第3話 文章読むの嫌いなのに文章力は上がるのか?
【質問3】文章力を上げる為にどんな勉強をしていますか?
■Motokiの回答
文章力を上げる勉強……正直今はしていないですね。
文章を読むのが苦手なので、他の方の文章や本などもたくさんは読んでいません。
けれども今までまったく小説は読んでいないのかと言うと、もちろんそんな事はなく、幾つか読んだ小説の中には『読みやすい文章』というものがありました。
どんな文章を『読みやすい』と感じるかは人それぞれだと思うのですが、私はその文章を「何故読みやすいと感じたのか?」と自分で疑問に思ったんですね。
「どこが読みやすいのか?」「どんな特徴があるのか?」を考えながら『小説』として読むのではなく、『分析』する為に再度読むことにしました。
そう思って読んでみると、不思議な感覚が味わえるんですよ。
『物語』ではなくなって、ただの文字の羅列に感じるんです。そしてその作者の文章の特徴が、浮き彫りになってきます。
その時に私自身が感じた『特徴』は、今でも私が『小説』で文章を書く時の『要』となっています。
ですからもし、『文章力』で悩んでいる方がおられるのなら、自分が『読みやすい』とか『好き』と感じた作家様の小説を、『分析 』するつもりで読んでみてほしいです。
文章が『上手い』『下手』というのは、実際私自身よく判らないのですけれども、自分の『好きな文章がどんなものか』は、自分で判断出来ると思います。
そしてきっと『作家』となれた自分が目指すのは、そんな『文章』だと思うのです。
こう書くと、他の方の文章の『真似になる』と思われるかもしれませんが、意外とそんなことはないのですね。
何故なら、その作家様が『意識して書いた』文章の特徴があるとしても、自分が『読みやすいと感じた』文章の特徴が『一緒』とは限らないからです。
つまり自分が感じた『感覚』の中に、『答え』があるということなんですよね。
そしてもう1つ。これは『勉強』ではないのですが、私がしているのは、自分の書いた文章を『口に出して何度か読んでみる』というものです。
はっきり声に出して読まなくても良いのですが(口の中でぶつぶつでも大丈夫です)、『心の中』で読むのと『口に出して』読むのとでは、文章を読んだ時の『読みやすさ』が違ってきます。これの理由は私には判らないのですけれども、声に出して読んだ時の方が『つっかえる』部分が判りやすいのです。
つっかえる部分というのは、自分が『読み難さ』を感じている箇所となりますから、『手直し』が必要だろう部分、ということになります。
ここでは、自分の『文章を読むのが苦手』という特徴が役に立っていると思っています。
文章を読むのが苦手だからこそ、『読み難い部分』を他の方より見つけやすいんです。
『文章読むのが苦手』な部分も強みになると、自分では思っています。
もし。
小説を書くのが好きなのに『自分には文章力がない』『文章力が他の人より劣っている』と人一倍感じている方がおられるのなら、それが『自分の強みになる』とも感じてほしいなと思います。
と、いうコトで。
文章力を上げる為にしている勉強は『好きな作家の文章を分析する』『声に出して自分の文章を読むようにしている』です。
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