私が亀だったら、堅い甲羅で身を守れるのに

@kame-kame

はじめに

私は自称、辛い人生を歩んできた女です。

辛くて悲しくて、沢山泣いて、

大人になった今でも、時々思い出しては大きな声で泣くような女です。


私の事を話したとき、またはこの小説が読まれたとき、周りの人間や読者は口を揃えてこう言うでしょう。

「もっと辛い思いをしてきた人はいる」

「あなたはまだ幸せな方だ」

「甘えている。」


確かにそうかもしれません。

私より壮絶な人生を歩んできた人は沢山いると思います。そんな人達から見たら私はとても恵まれているのかもしれません。


けれど、人には心の大きさがあって

海のような容量で、全てを収めてしまえる人もいれば

おちょこのように小さくて、何もかもが溢れてしまう人もいる。


顔や体が全員違うように、心の容量は同じではないし、

身体が成長するスピードに個体差があるように、心の成長もそれぞれです。

だから、辛いの基準は全員が同じラインである筈がないんです。



私の心の大きさでは、収めきれなかった。

周りにどんな境遇の人がいたって、私にとっては辛かった。


そんな事考えに思い至ったのは、とても最近のことですが…。




私は承認欲求がとても強く、

私を認めてほしい!という感情が常に渦巻いていました。

いえ、今これを書いているこの瞬間にもそう思っています。


だけど、私も大人になって知識がついて、たくさん考えられるようになって、

私の全てを理解してもらうことは不可能だと気づきました。


歴史の教科書を読んでも当時の人と同じ気持ちにはなれないように、私の自伝を聞いたって無理なんです。


幸せに生きてきた人や、

心の容量が大きい人には特に。



わかってくれる人もいれば、わかってくれない人もいる。

私は今、それを理解しようと頑張っている最中です。


そして、分かってもらえずとも

私の過去を吐き出し昇華して、心に余裕を持つために。


そのツールとして、このサイトに書き込み公開しています。

自分の気持ちを整理して、私と他人の境界線をしっかりつけていくために。




私の辛かった過去は読んでくれた方のうち、ごく一部の人に理解してもらえればいい。


ただ、心の大きさに違いがあることだけは

皆さんに少しだけ考えてみて貰いたい。



思ったことを書き連ねているので、矛盾があったり突拍子もなかったりするかもしれませんが、どうぞ温かい目で読んでいただけたらと思います。
















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