった。
腹が空いていないのか、それとも化物はエサととらえていないのか――理由はわからないが、とにかく助かった。
ロアルはその場にへたり込み、悠々と遠ざかる鬼を見送る。
やがて鬼の巨体は山林に消えるが、その存在を示すように、雨でぬかるんだ地面に大きな足跡が残されていた。
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