第11話 慈悲を乞う奴隷の少女、主人は創意工夫して罰を下す。あと友達が注意にしにきた
奴隷少女「ご主人様お許し下さい!」
華奢な少女の声が、悲痛に響く。
主人「いいや許さんぞこのゴミ奴隷が!」
肥満体の中年は、その光景に怒号を飛ばす。
奴隷少女「どうか、どうかお慈悲を!」
少女の頬は涙で塗れていた。泥で汚れた古いメイド服。
主人「よくも俺が寝ている間に南米コカインマフィア本拠地に放置してくれたな!
しかもご丁寧に俺のことをアメリカの潜入麻薬捜査官だなどと嘘まで流しおって!
なんとか素手で壊滅させられたからいいものの、老師の教えが無ければどうなっていたか。一体お前をどうしてやろう!」
奴隷少女「申し訳ありません御主人様! もう二度といたしませんから!」
主人「やかましいこのゴミ奴隷が! やはり貴様は苦痛で躾てやるしかなようだな! こっちにこい!」
△ △ △
主人「はいこのゴスロリ衣装着て」
奴隷少女「あ、はい」
主人「着たらカメラの前でポーズ取ってね。できるだけかわいいやつ」
奴隷少女「御主人様これは…?」
主人「今からお前をネットアイドルとしてプロデュースしてデビューさせる」
奴隷少女「ええ、私がアイドルに!?」
主人「ああ、ただし男の娘アイドルのキワモノとしてな」
奴隷少女「」
主人「外を出歩いても女装してる男扱いだ! たっぷり反省しろこのゴミ奴隷がああ!!」
△ △ △
奴隷少女「ご主人様お許し下さい!」
華奢な少女の声が、悲痛に響く。
主人「あひいいいいいひゅわあああらめなのおおおお!」
肥満体の中年は、その光景に怒号を飛ばす。
奴隷少女「どうか、どうかお慈悲を!」
少女の頬は涙で塗れていた。泥で汚れた古いメイド服。
主人「あひゆうううあうおかひくなっひゃうううう!!」
奴隷少女「うっかり御主人様のコーヒーに感度三千倍になる媚薬を混ぜてしまいました!
本当に申し訳ありません! もう二度といたしませんから!」
主人「ふんぬあわああいあああひいいい!」
奴隷少女「しかもうっかりタンスを変な所に置いて御主人様の足の小指をぶつけさせてしまいました! どうかお許しください!」
主人「あひゅいああああ!!あひゅいいいい!」
奴隷少女「ええ、! お許しくださるんですが! なんて慈悲深い、ありがとうございます対魔忍様!」
△ △ △
主人「許すわけねぇえだろこのクソバカ奴隷がああ!! だあれが対魔忍だボケナスウウウ!!」
主人「お前にはやはり痛みで覚えさせるしかないようだな! どうだ椅子に縛り付けられる気分は!」
奴隷少女「うぅ、またこのパターン…」
主人「オラァお前もこの媚薬を飲むんだよ! はい水!」
奴隷少女「うぅ…」ゴクリ
奴隷少女「う、か、体が熱く…!」
奴隷少女「息が…呼吸が荒くなって」
奴隷少女「こ、このまま私は……御主人様の慰み物に」
主人「あの」
奴隷少女「地下室で昼も夜も一日中犯され続ける爛れた日々……中年の欲望のはけ口になるだけの一生……」
主人「あのなぁ」
奴隷少女「ああ! もう私は貪られるだけのメス肉!哀れな性奴隷に」
主人「それ、媚薬じゃなくてやずやの黒酢カプセルな」
奴隷少女「」
主人「脅かそうと思ってすり替えたの」
奴隷少女「……こぉのゴミ主人があああ!!」
主人「ええ…」
△ △ △
富豪「君が飼っているあの奴隷なんだがな」
主人「またそれか。どいつもこいつも人の家に口出しするのが好きなもんだ!」
富豪「友人として忠告しておく。君のあの奴隷の扱いは常識的範囲を逸脱している。直したほうがいい」
主人「常識的ぃ? 俺のものをどうこき使おうと誰に迷惑がかかるというんだ!」
富豪「しかしねぇ、いくらなんでもあれは」
主人「労働時間は1日六時間! 昼休みは二時間休憩! 完全週休二日制!」
主人「有給は年三週間! 週二回は寿司を食わせている! 健康診断は年二回! 盆暮れ正月は休み!」
主人「そして週一回のカレーはこの俺のてづくりだ!」
主人「どうだ最低辺のゴミ奴隷に相応しい扱いだろう!」
富豪「うちの所の奴隷がそっちの奴隷の扱いみて待遇上げてくれとうるさい」
主人「知るかそんなこと!」
主人「さあ人の家に口出しするのが好きなのがわかったが、余計なお世話だとっとと帰れ!」
富豪「ふぅ、そうそう一ついっておくがな」
主人「なんだ」
富豪「お前の所の奴隷がこぼしてたぞ。カレーがまずいって」
主人「……あぁのクソ奴隷がああああ!!」
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