第2話 出会い

私達は子犬がいた場所に走った。

「よし、ついたぁ…はぁ、はぁ」心配だったから猛ダッシュをし、息切れだ。「みお、速いんだよ…はぁ、はぁ」琉音はそんなこと言ったが、私を越して先についていた。流石だ。大丈夫だよね?まだいるよね?さっきはダンボール箱から顔を出してしたから気づいたが、顔を出していなかったから心配した。「大丈夫、いるよ、寝てるから大きな声ださないでね」琉音がダンボールの中を覗き、小声で言った、私も覗いて、その寝顔の可愛さに思わずおっっっきな声で可愛い!って言うとこだった。「撫でていいかな?いいよね?」撫でたい、撫でたい、撫でたい撫でたい撫でたい‼︎「うん」うわぁ、柔らかい毛。抱きしめたい、ぬいぐるみみたいだ。「うわぁ(≧∇≦)」可愛いなぁ「みおも可愛いなぁ…(小声)」「ん?何か言っt…」「アンッ!」起こしてしまった。だけど怒ってはいなそうだ、むしろ喜んでるみたい、尻尾振ってベロ出して、あぁ、可愛い!そして、それからじゃれたあと、大丈夫そうだったから、琉音と一緒に連れて帰った。

「ねぇー琉音、名前、何にする?」「んー、みおが飼い主なんだから、みおが決めないとでしょ?」んー、何かに名前をつけたことがなかったからものすごく悩んだ、だってこれから一生あの子のことをそのつけた名前で呼ぶことになるんだから。悩んで悩んで悩んだことなんと1時間。1時間の間2人と一匹でずっと部屋で黙っていた。「よし決めた‼︎シエル!ダメ、かな?」「ダメではないと思うけど…かなり悩んだね;」名前の由来は、シエルはどこかは忘れたけど、どこかの国で空という意味だ。今日はすごく天気が良くて、雲ひとつない青空だったから、この名前にしたんだ。「よーし、君は今日からシエルだよ!よろしくねー!」シエルはしっぽを振ってくれた。よろしくね、シエル!

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