神様拾っちゃいました

第1話 捨てられた子犬

「はぁ〜ぁ、疲れた〜。早く帰って漫画よもーっと！」今日は特に何かがあった訳ではないが、私はいつもこんな感じなのだ。いっつも帰ったら漫画、それか、琉音と遊ぶんだ！

「あ！やっぱり、琉音、今日遊ぼーよ！ねっ！」

「ん？もちろん、いいよ。まーたゲームする？僕は別になんでもいいけど？」

やったぁー！これで暇な時間が楽しく過ごせる〜っと♪はぁ…なーんか面白いこと起きないかなぁ〜？

「ん？あっ！みお、あれ！」

ん？なんだろ？

「何ー？なんか珍しい鳥でもいたの？」

んー？あっ！そこには捨てられた子犬がいた。段ボールの中で寝ていていて、とても可愛かった。どうしよう！うちで飼えるかなぁ…でも、このままだとこの子死んじゃうかも…！それはダメだよ！

「どうしよう、琉音…琉音、飼えない？だって、このままだと死んじゃうかもしれないんだよ？」

「ごめん、僕の家、もう一匹いるでしょ？これ以上は無理だよ…」

どうしよう…よし！決めた‼︎何が何でもお母さんを説得し、この子を飼うんだ！だって、可愛いんだもん！

「ねぇーお母さん！いいでしょ？お願い！！」「ねぇー！ねぇーえ！！」

~3時間後~

「わかった、だけど、ちゃんと世話するんだよ？もしお世話ママに任せっきりだったら、あの件、無くしちゃうからね〜」「はーい！やったぁ、！！」あの件とは今度琉音と家族みんなでキャンプに行くことだ。とても楽しみにしているんだぁ♪よーし！琉音に報告しーよおっと！

ピーンポーン

「琉音ー！」「あ、みお、どーだった？」「おっけー貰ったよー！えへへ」「おぉー！じゃあ、拾いに行こうか！」「ゴーッゴーーッ！」