光は透り抜ける時代

光は透り抜ける時代

永遠の命を代償にする

果たして神なのか


紫の灰が舞う霞色の日

手を伸ばしても届かない距離に

出逢うはずの無い雪は散ってゆく


凍えた身にほどとける。

掌にあつさを感じとれる、

届かないこの一閃。


街灯の灯は外套で覆い

陰を乱すその者は闇を脱し

映らない光を求め続ける

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