第5話 スタート
~次の日~
「ふわぁ〜。おはよ、シエル。」
「おはよう美桜。あそぼあそぼー!」
わぁっ!慣れない…慣れないよ…そりゃそうでしょ。愛犬が突然しゃべりだすんだよ?起きたら!急に!おかげで目覚めた…
「シエル、待ってて、ご飯食べてくるから。シエルのも後で準備するから」
「たまごかけご飯おいし〜♪」
「ごちそうさま〜♪」
はぁ〜お腹いっぱい。シエルにもご飯あげないと。
「おすわり!待て!」
「よし!」
おいしそうにドッグフードにありつくシエル、やっぱ可愛いよ〜!
「あら、いつのまにおすわりと待てできるようになったの!?偉いわねー」
「あ、あはははは。シエルは頭良いからね〜。あはは。」
はぁ…頭いいどころじゃないよぉ。だって神様なんだよ!?なーんて言ったら私が変な人って思われるよぉ…
あ、食べ終わってる。はやいなぁ。
「シエル部屋行こ!」
シエルには色々ききたいことがある。たくさん、どころじゃない。ぽんぽんぽんぽん次から次へと疑問が出てくる。
「ねぇ、シエル、いくつかききたいことがあるんだけど」
カーテンに隠れて人の姿になってシエルが可愛いあくびをしながら出てきた。
「ききたいこと?いーよー?じゃあ、これ終わったら琉音呼んで!みんなであそぼー‼︎」
「あ、また1つききたいこと増えた。それからきくね。なんでそんなに琉音のこと好きなの?」
「・・・べ、別になにか大きな理由があるわけじゃ、ないよ??ただ楽しいってだけ、だし…」
なぁんだ、そんな理由か。気になって損した気分。
「じゃあ次ね。その服、どこから来るの???めっちゃ気になってたんだけど!」
「そこ?この神着でしょ?」
「うん、そうそう。だって、犬の時は来てないじゃん!どっから来るのかなぁ〜って、すっごく気になってて」
ほんっっとに気になる、いつもカーテンの裏では何が起きてるの!?
「それはねぇ、こーんな風に、扉を作ってそこから取り出してるんだよ。」
シエルは人差し指で宙に円をかいた。するとそこに何かができた!なに!?これ!
「何!?これ!!すっごーい!」
「ね、ね、そうでしょ?褒めて褒めて〜」
「よしよし〜偉い偉い〜凄い凄い〜大好きだよ〜シエル〜♪」
ガチャ
「みお、なにやってるの?あ、ごめん、勝手に入っちゃった。遊びに来ようと思ってインターホン鳴らそうとしたらちょうどみおママが出てきて、入っていいよっていうからさ。」
めっちゃびっくりしたぁ…急にドア開くんだもの。ってか、琉音に私がシエルに大好きって言ったのきかれた〜オワッタ。
「琉音!遊ぼー!ねっ!ねっ!」
「うん、遊ぼう」
はぁ…幸せだなぁ。時間よ止まれっ!この幸せな時間よ永遠に続いてください!神様!どうか!お願いします!
「なぁに?美桜。あ、言ってなかったけど、僕ね、心の声もきけちゃうんだ!えへ」
あ、神様、ここにいるのか。ってか、心の声きこえるってすごいけどなんか怖い…ま、いっか
神様拾っちゃいました 草薙 飛翔 @kusanagitubasa
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